さかもと侑のレビュー一覧

  • 平浦ファミリズム

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    ネタバレ

    すげえ青の匂いがする青春小説
    主人公の価値観が文章に落とし込まれている た、溜まんねえ~~~!!!

    やっぱ怖いスね普通の人間は
    そりゃ~他人と関わろうとしないし、他人からの干渉をつっぱねるようになるし、家族以外の人間を信用しようと思わないよね

    なんでもかんでも一人でやろうとしたら過労でブッ倒れた一ノ瀬(姉)が登場したあたりで「一人で出来ることには限界がある」=「一慶に出来ることも限界がある」と示唆されており、いずれ限界にぶち当たるんだろうな~とワクワクしながら読み進めていた 
    まさかパワー系犯罪の人海戦術で潰されることで限界を覚えるとは思っていませんでしたね

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    2025年08月03日
  • クラスで浮いてる宇良々川さん

    ネタバレ 購入済み

    観測できて理論に裏打ちされた事しか信じられない主人公・ハカセ、そして人間関係的にでは無く物理的に無重力になってしまうヒロイン・宇良々川さん、その他にも現実と乖離した世界で動けてしまう仲間たち。

    鳥人間コンテストで現実的な苦悩を綴るのかと思ったら、この著者の過去作同様になかなかにぶっ飛んだ世界感と描写に置いてけぼりを喰らった感じ…。
    「言葉では表せない真実がある」って感じなのかな~と思いつつ、小説という媒体を否定しているとも取れる難解な進行、でも不思議と腑に落ちるところもある作品でした。

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    2024年12月26日
  • 平浦ファミリズム

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    母を亡くし機能不全した家族が再起する話です
    作者の人生哲学がみっちり詰め込まれています

    神童かつ不良というラノベ主人公のテンプレが主軸に進みます
    厭世な主人公が自己と他人を信じ始めることで話がオチます
    家庭と学校の2つの社会を行き来し、周囲の人間を含めて葛藤を詳らかにしていきます
    どのキャラが吐くセリフも全て哲学的で、すべてにメッセージが込められており無駄がありません
    全ページに哲学的な含蓄に富んでいて、よくできていました

    不登校の妹を通して、家庭と学校を繋ぐ展開の器用さもよくできていました
    不登校の女児を、主人公の通う高校にこっそり連れて行くシーンも、絵になりました

    教師の「良いことを

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    2024年06月02日
  • クラスで浮いてる宇良々川さん

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    物理の知識が出てきて
    ただの恋愛ではなくて
    面白いけど、もうちょっと浮いてることが
    プラスになったストーリーが
    あればもっと
    面白かったし
    登場人物のキャラが強いから
    続きもできたのにな〜

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    2025年04月02日
  • 契約結婚ってありですか 利害一致から始まる恋?

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    親の勧める見合いから逃れるため結婚相談所に駆け込んだ美容師の咲は、目の前の相談員に訴える。
    「美容師の仕事に理解があれば年齢も容姿も問わない。書類上だけでいいからすぐ結婚してくれる人を紹介してほしい」
    「では、私ではどうでしょう」
    こうして、利害一致の契約結婚生活がスタートする。


    結婚相談所の相談員と契約結婚することになった美容師の女性の話。
    頑張り屋でおおらかだけどズボラな咲と真面目で几帳面だけどある種口下手で毒舌な玲司は、お互いのことをほとんど何も知らずに結婚し、同棲することになります。性格も正反対で生活リズムも合いませんが、喧嘩をしても納得するまで話し合いを繰りかえし、やがてそれぞれ

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    2023年02月16日
  • 悪徳領主ルドルフの華麗なる日常1

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    笑える

    めっちゃ笑いました。
    領主側と相手側とで同じ話を繰り返すので、若干煩わしさはあるものの、真逆の反応にいちいち笑ってしまう。

    #笑える

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    2022年01月24日
  • 契約結婚ってありですか2 結婚式は誰のもの?

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    表紙の玲二さんがそんなにイケメン!てかんじじゃなくてちょっと違和感。特に1巻だけど。面白味のない真面目メガネだけど、よく見ると整った顔立ち、くらいな印象が表紙で刷り込まれてしまう。

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    2021年05月24日
  • 契約結婚ってありですか 利害一致から始まる恋?

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    これは、続編を想定していなかったのかな?1冊でとてもまとまっている。主人公咲がなかなかいいやつ。そして玲司のピントのズレたかんじもいい。

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    2021年05月24日
  • 契約結婚ってありですか 利害一致から始まる恋?

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    親の見合い斡旋から逃れるために結婚相談所に言ったら、相談員と契約結婚する事になったお話

    主人公の西依咲は美容師で、両親からは仕事を辞めて地元に帰ってくるように言われ、お見合いをさせられそうになる
    そんなわけで、自分を束縛しない人なら誰でもいいので結婚相談所に飛び込んだが、該当する人はなし
    そこで、結婚相談員の成嶋玲司は上司から自分も結婚するように言われていたため、「私ではいかがでしょう」と提案をし、トントン拍子に契約結婚が成立してしまう
    お互いに利害が一致しているが性格は……

    まぁ、現実にはないわなぁ
    そもそも、結婚相談所に行くのに、ジーンズにTシャツで楳図かずおの「おろち」のプリントがさ

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    2020年07月21日
  • 平浦ファミリズム

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    どこか達観している主人公と家族の話。二部構成になっており、行きつく先が大きく異なる二つの物語ですが、どちらも魅力的です。 ベンチャー企業社長の母親を失った主人公、平浦一慶。高校生ながらろくに学校にも行かず、アプリ開発を続け、家族を養っていました。 そんな中、彼はいじめられていた小学生を助けるも、学校から誤解を受け、退学処分を言い渡されます。学校なんてどうでもいいと思う中、家族、学校について改めて向き合うのです。 普通じゃないと称される人たちと、世間からの目。辛い様々を真っすぐ描いた青春小説です。

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    2018年06月30日
  • クラスで浮いてる宇良々川さん

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    あらすじを読んだ感じでは鳥人間コンテストを題材にした情熱的なヒューマンドラマかと思っていたが(実際にも部分的にその通りではあったが)、思ったよりも重たい内容で、鳥人間コンテストよりも登場人物の過去や現在の葛藤について描かれるシーンの方が圧倒的に多かった。

    読後の感想としては、正直、非常に読みにくかった。ハカセ(主人公)の心の中の描写と夢の中の描写、そして現実がどんどん境目を曖昧にしていき、中盤以降は何がどうなってるのかついていけなかった。またなんらかのメッセージ性はありそうなのに、色んな要素が浮き沈みしすぎてて結局何がテーマだったのかも読み取れなかった。
    全体的に、読者の理解力と想像力が試さ

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    2025年03月27日
  • 平浦ファミリズム

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    ライトノベルっぽくない物語でした。

    物語自体は過去のトラウマから家族しか信じることのできない達観した主人公がラストに近づくに連れ
    て葛藤の中他人を認めていく感じのストーリー。

    キャラクター一人一人に個性があって凡人のいない世界線でちょっと持つもの悩みみたいなのを感じた。

    家族愛に溢れていて温かい素敵な作品でした。

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    2024年01月25日
  • 平浦ファミリズム

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    1巻完結。
    使い古された逆選民思想を持つテンプレートの孤高厨ヒーローが心地好いシナリオで平均点を貰う話。ライトノベルにしては挿し絵(各章の扉絵はある)やサービスシーンが無いんでラノベ視線で読まれるのは嫌だったんだろうね。
    日本人形Jkと金髪JKは良いね。あのアイテムには驚いたよ。

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    2023年10月29日
  • 契約結婚ってありですか2 結婚式は誰のもの?

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    契約結婚をした2人がきちんと想いを通わせるのに、家族への挨拶・結婚式の話をきっかけに、言葉にしないですれ違うように。それが解決してその後のエンディングは、若干パワープレイというか強引な感じがしないでもなかったけど、すれ違った2人がきちんと話をして、絆を深めていく様子はすごくあたたかかった。言葉にして思いを擦り合わせるって大切だなぁと改めて思った。

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    2021年09月27日
  • 契約結婚ってありですか 利害一致から始まる恋?

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    帰りたくない地元に戻ってこい・見合いしろという両親を振り切るために、書類上だけでもいいからと結婚相手を探すべく結婚相談所へ駆け込む美容師の咲。目の前の相談員玲司が、正論な毒舌を一通り飛ばした後に放つ「私と結婚するーーというのはいかがでしょうか?」の一言と、そこから結婚までの鮮やかすぎるスムーズな流れが楽しい。契約結婚モノではお約束のような設定や展開だけど、咲に対する玲司のツッコミ・玲司に対する咲のツッコミが清々しいほどで爽快感さえあったり、愛情が全くないところから、一緒に暮らすうちに少しずつお互いのことが分かっていって惹かれていく少しずつの過程があたたかかくて微笑ましかったりする。

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    2021年09月24日
  • 平浦ファミリズム

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    私はこの本で神格化されてる母親さんに対して、否定的な感想を持ってしまった。
    リスクを呑み込んだ挑戦の果てが、家族を危機に追い込むことだなんて何とも馬鹿らしい。

    白けた目を向けてしまう私も、この主人公のようにひねくれているのかもしれない。

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    2019年08月08日