明治乙女物語

明治乙女物語

小説・文芸
866円 (税込)

4pt

選考会で圧倒的支持! 松本清張賞受賞作

西欧化の波が押し寄せる鹿鳴館時代。女高師で学ぶ咲と夏は、学校生活を謳歌していた。ある日、森有礼主催の華やかな舞踏会に出席した二人は爆発事件に遭遇。それは、明治を揺るがす事件の幕開けだった――。東京、横浜、下田を舞台に繰り広げられる青春ミステリー。選考委員の圧倒的支持を得た松本清張賞受賞作。解説・中島京子

*この文庫は、2017年7月刊行の単行本を底本にしています

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    文藝春秋
  • 掲載誌・レーベル
    :
    文春文庫
  • タイトル
    :
    明治乙女物語
  • タイトルID
    :
    621312
  • ページ数
    :
    368ページ
  • 電子版発売日
    :
    2019年06月06日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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明治乙女物語 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    会津の英雄、山川浩さんも姉の二葉さんも麗しき捨松さんもカッコイイ…
    明治の少女たちが必死で生きて、世の中に抗っていく姿に感動。

    0
    2022年04月14日

    Posted by ブクログ

    これは良作!
    明治乙女、高等師範学校の生徒たちと、彼女らを支える大人たち、そして時代の中で悲しい思いをして生きた人たちの話。
    ミステリーやサスペンスの要素もあり、楽しめた。
    登場する女生徒達が賢く爽やかで、元気をもらえる。

    明治といえば、まだ女性の権利などなく、馬鹿にされていた時代。高等教育を受ける女生徒には世間も冷たい。
    そんな中で学問をして、身を修め、生き方に悩む女生徒達が健気で、心から応援したくなった。

    そんな女生徒に、当たり前のようにセクハラ行為をして、女性に人間性を認めない古い頭のおっさん達の醜いこと! あんたらクソだよ。
    時代がら、多様性とは程遠い。
    閉鎖的な意識の人たちから、境界に生きる人達への差別的な言動ときたら、まったくとんでもない。が、これが悲しいかな、明治のころから令和の今でも通底する。

    健気な女生徒達の賢さ爽やかさはとても快い。時代物ではあるものの、登場人物たちが被る理不尽さは、令和の人でも共感できて楽しめる作品だと思う。

    戊辰戦争の敗者である旧会津藩出身者が、とても良い。凄惨な籠城戦を生き抜いた山川家の人々の言動には凄みがあり、どこまでもかっこいい。
    藤田警部……。知る人ぞ知るあのお方。

    幕末の会津や新選組が好きな人なら、二重に楽しめること請け合いの、おすすめ作品。

    0
    2020年09月08日

    Posted by ブクログ

    あらすじも何も見ずにただただジャケ買いした本作。すごい!想像していた以上に硬派。全ての「乙女」に薦めたい。

    0
    2019年07月16日

    Posted by ブクログ

    文明開化して間もない、明治時代の女学生達の青春とミステリー。
    横浜生まれの野原咲は、女高師の舞踏会で爆弾事件に遭遇したことに端を発し、事件に巻き込まれていくのだが……。
    ミステリとしては薄味だが、時代や世間に負けまいと踏ん張る女性達は力強い。

    0
    2021年08月25日

    Posted by ブクログ

    明治という欧米化が進んでいく時代。
    鹿鳴館、舞踏会、女子教育、洋装、、、
    そんな時代を舞台にした小説でした。

    教師になることを志す女学生が、テロ事件に巻き込まれていくストーリー。
    フィクションですが、主人公の咲と夏にはモデルとなった人物がいるようです。また、伊藤博文や大山捨松など実在した人物も出てきます。

    明治時代になって暗殺された人達って実際けっこういるもんね。時代が変わるときは色んな人色んな想いがぶつかり合うんだろうね。
    そんな人の想いをテーマにした小説だなと感じました。

    0
    2020年08月17日

    Posted by ブクログ

    つい先ごろ、『先生と僕』のところで、ミステリーは嫌い、人の死ぬのは怖くて読めない、と言った舌の根も乾かぬうちに、読んだ本書は、…ミステリーだった。
    いや、時代小説だと思ったんだもん。

    とは言え、わりとさわやかな読後感だった。
    女子高等師範学校の生徒たちも、人力車夫の久蔵も、みな懸命に生きている感じがするからだろうか。

    森有礼の存在感が大きい。
    これまであまりいい印象がなかった人だった。
    留学経験があって、物腰が洗練されている上に、弁舌が巧みで、伊藤博文とも渡り合い、豪胆な一面もあった。
    これがこの本での有礼像だ。

    有礼が明治の光の部分だとすれば、久蔵は闇の部分を体現する。
    「らしゃめん」といわれた女性とか、混血児に対する差別は話には聞いていたが、いままでピンとこなかった。
    が、本書の描写で、少し感覚的に分かった気がする。
    そしてそういう視線にさらされた人のつらさが、少し感じられた気がする。

    0
    2020年06月07日

    Posted by ブクログ

    第24回松本清張賞を受賞した滝沢志郎が2017年に発表した作品の文庫版。欧化主義が広まった鹿鳴館時代を舞台に御茶ノ水の高等師範学校女子部に通う女学生 夏と咲の2人を中心に、明治政府を揺るがす大事件に立ち向かう青春ミステリです。事件の真相を追いかけるのも本筋ですが、もっと大きな時代の波へと立ち向かった当時の女性たちに敬意を。本作は虚構と現実が非常にうまく組み合わさり説得力があります。ところで、作者さんもモデルにしましたって明言しているので、本作を「しましまコンビ」で映像化してみて欲しい。

    0
    2020年03月25日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ここにいる少女も女性も、令和という新しい元号に変わって変わらない私たち女性と同じだ。
    学問に秀でること、美しくあること、変えることの出来ない生まれ、性別。
    恵まれた環境にいるはずの彼女たちが、コンパニオンのように鹿鳴館に呼びつけられて、あろうことか総理大臣の伊藤博文にセクハラをされる理不尽。
    それなのに、自分に隙があったと、己を責め、男に生まれたかったと嘆く女性。
    上質なミステリーであると同時に鏡写しのように現代も写し出しているこの作品。
    素晴らしい一作です。

    0
    2019年06月07日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    明治21年の女高師(現・お茶の水女子大学)の女学生を中心に、爆裂弾事件の真相を追うミステリー。
    ミステリーとしての出来は単純で、謎解きの楽しみはそれほどでもないが、歴史小説としては素晴らしい。
    特に情景描写が上手いのか、当時の情景が浮かんでくるような、自分が明治の街を闊歩しているような気分になった。

    また、森有礼、大山捨松をはじめ、歴史上の有名な人物も多数登場するのが楽しい。
    主人公の二人にもモデルがいるとのことで、駒井夏のモデルはラストで安井てつだと分ったが、野原咲のモデルが誰か分からず、調べたら野口幽香という人物らしい。
    野口幽香、全く知らなかった。。。

    そして何と言っても藤田五郎!
    明治で藤田で警察官といえば!
    元・新選組三番隊長、斎藤一!である。
    この人も最後まで名字しか出なかったが、登場時からもしや?と思っており、終盤で事件の黒幕と対峙するシーンで確信した。
    明治維新を生き抜いた元・新選組隊長に、そこらの旗本のボンボン崩れが敵うはずもなく……。
    晩年は、女子高等師範学校の庶務兼会計係になったきっかけが、こんなところにあったとはw

    0
    2024年03月07日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    時代の狭間で、自分の足で立ち始めた乙女たちの物語。そして、時代の狭間に生まれその大波に翻弄されてしまった者たちの物語。
    何かあるとすぐバットを振り回す咲ちゃんが可愛かった。久蔵さんには本当に幸せになって欲しかった。つらすぎ。あと最初話のわかるやつかと思った森有礼が、国家の未来を見据える代わりに、激動の時代に翻弄される、小さき者たちへの視線に欠けていたことにガッカリだった。

    個人的に会津藩には思い入れがあるのでフタ婆、藤田警部、桂あたりの葛藤に涙。

    時々時系列と、あえて隠そうとする風景を描写する書き方のせいでよく分からなくなったとこもあるけど、全体的に好感触でした。

    0
    2021年10月14日

明治乙女物語 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    文藝春秋
  • 掲載誌・レーベル
    :
    文春文庫
  • タイトル
    :
    明治乙女物語
  • タイトルID
    :
    621312
  • ページ数
    :
    368ページ
  • 電子版発売日
    :
    2019年06月06日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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