滝沢志郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレビジネス本としてもとても面白かった。
主人公の咲良のヘタレポンコツ具合には少々ムカついたけど、自分にも咲良のヘタレ要素は少なからずあるわけで、同族嫌悪的なムカつきなのかな。
人と話す時、プレゼンでも、会議でも、教育でも、上手に説明しないといけない場面は日常に溢れている。
そんな「説明」において、どうやって相手にわかりやすく伝えれば良いのかが、「テクニカルライター」を通して、具体的に見ることができた。
「テクニカルライター」とは、主に企業やメーカーが出している「取扱説明書」や「チラシ」など、何かを伝えたいけども、ギチギチの形式ばって分かりづらい文章を、読み手の立場に立って、要点を分かりや -
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「テクニカルライター」として、一から仕事を覚えていく咲良の話。
テクニカルライターという仕事があること自体知らなかったが、読み手を意識して、わかりやすい文章を作っていく仕事の素晴らしさを感じた。読んでいるうちに、いつの間にか「私も上手に説明したい!」と思うようになっていた。
仕事で実際にメールを書くとき、「〇〇について」「〇〇の件」としていたけれど、これも少し変えてみたいなと、ちょっと考えるようになった。
主人公の咲良が新しい職場で仕事に意欲を持って打ち込み、向上心を持って取り組んでいく姿には、自然と応援したくなる。
そして、読んでいる自分も「自分もちょっと頑張ってみようかな」と前向き -
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江戸時代という男社会の中で、女性の生理用品の開発に命を懸けた主人公・鞘音の奮闘に深く感動しました。
当時「穢れ」と忌み嫌われ、誰も顧みなかった女性の苦痛に光を当てた鞘音の道は、過酷そのものです。侍としての立場や世間の偏見、失敗の連続という逆境に晒されながらも、彼は洗って何度も使える木綿の工夫や吸収材の開発に愚直に向き合い続けます。周りから冷笑を浴びても「名もなき者の痛みを救う」という信念を曲げず、泥まみれになりながら前へ進む彼の姿は、まさに暗闇の中で静かに咲く月下美人のような美しさと力強さを持っています。
時代の常識に抗い、理不尽に立ち向かい続けた鞘音の覚悟は、侍の「強さ」とは誰かを倒すこ -
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ネタバレいや、素晴らしい。おもしろかった。小説としてもさることながら文書を作成するという社会人にとって必須とも言うべき仕事の指針にもなり得る単なるお仕事小説以上の価値を持った作品だと思います。
登場人物もみんな愛嬌があって親しみが持てるし、自分もこんな会社で働きたいなーと思わせてくれるのもGood! こんな会社が本当に存在するのかどうかということには目を瞑っておくとして、そういう夢を見させてくれるところがいいんですよ。ちょっと泣きたくなるけど。
子どものときゲームの説明書を穴が開くほど読んだことを思い出したよ。最近のゲームはゲーム内のチュートリアルが充実しててそもそも説明書なんてほぼなくなってしま -
Posted by ブクログ
働きたくなる、お仕事系小説!
“テクニカルライター“という聞き慣れない仕事。
『説明』を「いかに伝わりやすくするか?」を考えて、
形にするお仕事のようです。
本作の主人公は、
商品の説明書を作る会社に
見習いで入社してするのですが、
そこの上司や他者の面々がひじょーに個性的。
そんな周囲の皆さんに揉まれながら
素敵に成長していくのが、
お仕事小説の鉄板ストーリーになってて
安心しながら読みつつ、感動することもできました。
最後のプレゼンの場面での、
『開発者の思いを取り入れる』というくだり。
すっごいよかった!
そして敗れた他社の都さんの悔しさの描写もいいなー。
この作品が扱う“説明“は -
Posted by ブクログ
兄夫妻の忘れ形見である姪と暮らす武士が女性の月経の処置に使われるアイテムを幼馴染の紙問屋の息子と女の町医者と3人で作り、江戸で売り出していくという時代医療小説
これは著者である滝沢志郎氏が実際に自分でナプキンをあてて1日を過ごしてみたというTwitterの投稿が話題になってことがきっかけで知った本だった
男性が下衆な視線ではなく、女性の月経に興味を持つこと、それを掘り下げて小説にすることというのは私の記憶にある限りだとない
作中では主人公の鞘音が男性である限り女性と同じ気持ちは味わえないとしながらも、それでも毎月のしんどさや状況を知ることはできるとシンパシーではなくエンパシーで取り組む姿が印象