星月渉のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ【あらすじ】
小説家の森林麻美は自身のブログで「脳腫瘍が進行しているので自分の今抱いている感情が確実なうちに自ら死を選ぼうと思います。私の死体を探してください。」と書き残す。担当編集者の池上沙織はブログを見て麻美の夫の三島正隆を訪れ(2人は不倫関係)、麻美を探すが見当たらない。麻美がいなくなってからも麻美のブログは更新され続け、『白い鳥籠の五羽の鳥たち』という小説が公開されていく。それは麻美が女子高生の時実際に経験したノンフィクション小説で、夏休みの教室で仲良し5人(森林・佐々木・福原・山本・藤田)の女子生徒が毒を飲んで死んだ事件だった。佐々木絵美は父親から性的虐待を受けていて、福原奏は障害の -
Posted by ブクログ
タイトルのインパクトでまず読んでみたくなりました。冒頭から「死体を探す」という奇妙な設定が提示されるけれど、それは単なるサスペンスの導入ではなく、登場人物たちの心の闇や社会の歪みを浮かび上がらせる装置になっています。
断片的に提示される情報が徐々につながっていく感じで、続きが気になって仕方ありませんでした!
謎が解けた瞬間、「うわー!すごい」と素直に思いました。
筆者の語り口はブラックユーモアと冷静な観察が入り混じっていて、暗い題材でも読ませる力があります。三島正隆の弱さやズレた倫理観にイラッとしつつも、男尊女卑とかうちの夫みたいだな…と苦笑いしながら読みました。
描写はきつすぎるほどで -
Posted by ブクログ
著者の作品を初めて読みましたが面白かったです。
私の好きなタイプの作品を書く作家さんだと思いました。
湊かなえ作品が好きな人に刺さる気がします。
人物像が想像しやすく「うわ、いるいるこういう奴!」って気持ちにさせられます。
終盤の謎解きも良かったです。
個人的には最後は蛇足に感じました。麻美の独白で締めても良かったのではないかなぁ…と思いましたが、全体的にとても楽しめたのですごく好きな作品です!
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ベストセラー作家・森林麻美がブログで自死をほのめかし「私の死体を探してください」という文章を残して消息を絶つ。
担当編集者の池上は新作原 -
Posted by ブクログ
ネタバレあるベストセラー作家が行方不明になるが、本人のブログは予約投稿で更新されていき、作家の周りの人物の隠したかったことが暴露されていく。また、その作家が最後に残したとされる最新作を探して、編集者やその夫などがあちこちを探し回ることになる。
時限式の爆弾がいつ投下されるか分からない状態で話が進む。登場人物は何らかの悪意を抱えている人物ばかりだが、作家自体も悪意のために手間を惜しまない人物なのが魅力。それだけに10年積み重ねたことと、さっぱりしたその結末が少しかみ合ってないような気もして、他にも色々やりようはあったのではないかと思った。
個人的には白い鳥籠事件の発生後、4人の友達から予約投稿で最後 -
ネタバレ 購入済み
ホラーと謎
謎解きのような始まり方をしつつ、ホラーのような匂いもする。
田舎のばあさんは、割とあんな感じあるよなとか、遺影があるやたら広い親戚が集まる部屋って田舎にはあるよなとか、いや仏壇のある部屋じゃないけど、写真が飾られている部屋で襖を取り除いて親戚が集まっていたことがあったからさ。
しかし、今なら警察が遺伝子を調べれば種が誰かなんてはっきりしそうだが果たして。