ペーター ヴォールレーベンのレビュー一覧

  • 樹木たちの知られざる生活 森林管理官が聴いた森の声

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    樹木、森林、すごい!ありがたい!

    自然の神秘、”人間がまだまだ知らない・知ろうとしていないだけ”で、
    そもそもすごい!ことに、実はもっと目を向けたほうがよいのだろう、
    と思わされる。

    人間は、長年(数千年?)過ごしてきていながら、
    いまだに"お互いの奪い合い・傷つけ合い"に血道を上げている。

    自然の、まだまだ解明されていない営みのほうが、よほど知性が高そうだ。
    「なんて人間は愚かなんだろう」と、思わされてしまう。

    (いちおう、脳というものを持っていて、自らがその脳や能力について
    研究を積み重ねてきている地球上唯一の動物・笑。皮肉ですねえ~)

    ありがとう、自然。

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    2025年10月22日
  • 樹木たちの知られざる生活 森林管理官が聴いた森の声

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    森、樹、植物への見方ががらりと変わる一冊。森の中に生きる樹木がお互いに会話(交信)をしていること、例えばある種の害虫が近づいてきたら防御を張れるようにフィトンチッドや電気信号を送る、など
    倒れた木、苔、根、菌糸のつながり。。そして人間とは全く異なる悠久たる時の流れがあることを知る。感慨深い
    ぜひ、本書を読んだ人は低山でもいい、ブナなどの原生林が残る山に出かけてみてほしい。まったく違った風景が見えるはずだ

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    2024年06月13日
  • 樹木たちの知られざる生活 森林管理官が聴いた森の声

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    自分の森林についての知識の浅さに驚くくらい初めて知ることが沢山あった
    木々が会話をしたり同種の木と助け合ったりしているなんて思いもしなかった。
    また現在多くの国で行われている植林や街中の緑化運動は一見とても良いことに見えるけど実際は本物の原生林とは環境が違いすぎて、それらの木々は原生林の木々と比べて成長にかなりの差が出ることも驚いた。
    人間は歴史の中で最も簡単に木々を伐採し農地や街を拡げてきたけど、それを元に戻すのは単に木を植えればいいだけでなくて、とてつもない時間がかかるものなんだなと実感……。
    日常でよく使う木製のものといえば私の中では紙とか割り箸とかなんだけど、なるべく再生紙などのリサイ

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    2024年04月05日
  • 樹木たちの知られざる生活 森林管理官が聴いた森の声

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    まず表紙が素敵。
    内容にぴったりだ。
    普段見掛けることの多い木々達の話なので想像しやすく、美しい緑色の葉や、力強い幹の茶色、シダーウッドのような香りを思い浮かべながら、気持ちよく読んだ。
    想像の中ではミツバチも飛び、キノコや苔が生え、枝を揺らす風も吹いていた。
    ノンフィクションではあるけれど、著者が見せてくれる世界に癒された。

    なんて理に叶った生き方なんだろう。
    ブナもナラも、その他の樹木も、みな長所短所を併せ持ち、工夫しながら、自然界の公平な間引きを受けて生きている。
    人類も、少しは彼ら樹木の生き方を見倣ったら良いのに。。。
    本書が世界的ベストセラーとなっているのが分かる。
    全人類が本書を

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    2023年11月04日
  • 樹木が地球を守っている

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    ネタバレ

    前作、『樹木たちの知られざる生活』に対し、わたしはやや傲慢な(というか、過剰に自分たち人間を信じすぎた)評価を下してしまった。レスポンシビリティという、植物と人間たちが、互いに助け合うことができるという考えを信じたかったからだ。だがわたしはこの考えのことも森のこともーー引いては人間がどんなに強欲で誤魔化しをきかせるウンディゴより悪いものになり得ることも、実際知らなすぎたのだ。

    本書には人工林、木材のほか、木製品、紙、トイレットペーパーや本、肉食及びそのための飼料がいかに「野生」(真実古代からの天然)の森を苛みつづけているかが記してある。一種、あこがれでもあったドイツの林業の実際、起きている現

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    2023年11月03日
  • 樹木たちの知られざる生活 森林管理官が聴いた森の声

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    ネタバレ

    知り合いの編集者の方に紹介してもらった。
    僕は、編集者の方々によくおすすめの本を聞く。
    大体かなり面白い。たくさん本を読んできて、本を作るプロがこれぞ!というのは面白いに決まっている。
    この本もその1冊。
    木々が音をだして会話をしている。
    キリンに食べられると葉っぱに苦味を発生させ、その木は他の木にも匂いで伝えている。ワクワクする森の知らない話がたくさん。
    ああ、知らないことを知ることがこんなにも楽しいなんて。

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    2023年09月07日
  • 動物たちの内なる生活 森林管理官が聴いた野生の声

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    本書を読んでると他種を学んでるはずが自分の行動意識にも目を向けさせられる。
    他種について考える時に意識的にも無意識でも知能の高さで優劣を判断していたけど動物や植物にとってはそれは重要じゃないだって重要だったら進化するでしょ?ってとても印象的だった。
    人間だってぼーっと何もしないでのんびりしてる時が最高だし
    人間ほど感じることに多様さはないけど、喜怒哀楽は感じてるし表現方法だって多彩、動物だって生を完璧に生きてる。敬意を持って生きていきましょう。
    読んで良かったです。

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    2023年07月06日
  • 樹木たちの知られざる生活 森林管理官が聴いた森の声

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    植物、樹木への理解を深めることができ、そして読みものとしても最高に楽しめる本でした。私のボンクラな植物や樹木の概念を根底から覆えされました。私にとっては、ある意味衝撃の一冊となりました。
    私は、これまで植物は意志を持たずただ偶発的な自然環境に左右される生物という認識でいました。本書を読むとわかりますが、決してそんなことはなく外敵が来れば近くの樹木にその情報は伝達していたり、巨木となるような樹木はしっかりと子育てをしていること等を知りました。著者の森林に対する無垢な好奇心と愛情が感じられる語り口がとても心地がよく、いつまでも聴いていたい(実際には読むという行為ですが、著者から直接聴いているような

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    2023年03月19日
  • 樹木たちの知られざる生活 森林管理官が聴いた森の声

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    今まで樹木にはさほど興味はなかったが、素晴らしい生き物であると実感。 原生林へ、森林浴しに行きたくなる一冊。森林と共存していくために、できる事を実践していく。

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    2023年01月19日
  • 樹木たちの知られざる生活 森林管理官が聴いた森の声

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    一言、素晴らしかったです。
    木も生き物であると、子供の頃から散々教わってきていたのに、この本を読んでみたら全く理解してなかったことに気が付きました。
    木に関して、知らないことが多すぎました。久しぶりに読書をして常識が覆る感覚に陥りました。

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    2022年10月27日
  • 樹木たちの知られざる生活 森林管理官が聴いた森の声

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    興味深い内容でした。
    植物は社会を作る…
    木は隣にあら同じ高さの木の枝先に触れるまでの範囲でしか自分の枝を広げない。(ブナ、モミ、トウヒ、ベイマツ)
    害虫が来ると、天敵がすかな匂いを発散する。樹木なはコミュニティが必要である。
    「へーそうなんか!」という内容ばかり。
    こーいうこと、小学校の教科書とかで知らせてあげたいよ。

    調べてみたら、
    日本の国土の67%、2/3が森林。
    そのうち5割が天然で4割が人口林。残りは無立木か竹だそうだ。
    国土の森林率は、フィンランド、スウェーデン、日本と3位の森林率だ!!
    もっと、樹木のこと知っておいたほうが良いよね。大事にしないと…

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    2022年09月01日
  • 樹木たちの知られざる生活 森林管理官が聴いた森の声

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    驚きの連続。なるほど、樹木たち、知られざる生活をしてました。自然保護云々という以前に、知的好奇心をくすぐられる。そして、植物に対する見方が変わる。

    とりあえず、樹木と脳の神経細胞の情報伝達の方法が、そっくりでびっくり。樹状突起とはよく言ったもので。森は地球の脳なんだなあ。その脳でいったい何を思考しているだろう。などと想像したり。

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    2022年01月02日
  • 樹木たちの知られざる生活 森林管理官が聴いた森の声

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    NHK ラジオの高橋源一郎の飛ぶ教室で紹介していた本。病弱な仲間に栄養を分け与えて回復をサポートする、芳香物質を放って仲間たちに知らせる、樹木自身の幸せはコミュニティの幸せに直結する、ゆっくり育つことで柔軟性あり抵抗力のある樹木になる。

    知らない彼らの姿が語られます。自分にとって今年のベストブックになるかもしれません。

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    2021年12月11日
  • 樹木たちの知られざる生活 森林管理官が聴いた森の声

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    樹木たちの知られざる生活: 森林管理官が聴いた森の声。ペーター・ヴォールレーベン先生の著書。林業の専門家で森林管理の専門家のペーター・ヴォールレーベン先生のお話は納得できます。森や樹木や森林への理解や思いを深めることができる良書。人間は森や樹木や森林に支えられて生きているのだから森や樹木や森林をもっと知らないと。森や樹木や森林と会話するつもりで森や樹木や森林と接することが大切。森や樹木や森林への支配欲や支配願望を持つのは傲慢で天罰がくだること。

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    2021年11月28日
  • 樹木たちの知られざる生活 森林管理官が聴いた森の声

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    興味深いお話であった。
    森林管理者として、樹木たちを見続けてきた作者の言葉が
    心にささる。気づかされる。

    「問うべきは、人間が必要以上に森林生態系を自分のために利用していいのか、
    木々に不必要な苦しみを与えてしまってもいいのか、ということだろう。」

    原生林の木々の力。
    人間が手を加えることによって里山、木々は整っていくものと思っていたが、
    どうやら違うのかもしれないと、この本をよんで感じました。
    樹木同士の助け合いや生存競争。動物、菌類、気候などなどとの関係。
    繊細であり、たくましくもある樹木達の自然界での営み。
    興味深く読んだ。
    「ポンプとしての森」はとても興味深く。
    地球での樹木の役割

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    2021年10月11日
  • 樹木たちの知られざる生活 森林管理官が聴いた森の声

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    これを読んでから、街の至る所にある木も愛おしく感じられるようになりました。木は動きませんが、想像以上に活発に生きている、自然の中でたくましく生きている、周囲と協力しながら生きていることがわかりました。

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    2021年08月15日
  • 樹木たちの知られざる生活 森林管理官が聴いた森の声

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    自然科学と生命科学そして作者の自体験からの裏づけと調和。そして時間を。地球の誕生から今日までの生命とそれ以外、生命とは何なのか?など近年俄にサステナブル運動に人類悪玉説などに傾倒し過ぎると懸念する私には表面的ブームに乗りやすい方に是非読んで頂きたいものです。
    今後森や林、原生林と植林などお教え頂いた視点で植物の中を歩きたいです♪
    良書に出会えた歓びを、有り難う御座います。

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    2021年02月06日
  • 動物たちの内なる生活 森林管理官が聴いた野生の声

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    感情的な人は苦手で、論理的な考え方が好きだ。
    それでも、この本を読んで、動物も含めた他者とつながるためには、感情は大切である、ということを感じた。
    動物も苦楽を感じている。
    痛みも、平穏も、喜びも悲しみも、感じているのだ。
    生き物だから。
    複雑に思考することにおいて、動物は人間より劣っている、と考えがちだけれど、読後、そうではないのだという思いが強くなった。
    人間だって、主に感情に動かされている。(P268)
    確かにその通り。
    「そもそも集中的な思考ができる力など、なくてはならないものなのだろうか?少なくとも、満たされた人生、おだやかな暮らしにとって、そんなものはきっと必要ないのだ」(p265

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    2021年03月18日
  • 樹木たちの知られざる生活 森林管理官が聴いた森の声

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    樹木にコミュニケーション能力があったり、痛かったり辛かったりすることをテレビで知って、より深く知りたくて読みました。
    自分が今勤めている職場では、人間の都合でいとも簡単に木を伐採したりしているけれど、木にだって気持ちがあるのだと思うと、とても辛いです。
    本の内容は素晴らしいと思う。でも人間に処分されたり、人間の営みが木に悪い影響を及ぼしていることをより深く知ることにもなり、読み進めることが辛かったので、星1つ減らしてしまった。
    木がもっとのびのびと生きていける環境を増やしてあげたいなと思いました。

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    2025年11月29日
  • 樹木たちの知られざる生活 森林管理官が聴いた森の声

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    木は助け合い、社会を作っている。



    森は生きていて、そこに暮らす動植物がそれぞれの役割を担い、構成している。



    人がいたずらに手をいれるのではなく、森林の木々に委ねることが、良い森を作る。



    著者はこの本でそう語る。



    昔から人間は木を様々な用途で活用してきたし、それは今でも変わらない。



    ただ、節度を持って森の木を使っていくことが大切だ。



    使えば植えて育てないといけない。



    未来の人たちのために。



    現代を生きる私たちだけが良ければそれで良いというわけではなく、子や孫の代に恥じないように生きていかなければいけない。



    森をつくるというのは、未来への種を蒔

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    2025年04月14日