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子ネコを養う母カラス、公平な餌やりを人間に求めるウマ……動物たちは豊かな心をもち、時に、種を超えて交流する。世界的ベストセラー作家でもある森林管理官が、長年の経験と科学的な裏付けをもとに、生き物の心を描く、傑作ネイチャー・ノンフィクション!
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Posted by ブクログ
本書を読んでると他種を学んでるはずが自分の行動意識にも目を向けさせられる。 他種について考える時に意識的にも無意識でも知能の高さで優劣を判断していたけど動物や植物にとってはそれは重要じゃないだって重要だったら進化するでしょ?ってとても印象的だった。 人間だってぼーっと何もしないでのんびりしてる時が最...続きを読む高だし 人間ほど感じることに多様さはないけど、喜怒哀楽は感じてるし表現方法だって多彩、動物だって生を完璧に生きてる。敬意を持って生きていきましょう。 読んで良かったです。
感情的な人は苦手で、論理的な考え方が好きだ。 それでも、この本を読んで、動物も含めた他者とつながるためには、感情は大切である、ということを感じた。 動物も苦楽を感じている。 痛みも、平穏も、喜びも悲しみも、感じているのだ。 生き物だから。 複雑に思考することにおいて、動物は人間より劣っている、と考え...続きを読むがちだけれど、読後、そうではないのだという思いが強くなった。 人間だって、主に感情に動かされている。(P268) 確かにその通り。 「そもそも集中的な思考ができる力など、なくてはならないものなのだろうか?少なくとも、満たされた人生、おだやかな暮らしにとって、そんなものはきっと必要ないのだ」(p265) という一言が衝撃的だった。 私は論理や思考が大好きだから。 でも、確かにそうかもしれない。 それでも、論理や思考が生きることにより深みを与えてくれる、とも思う。 それはともかく、生きとし生けるものが、なんだか身近に感じられるような思いがした。 いい本だった。 【memo】 モジホコリ P71 勇敢な動物も臆病な動物も等しく有利な点と不利な点をもっているからこそ、その二つの性格は今日まで保たれてきたのである。
ヒト以外の動物に感情があるのかというテーマ。学術的なデータや引用もあるが、それ以上に実体験でのエピソードが多く楽しく読めた。 ある日突然ヒトが深い愛情を持つわけではなく進化の過程で徐々に培ってきたものと考えればと動物も人に近い感情を持ってても不思議ではない。
20191217 前作に続いて読んでみた。動物に感情があるという事は経験と被り理解できるが知識と記憶、会話まで行くと頭では追いつけない違和感があった。読み終えて遠野物語を思い出した。あの本の内容を科学的に解説してるような。日本にも森林管理官のような資格があったらいろいろ変わると思った。
・前著のテーマだった植物から本書では動物へ。「動物に心はあるか」というのが基本テーマ。 ・とても共感できるし、ともすれば「擬人化」として片付けられがちなこの問題を、科学者っぽいアプローチで「ほぼ」理路整然と語るのもよい。が、全般的な印象としてはエッセイの域を出ておらず、前作の方がセンス・オブ・ワン...続きを読むダーに満ちていて面白かった。
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