「環世界」という言葉に既視感があり、手にとった一冊。
この言葉に初めて遭遇したのは、『目の見えない人は世界をどう見ているのか (光文社新書)』 という本を読んだときだったかと思います。
環世界は、人間だけでなく、他の生物も当たり前のように持っています。
人間の視点、ハエの視点など、様々な感覚知
...続きを読むについて、端的にわかりやすく書かれているこの本は、確かに一部古い学説が掲載されておりますが、それでもワクワクさせられる一冊でした。
自分の見えている世界が全てではない、ということに気づいた後の、もう一歩の好奇心を、満足させてくれる、軽やかな読み応えのある一冊でした。
今年も読書の秋がやってきました。
今年は、古典に触れてみようかと思います。