縣秀彦のレビュー一覧
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・ニールさんは、我が我が精神の真逆の持ち主で、ただ好きなことを追い求めているといつの間にかファーストマンになっていた、
という印象を受けました。
名が広がるのは1人でも、その裏や周りには数えきれない人々の仕事がある、そのことをご本人がよくわかっておられたということが印象的でした。
・伝記あるあるなのかもしれませんが、偉人の「妻」美女がちと今回も感じました。
偉人が偉人となる道のりで、子を産み、育て、偉人が世界から注目される中で、「妻」は喜怒哀楽を共にしたり、家族を支えたりという裏方に徹するといった生き方で描かれるように思います。
それが史実に近いのかもしれませんが、今回のジャネットさんは大卒 -
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ネタバレ冬の夜空を彩る人気星座「オリオン座」。その中でもひときわ目立つ1等星「ベテルギウス」は太陽の1000倍の直径を持つ巨大な恒星だが、星としての寿命を迎えた「赤色超巨星」という状態になっており、すでに「超新星爆発」を起こしている可能性もある。地球から約640光年という、宇宙の中では近い位置にあり、640年前に爆発していれば、今この瞬間にも爆発の様子が見られる可能性があるのだ。ベテルギウスが爆発すると、満月の100倍のまぶしさで輝き、昼間でも肉眼ではっきり確認できる。この状態が3か月ほど続き、その後は次第に暗くなっていき、4年後には肉眼では見えなくなってしまう。オリオン座は右肩を失ってしまうのである
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ネタバレ現在私たちが見ている星たちは、もう何万年も前の姿であり、
今この瞬間はもうないのかもしれない。
子供の頃にそんな話を知り、衝撃を受けた人は多いだろう。
本書ではその話をもう少し具体的に解説してくれる。
対象になっているのはオリオン座の一等星ベテルギウス。
東京都内でもはっきり見えるため、なじみ深いオリオン座。
その右肩にあたるこの星は、実は観測データよれば
既に寿命が尽きかけていて、いつ「超新星爆発」を起こして消滅しても
おかしくないそうです。
といっても地球とベテルギウスの距離は640光年ですから、
実は既に爆発しているかもしれません。
例えば600年前に爆発していても、
私たちがそ -
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宇宙。こんなに面白いノンフィクションがあろうか。
本当は全ページ全行にマーカーを引きたいぐらい。(意味ない)
知らなかったことはもちろん、そもそも身近すぎて考えもしなかったり、疑問にも思っていなかったことがたくさん。
これが教科書だったら、どんなに楽しい授業になるだろうと思う。どの教科より楽しみになる。
私が宇宙に興味を持ち出したのは、たぶん『教団X』で、「暗黒物質」というものが私達の周りに存在し、未だ解明されていないと知った時と、数年前に小惑星が地球のすぐ側を通り過ぎたことを知った時、あるテレビ番組で、オーロラとは太陽風(太陽から発生した放射線)による現象だと知った時。
それまではどこ -
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宇宙への恐れを駆り立てるような天文学的な知識を紹介している本。面白いのは隕石の落下自体もだけど隕石を奪い合っての殺人は起こり得る恐怖という話とか。映画も好きなんだなと伝わってくる。
プラネタリーディフェンス、スペースデブリ、デリンジャー現象、磁気嵐、宇宙天気予報、スーパーフレア、オゾン層、温暖化、スノーボールアース、光害、宇宙の広大さ、ブラックホール、超新星爆発、ガンマ線バースト、太陽の最後、ダークマター、ダークエネルギー、宇宙の加速膨張、超ひも理論など。
怖い話ももちろん多いけど、最終的になにか暖かくほっこりするのは著者の人柄が滲み出ているからだろう。 -