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敏腕新聞記者と愛嬌たっぷりの“相棒”が、幕末から明治にまたがる謎を追う!
『明治乙女物語』で松本清張賞を受賞した著者の受賞第一作
明治維新前夜――。
妻、幼子とともに馬車に乗っていた一人の英国商人が、横浜で三人の侍に斬殺される事件が起きた。
三人は「攘夷なり!」と叫ぶや逃走し、その行方は杳として知れなかった。
17年後、銀座で一人の馭者が、何者かに狙撃され死亡した。
彼はこときれる前、「青い眼の幼子……」とのみ言葉を発したという。その意味するところは何か?
開化日報記者の片桐は14歳の探訪員見習い“直太郎”とともに、幕末から明治にまたがる謎を追う。
やがて明らかとなる驚くべき事実とは!?
松本清張賞受賞第一作の本格歴史ミステリー
Posted by ブクログ 2019年02月20日
それほど期待せずに読んだが、意外と面白かった。
幕末の横浜、期せずして異国の商人を斬ってしまった浪人三人組。事件は未解決のまま明治16年の本編へ突入。
鉄道馬車の馭者が何者かに撃たれ殺される事件が発生。新聞記者の片桐と情報屋見習いの直、そして後の大山捨松が事件の真相に挑む。
分かりやすい構図かと思っ...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年11月11日
大政奉還前年、開港地横浜の夜道で外国人居留地に住む英国商人が3人連れの武士に殺害された。犯人は闇に紛れ、ついに捕らわれることがなかった。
17年後、明治16年の初夏、銀座煉瓦街で鉄道馬車の馭者が狙撃され、「青い目の子・・・」という言葉を残して逝った。
開化日報社の敏腕記者・片桐と記者志望の幼い相棒・...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年01月10日
明治時代、銀座の鉄道馬車の馭者狙撃をきっかけに、新聞記者たちが維新前夜の殺人事件の謎を追う。
混沌とした幕末や明治の新しい時代への期待感などの雰囲気がいいし、事件を追う三人のキャラも好感が持てる。事実が次々と明らかになってくる終盤はミステリとしてはスムーズすぎる気がするが、希望が持てる結末でよかった...続きを読む
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