【感想・ネタバレ】連鎖感染 chain infectionのレビュー

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ネタバレ

『激写!未知のウィルスによる院内感染現場』

とある病院で、未知のウィルスによるバイオテロが発生。
感染した人が目の前で苦しみながら死んでいく恐怖。隔離された病院内で、自分に感染するかもしれない恐怖。コロナ発生時の院内は、こんな様子だったのかな…

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2023年01月04日

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胃腸炎を発症後、高熱が出て数日で脳炎になり重症化する患者が続出し、原因と治療法を模索する医師たちの物語だが、各医師のキャラクターが独特なことが面白かった.最初に対処したのが寺田省吾、微生物学者の島本真理亜、大学院生の利根川由紀らで、状況は悪化するばかり.さらに国立感染症研究所の斎藤龍太郎や阿部奏が加わり、感染症の専門家らと議論が続く.真理亜らの分析で、コレラ菌とペネズエラ馬脳炎ウイルスが検出された.バイオテロの宣言も出てスタッフが混乱する中で由紀が冷静な分析をした結果、アメリカで同様な事例があったこと判明し、アメリカへ飛ぶ由紀.関係者への追及で旧ソ連の生物兵器が原因であることが判明した.急遽帰国して特効薬の開発構想を立てる由紀、それを支援する専門家たち.その過程で黒幕が判明し、感性経路もつかめた.この件が最も楽しめた.補助員として支援した伏見直哉が、専門家らの行動を第三者的に見ていたのが面白かった.奮闘している連中に対して、国の対応は例によって不可解でことを隠蔽することに躍起になっている.これが現実なんだろうと思った.

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2022年01月10日

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今読んで欲しい。
作者の経験や知識からかなり具体的に伝わってきた。
フィクションとはいえ、今、多くのひとに読んで考えて欲しいと思う。
外野はなんとでも言える。
中にいる人のことを考えて欲しい。
自分が良ければいいのでは、子供すぎないか?

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2021年02月04日

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コロナ禍の中で読むと、なかなか身につまされるものがあります。
カザフスタン人って、日本人に似てるのか〜、知らなかった。というトリビアを仕入れました。
この作者の作品、千葉県が舞台になることが多いので、面白く思ってます。大抵、東京や神奈川なので。

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2023年05月04日

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お初な作家さん、スピード感があり一気読み。
面白いが、設定に少し無理があるかな?

大学院生の由紀が凄すぎる。天才なのは分かるが、こんなに色々できてしまうものか?

この話は、過去の人為的なウイルス開発、バイオテロ用が発端なのだが、原因を突き止め、治療薬まで由紀が開発する。流石に1人では出来ない、と様々な人の助けを得ての事だが、と言いながらも全ての道筋を作り出す頭の回転… それを小気味よく感じるか、?と感じるか… いずれにせよ、勢いがあって今のコロナ禍では、通じるものもあり面白かった。

WHO押谷菜穂子の登場と、協力要請に対する日本政府の対応もリアル。結局はメンツ⁈笑

伏見直哉との恋愛要素は結局ゼロ
あくまでも純粋な科学に趣を置きたい感じ。

他の作品もいつか読んでみたい。

PCR = ポリメラーゼ チェーン リアクション

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2022年02月09日

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千葉の総合病院で、胃腸をやられ、脱水症状になった後、脳炎になるという患者の症状が次々と感染していく。これは、バイオテロなのか!?
由紀という大学院生がスーパーヒーロー的な活躍をする。人柄も常人を越えてる感じで、あんまり可愛くないねえ。なんかこの人だけ浮いてる感じもしなくはない。
ネタバレしてしまうが、コレラとベネズエラ馬脳炎を人工的に合わせた細菌兵器なのだ。コレラは水分をしっかり与え、適切な処置をすれば治るそうだが、うっかり抗生物質を投与するとベネズエラ馬脳炎を発症するという新細菌で、由紀はそれを見破った上に、脳炎をやっつける乳酸菌まで作っちゃうという超人ぶりなのだ。
物語自体は、結構緊迫感があり、犠牲者が何人も出てしまうのが悲しい。解決の方は、上手くいきすぎかな。

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2021年12月22日

Posted by ブクログ

コロナ禍の今だからこそ、怖さをより感じることができた。
生物学やウイルスについて、難しい部分も多々あったが、それでも面白く読み進める事ができた。

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2021年11月22日

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感染症というタイムリーな内容に興味を持って手に取りました。
エンタメ感が強めのミステリーで、原因を追っていく過程がテンポ良く面白かった。

科学技術は使う人間の良心に委ねられる
という、ヒトの心の脆さ危うさを考えさせられたお話でした。

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2021年09月17日

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事実は小説より奇なりというより、あまりにひどい現実。コロナ禍での政府や関係者の対応は、笑ってしまったこの小説の登場人物よりマンガ的!文章が雑でクライマックスも乱暴、生物学愛もしつこすぎるが、先が楽しみ。

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2021年08月05日

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一気に読みました。やっぱり由紀が出てくると魅力が増しますね。小粒かもしれないけど、この閉じた世界を楽しみました。

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2021年07月16日

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勿論、生物学や細菌学の知見ゼロなので、科学的根拠がどこまで正しいとかはわかりません。コロナ禍でタイムリーな発刊で、生物兵器や感染の恐ろしさと科学者の良心を考えさせられる。といっても小説ならではの手法で謎解きミステリー的な要素と由紀のような特異キャラクタを配してエンタメ的な要素も混在させて、最後まで考えながらも楽しめる一冊になっている。このまま十分映画化できるなあと思うほど、映像が思い浮かぶ表現力も特筆ものです。

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2021年03月29日

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ネタバレ

医療従事者が 未知のウイルスと戦う小説でした。
今のコロナにも通ずるものもありました。

これは ウイルステロかもしれないという事で
謎解きもプラスされていたので 結構スリルありました。

解決した人が頭良すぎて 上手くラストにつながっていきましたが
途中で 数名の医療従事者が亡くなったのは 
小説とはいえ 悲しくなりましたね。

終わりには 見事解決するのですが
こういうのを読むと 
こういう頭脳明晰の人が実際にいて 今のコロナも
上手く解決できたら 良いのにって 思っちゃいますね。

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2022年02月14日

Posted by ブクログ

コロナ禍の現在に読むと作り物としてとらえられなく、切実な身近な問題に思えて心が痛んだ。人為的に引き起こされたバイオテロは人の命をもてあそび許しがたい。後半は激しい怒りがずっと胸に渦巻いていた。由紀の研究者魂でどうにか解決となったが茶番劇でやっつけ感が否めなかった。
世の中そんなに甘くないって何度も思ってしまった。

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2021年11月27日

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