滝沢志郎のレビュー一覧
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これは良作!
明治乙女、高等師範学校の生徒たちと、彼女らを支える大人たち、そして時代の中で悲しい思いをして生きた人たちの話。
ミステリーやサスペンスの要素もあり、楽しめた。
登場する女生徒達が賢く爽やかで、元気をもらえる。
明治といえば、まだ女性の権利などなく、馬鹿にされていた時代。高等教育を受ける女生徒には世間も冷たい。
そんな中で学問をして、身を修め、生き方に悩む女生徒達が健気で、心から応援したくなった。
そんな女生徒に、当たり前のようにセクハラ行為をして、女性に人間性を認めない古い頭のおっさん達の醜いこと! あんたらクソだよ。
時代がら、多様性とは程遠い。
閉鎖的な意識の人たちから、 -
Posted by ブクログ
ネタバレこの小説すごく好き。
私自身わかりやすい文章を書きたい派なので勉強になるし、そのうえ面白いって有難すぎる。
つかみも上手いんだよなあ。
第一話冒頭で長々と書かれた鉄道運行状況が登場するのだけど、これをたった数行にリライトする手腕がお見事。
思わず「分かりやすっ!」って声が出た。
特に『JRはあきらめて!』は秀逸すぎる。
その文章を読む人間が何の情報を欲しているのか。
そこまで考えなければわかりやすい文章なんて書けないんだなと。
ゴミの分別のチラシ、救護マニュアル、ベビーカーのトリセツ、トイドローンの操作方法。
ちゃんと読んだ事なかったけど、今度じっくり見てみようかな。 -
Posted by ブクログ
テクニカルライター?ってどんな仕事?と思って読んでたら、なるほど。マニュアルを作る仕事なのね。
確かに世の中のしマニュアルは読む気がしないのが多い。主人公の咲良も自宅マンションの管理人の張り紙に気づかなかったエピソードで、その要因の一つにめんどくさいというのがあった。本当にその通りだと思う。
また、咲良が電車の案内について解りにくさに辟易している時、凄腕テクニカルライターの浅倉がバッサリと案内文を添削。単純明快、一目瞭然に。
結局は言いたい事を言うんじゃなく、伝えたい事を伝えるという事が大事なんだなぁと。
読み物として非常に面白かったが、AEDの使い方も覚えるという事ができて一石二鳥だ -
Posted by ブクログ
第7回ほんま大賞受賞作品です。
大人買いのうちの1冊だったので、ゆっくり読みました。
現代も生理用品等など、色々な想いで開発に携わっている方々がいるかと思うと頭が下がります。
女性を穢れとする考えの世の中
武士道 身分
父と娘 仲間
色々な立場で色々な想い
考えることができたなと思います。
題材が題材なだけに手にとるのを憚れる方もいらっしゃるかもですが、読みやすいと思いました。
最近、生理痛体験といったものができる機会があるようです。
性別や年齢色々な違いに関係なく、お互いがお互いを尊重できる世の中になっていったら、いいなぁ~なんて思ったり。
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Posted by ブクログ
登場人物がなんとも魅力的だった。その後のことが書かれているのもいい。
人々に非難されながらも、当たり前とされてきたことを打ち崩してきた人たちがいたからこそ、少しずつ社会が暮らしやすくなってきたのだと実感した。穢れについては考えさせられることが多い。海外では、いまだにこのような風習が残っているところがあると聞く。少しでも状況が変わってほしい。
よくSNSで、女性は〜だから男性は〜だからとお互いを決めつけて、対立しているのを見かけることがある。女性はこのお話で出てきたように、月経や女性としての生き方に悩み、男性は女性よりも優れた体力や筋力を持つゆえに、責任感が大きい仕事を任されたりすることがあ