滝沢志郎のレビュー一覧
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これは良作!
明治乙女、高等師範学校の生徒たちと、彼女らを支える大人たち、そして時代の中で悲しい思いをして生きた人たちの話。
ミステリーやサスペンスの要素もあり、楽しめた。
登場する女生徒達が賢く爽やかで、元気をもらえる。
明治といえば、まだ女性の権利などなく、馬鹿にされていた時代。高等教育を受ける女生徒には世間も冷たい。
そんな中で学問をして、身を修め、生き方に悩む女生徒達が健気で、心から応援したくなった。
そんな女生徒に、当たり前のようにセクハラ行為をして、女性に人間性を認めない古い頭のおっさん達の醜いこと! あんたらクソだよ。
時代がら、多様性とは程遠い。
閉鎖的な意識の人たちから、 -
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これは、確実にドラマ化される予感!
「テクニカルライター」というお仕事を初めて知りました。取扱説明書を作るお仕事です。
確かに、分かりにくい文章というのは日々目にします。私が特に分かりにくいと思っているのは回覧板で回ってくる町会長の文章(^_^;)最近、町会長が替わったのですが、やる気満々のようで色々な改革をしてくれるのです。それはありがたいのだけど、文章が長くて途中で飽きてきてしまい最後まで読んだためしがない(´Д`)
人に読んでもえる文章、要点を押さえた文章ってこういうことなんだなと、とても勉強になる1冊でした。
そして、お仕事小説って好きだな。お仕事ドラマも面白いよな。
本書も爽やかなお -
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アルバイト駅員だった石川咲良とテクニカルライターの浅倉響が出会い、
響の姿に衝撃を受けた咲良が、
テクニカルライターを目指し成長していく物語。
テクニカルライター。
このお仕事をこの本で初めて知った。
簡単に言うと、色々な製品や業務内容のマニュアルなど、
技術的に難しい情報をわかりやすく作ってまとめる人。
しかし、ただ単にマニュアル作りをするのではなく、
いかに正確にわかりやすく伝えるか。
それにはまず自分たちがその製品について
しっかり理解することから始まり、
どの層に向けて発信するのか、
どんな表現なら伝わるかなど試行錯誤考え、形作っていく。
その過程が読んでいて、と -
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序章を読んで、毎日モヤモヤしている貼り紙を愚痴りたくなった。
うちの職場のエアコンの貼り紙。
「26度以下に下げないこと!」
本部の社員が貼っていったもの。どうしてそうなる!?しかもラミネートされている。
これを見た従業員の対応は3種類。
27度にする人。
26度にする人。
貼り紙は無視で25度にする人。
Geminiとgrokに何度がokなのか聞いてみたら、2人とも26度はokと言う。「26度以下」 に26度も含まれるから駄目では、と追及すると、2人とも間違っていたと訂正してくる。27度が最低温度ですと。AIにも難しい文章!
こういう貼り紙は、するなじゃなくてしろって言ってほしい。
「2 -
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第7回ほんま大賞受賞作品です。
大人買いのうちの1冊だったので、ゆっくり読みました。
現代も生理用品等など、色々な想いで開発に携わっている方々がいるかと思うと頭が下がります。
女性を穢れとする考えの世の中
武士道 身分
父と娘 仲間
色々な立場で色々な想い
考えることができたなと思います。
題材が題材なだけに手にとるのを憚れる方もいらっしゃるかもですが、読みやすいと思いました。
最近、生理痛体験といったものができる機会があるようです。
性別や年齢色々な違いに関係なく、お互いがお互いを尊重できる世の中になっていったら、いいなぁ~なんて思ったり。
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登場人物がなんとも魅力的だった。その後のことが書かれているのもいい。
人々に非難されながらも、当たり前とされてきたことを打ち崩してきた人たちがいたからこそ、少しずつ社会が暮らしやすくなってきたのだと実感した。穢れについては考えさせられることが多い。海外では、いまだにこのような風習が残っているところがあると聞く。少しでも状況が変わってほしい。
よくSNSで、女性は〜だから男性は〜だからとお互いを決めつけて、対立しているのを見かけることがある。女性はこのお話で出てきたように、月経や女性としての生き方に悩み、男性は女性よりも優れた体力や筋力を持つゆえに、責任感が大きい仕事を任されたりすることがあ -
購入済み
赤穂浪士の討ち入りの話です。
当然、書かれている内容は、赤穂浪士の吉良邸討ち入りの話ですので、大きな流れは皆さん知っておられるとおりです。大石内蔵助のようなリーダーの話ではなく、武林唯七という赤穂一の粗忽者を主人公とした話です。
筋が解っていても、しっかりと読ませる時代小説です。 -
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発起人は商人、発案者は女医、制作者が武士という幼馴染三人で千年の禁忌に挑む。
月経という分かりやすいワードに読み始めたけれど、その実は奈良時代以前は穢れとされていなかったモノ、つまりは女性そのものの地位向上と周知に、男の象徴でもある武士を真正面からぶつけ、取り込み、当然とされている世間と世論へ疑問を持つことを投げかけている作品。
女の敵は女と女性読者は共感するし、そんな女性たちを知るために、男性読者にも読まれて欲しい本。
時代小説にありがちな小難しい蘊蓄はなく、心情と会話主体で読みやすい。
ラストどうなるのかと思ったけど、そう来たかー、そうなるよなーと納得の結末。
血盆経や荻野吟子さん