北里紗月のレビュー一覧

  • 連鎖感染 chain infection

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    勿論、生物学や細菌学の知見ゼロなので、科学的根拠がどこまで正しいとかはわかりません。コロナ禍でタイムリーな発刊で、生物兵器や感染の恐ろしさと科学者の良心を考えさせられる。といっても小説ならではの手法で謎解きミステリー的な要素と由紀のような特異キャラクタを配してエンタメ的な要素も混在させて、最後まで考えながらも楽しめる一冊になっている。このまま十分映画化できるなあと思うほど、映像が思い浮かぶ表現力も特筆ものです。

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    2021年03月29日
  • さようなら、お母さん

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    表現がずっと気持ち悪いほどリアルなのがさすが北里さんだなと思いました。
    読む手が止まらず、最後まで来て、タイトルに触れた時、今まで読んできた、登場人物の過去と今を振り返りました。
    こんな家族も本当にあるんだな。

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    2021年03月14日
  • さようなら、お母さん

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    どなたかのレビューにあったように、最後に
    タイトルの意味がわかる。
    毒マニアの親友がいて、話がどんどん順調に進みすぎだとは思いますが、嫌な感じでもなく、スピーディーに最後までいきます。

    代理ミュンヒハウゼン症候群、心理学か何かの本で読んだことあったので、なるほど、と思った。

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    2020年01月26日
  • さようなら、お母さん

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    ネタバレ

    利根川由紀のキャラクターは嫌いじゃない。
    毒物用語が多すぎて難しかったけど、それに負けない由紀のキャラクターとストーリー展開だったと思う。

    結末によってタイトルの意味が分かって、なるほどと思った。

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    2018年11月30日
  • アスクレピオスの断罪 Condemnation of Asclepius

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    ものっすごくややこしかったけど、読み切った。殺人に同情しかなかった。医療ミスとは簡単に言えない、医師の慢心による患者の死亡の数々。組織として阻まなければならないそれは、阻まれず、医者はひたすらに良い人で、都合の良い人だった。ラストは全部が繋がってスッキリしたけど、思っていたほどのスッキリではなかったかな、もっと綺麗に終わってほしかった。承はすぐ感情が爆発するし(読者も同じくだろうけど)、衣春がいないと話が進まないのはどうなのか…黒川先生のキャラ好きだったな、また登場してほしい。

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    2025年10月19日
  • 赫き女王~Red Alveolata Queen~

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    研究所のある無人島で起きた集団飛び降り事件と、島の生き物たちの異常行動。バイオパニックホラー。
    諸悪の根源は話の中ですぐ分かるのだけど、とにかく展開にヒヤヒヤしながら読んでた。「すぐ研究所に戻ればいいのに!」とばかり思ってた笑

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    2025年08月01日
  • 赫き女王~Red Alveolata Queen~

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    絶海の孤島で繰り広げられるバイオホラー。次々と襲いくる異形のキメラたち。科学者は生きてこの島から出られるか?ちょっとキメラが化け物すぎて現実感が無かったし、ヘビや鳥に襲われた時点で引き返さないのが不思議だったんだけど、好奇心旺盛な科学者だと突き進んでしまうのかな?

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    2025年07月25日
  • さようなら、お母さん

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    最初は読みづらいと思ったけど最後まで読めた。親に干渉されすぎるのも干渉されないのもキツいね。距離感って難しいわ。

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    2025年06月05日
  • 連鎖感染 chain infection

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    登場人物を理解するのに時間がかかった。
    天才大学院生の女の子の設定に最初は馴染めず、???という感じだったが、後半になるにつれ面白くなってきた。
    細菌兵器の怖さが分かりやすく描かれていて、本当に怖くなった。

    最後どんどんなぞが解明されて行くところは読んでいて楽しかった。

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    2025年02月07日
  • アスクレピオスの断罪 Condemnation of Asclepius

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    北里さんの新しいシリーズになる感じですかね。少しこねくり回しすぎの感はありますが、まあまあ楽しみました。

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    2022年12月25日
  • さようなら、お母さん

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    テンポも良いし、中盤からどんどん謎が解かれていくところも気持ち良い。
    でも私は、義姉に感情移入も同情もできないので、罪に問われることなく受け容れられてるのが、なんだかなぁ

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    2022年08月17日
  • 連鎖感染 chain infection

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    ネタバレ

    医療従事者が 未知のウイルスと戦う小説でした。
    今のコロナにも通ずるものもありました。

    これは ウイルステロかもしれないという事で
    謎解きもプラスされていたので 結構スリルありました。

    解決した人が頭良すぎて 上手くラストにつながっていきましたが
    途中で 数名の医療従事者が亡くなったのは 
    小説とはいえ 悲しくなりましたね。

    終わりには 見事解決するのですが
    こういうのを読むと 
    こういう頭脳明晰の人が実際にいて 今のコロナも
    上手く解決できたら 良いのにって 思っちゃいますね。

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    2022年02月14日
  • さようなら、お母さん

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    美しく優しい兄嫁の周辺で、激痛を伴い手足が腫れ上がる奇病が次々に発症。まわりの人たちから「聖母のよう」「慈愛に満ちた完璧な母親」と言われる義姉の正体を探るミステリー小説。

    無視され放置されて育ってきた主人公の女と、溺愛され過干渉にふりまわされて育てられた女。どちらも虐待で、母親ってなんなんだろう…と考えさせられる。

    ただ物語の主軸が干渉による虐待なのか、蜘蛛による毒なのか。毒にもかなり力が入っているため「結局どちらがいいたかったの?」とも思う。毒の研究者の由記も過剰に癖がありすぎる気がして、もう少し普通の人でも良いのでは?と思ったらシリーズものだったみたい。それならこのキャラクターも納得。

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    2022年01月29日
  • 連鎖感染 chain infection

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    コロナ禍の現在に読むと作り物としてとらえられなく、切実な身近な問題に思えて心が痛んだ。人為的に引き起こされたバイオテロは人の命をもてあそび許しがたい。後半は激しい怒りがずっと胸に渦巻いていた。由紀の研究者魂でどうにか解決となったが茶番劇でやっつけ感が否めなかった。
    世の中そんなに甘くないって何度も思ってしまった。

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    2021年11月27日
  • さようなら、お母さん

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    読み始めてすぐに
    この症状はあれではないのか?
    とすぐ気が付き
    そこに主人公がたどりつくまでは
    もう読むのがしんどかったのだけど
    真犯人には全く気がつかず
    意外と驚いた。

    まぁ、ありがちな展開ではあったが
    毒マニアの由紀のキャラクターが面白く
    なんとか救われたかな。

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    2017年08月26日
  • さようなら、お母さん

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    原因不明の奇病を患った兄が自殺。兄の死に納得できない妹の玲央は、幼なじみで毒物研究者の由紀と共に真相を追う。
    犯人がすぐに分ってしまうのが残念なところですが、手足が膨れあがる奇病、毒蜘蛛、代理ミュンヒハウゼン症候群などのピースが繋がる巧みな展開と個性的な登場人物が印象的。タイトルの意味が解り何とも言えない読後感に浸れるところも良いです。

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    2017年08月05日