西尾元のレビュー一覧
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購入済み
共通版で継続希望
ありきたりの突然死がないのが不満。
だからどうすればいいにつづけるとこまで引っ張って欲しかった。
いや、だからどうしたらいいを実践していたにも関わらず、
突然死したケースを取り上げて欲しかった。
まあ、お好みで。 -
Posted by ブクログ
兵庫大学の法医解剖医の著者が今まで対面してきた女性の死について綴っている一冊。
特に著者が懸念しているのは孤独死というと、ひと昔前までは圧倒的に男性が多かったが、近年は女性も増えてきているという点。
女性の男性化により女性の死にも変化がある。
個人的に最も印象に残ったのは、脂肪吸引後にエコノミー症候群により亡くなったという、2人の若い女性。
脂肪吸引手術により血栓ができやすくなるというのはきちんと説明されていたのだろうか。
美のために大金を払い手術をしたのに、命を失ったのでは本末転倒である。
遺族としても虚しさしか残らないだろう。
分娩中に亡くなったという妊婦の話も悲しかった。胎児出産前に妊婦が亡くなれば胎児も亡くなってしまうそう。
まさに出産は命懸けなのだと改めて思った。
乳幼児突然死症候群の予防策
1歳までは仰向けで寝かせる
できるだけ母乳で育てる
タバコをやめる
他殺でも解剖は行われるが、著者が扱ってきた解剖で他殺は圧倒的に少ないらしい。
自殺、病死など、明らかに事件性がない場合でも、死因がはっきりと分からない時に解剖は行われる。
その影には、孤独、貧困、精神疾患などの社会問題が潜んでいる。
前に読んだ特殊清掃員の本と重なる部分も多かった。 -
Posted by ブクログ
法医解剖について、よく知っているという人はほとんどいないでしょう。
解剖される側になる人はもちろんここにはいないし、異状な死や事件に関わることは珍しいし、極めて少ない法医解剖医は社会で声を大にして発言することが少ない。
本書はそんな法医解剖について、法医解剖医が、自身の経験に根差したリアルな法医解剖の実態を描いたものです。
わかりやすい言葉、柔らかいタッチで、亡くなられた方を言葉で傷つけないように注意して書かれています。
法医解剖について知りたい人(どんな人?)がまず手に取る一冊目として、良い本だと思います。
法医解剖にいたるまでの流れはざっくりいうと
異状な死
→警察の検視など(解剖の必要性の判断)
→法医解剖
というもの。
本書ではその解剖される方の社会的生活的背景にスポットがあてられ、そこにある貧困、孤独、アルコール依存などが描写されます。
この社会で暮らしている実感としても、法医解剖まで至るかどうかはともかく、異状な死は貧困、孤独などの人に多いだろうと思います*。また貧困の人のほうがアルコール依存になりやすいことはすでに証明されており、アルコール依存の方がおられることもうなずけます。
*法医解剖率(法医解剖数/警察の取り扱い遺体数)は10%くらいとのこと。そのため検視から解剖に至るまでで何らかの偏りが発生している可能性はある。たとえば金持ちは異状死するけど解剖されにくい、とか(そんなことなさそうだけど)。
解剖された方のエピソードを語るその中には法医学的ウンチクも満載なのですが、個人的に印象に残ったのは
•借金苦の自殺では借金額は500万前後
•凍死する遺体(都市でも凍死はおこる)は服を脱いだ状態で発見されることがある。(奇異性脱衣)
ということです。
これまでもこれからも語ることができない方、
その方に思いを馳せた、貴重な一冊でした。 -
購入済み
おもしろいが、
そんな病気、死因があるんだなぁと驚きましたし勉強になりましたが、死に方how toのような題名にモヤッとすることと、女性に限った(多い)死因ばかりでもないので、女性の死に方と限定する題名や意味、背景に違和感がありました。
お話はおもしろいですが、配慮に欠けるような…考え過ぎかもしれませんが。 -
Posted by ブクログ
ネタバレヤフーの記事で見つけ、「死の格差」というより、「死に方の格差」と思われた内容に興味を惹かれて購入。
帯に「死は平等ではない」とあったけれど、「死に方」だよなと思ったのは読み終えてもそうだった。
「死」そのものは誰にでも来るんだけれど、そこに至るまでの方法が、人さまざまなのは当たり前で、ただ、貧困や老いが絡まってくると、どうしてそういう死に方をしなければならなかったのか、死に方は生き方と直結してくる、でも、自分ではどうしようもないものだってあるのだ。
現代人は、見たくない現実から過剰に目を反らす、という一文があって、私一個人としては、兎にも角にも世知辛く、忙しく、見たくないというより面倒くさい、というのが正直なところ。
ただ、ふと思ったのは、「死ぬのなんて簡単だ」などと若い頃は思っていたのだけれど、これを読んで、さほど簡単なことでもないし、一人だけで終わることはないのだと、しみじみと思い直したのだった。