田村セツコのレビュー一覧
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ネタバレおちゃめなふたごシリーズ第3巻。
季節は春から始まる。
新入生は以下5人。
ボビイ…いたずら大好き。ジャネットと気が合う。
カーロッタ…運動神経抜群だが乱暴。サーカス育ち。
プルーデンス…偽善者でずる賢い。貴族と繋がりがある事を誇っている。
パメラ…勉強にしか頭がない。最年少13歳。
サディ…ファッションにしか興味のないアメリカ人。アリスンに大きな影響を与える。
本巻の悪者キャラはプルーデンス。
貴族自慢やお堅い議論ばかりで周りに馴染めない。気弱で友達のいないパメラを取り込み、カーロッタの秘密を暴いて彼女の評判を落とそうと画策するが、逆効果に終わる。
学期末には退学となるが、それまで「周 -
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おちゃめなふたごシリーズ第2巻。
季節は二学期(1巻は一学期?)
新入生として卑怯者のエリカと捻くれ者のマージェリーが登場。この2人のエピソードが2巻のメインかな。
マージェリーにふたご達が一度は与えたチャンスによって改心すると思いきや、エリカから濡れ衣を着せられて皆から再び嫌われてしまう。
このシリーズの世界では、嫌われ者に対しても周囲が一度はチャンスを与えてくれる優しさがある。
1巻のケネディ先生同様、生徒たちの悪戯が繰り広げられる。今回のターゲットは嘆きのマドモアゼル。最後には生徒全員で謝って大団円。
自分が小学生から中学生だった当時は、見た目が不潔とか暗いと言った明確な理由なきイ -
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こんなに肩の力を抜いて生きていけたら、どんなに楽しいだろう。悪口を言われてもけなされても、「たしかにそうですね」とサラッと言える人になる。
目の前の仕事を楽しんで、幸せのかけら探しができる余裕を持つ。
力が入りすぎている時は、あえて無頓着になり、ぼんやりするように意識する。
歌いたくない時こそ歌う。落ち込んでいる時こそ動く。
自分の心を整えて、楽に生きるためのちょっとした工夫がたくさん散りばめられていて、田村さんのお茶目な言葉遣いも相まって、楽しいおしゃべりを聞く感覚で、優しい言葉が体に染み込んでくる。
読んでいるだけで肩の力が抜けてくる、リラックスめきる本でした。 -
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イーニッド(エニド)・ブライトンをあまり読んだことがないので、古本で読んでみた。はじめは、「だわ、なの、のよ」全開の語尾が読みにくく感じたけれど、それ以外はとてもテンポがよくて、するする読めた。
いくつか問題が起きるものの、生徒同士でけんかしながらおさめたり、先生に厳しく叱られながらもちゃんとつぎのチャンスをもらったり、とても良識的で明るいのだった。ふたごは、たしかに意地っぱりだったりけっこうないたずら者だったりもするけれど、ちゃんと思いやりのあるまともな子たちだし、まわりの友人たちも、陰湿ないじめをするような子はいないし。今のスタンダードから見ると、健全すぎるのかもしれないけど、たまにこう