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Posted by ブクログ
最恐小説大賞受賞作。えげつないホラーでありながら、どこかしら悲しみを感じさせられるイヤミスでもあります。
「郷土資料研究会」を立ち上げ、自分の目に適った生徒を集めていた一人の少女。そしてある日、何者かに殺されてしまった彼女。彼女は何のために、その生徒たちを集めていたのか。そして彼女を殺したのは誰なのか。各登場人物の物語が順番に綴られ、すべての意図が明らかになっていくのだけれど。
これは予想以上に酷かった! 筆致は軽妙で読みやすいのだけれど、どこまでも悪辣で醜悪な立場に置かれた登場人物たちの物語があまりに痛い。それをあんな風に利用するというのも卑劣。なのだけれど、彼ら彼女らを繋ぐものが何なのかがわかった時、その残酷さに戦慄させられます。結局のところ、諸悪の根源であるあの人以外はみんな被害者だったと言えるのかもしれません。そして、彼女のささやかともいえる望みが切なくてたまりませんでした。
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