あらすじ
note創作大賞W受賞でドラマ化決定のノンストップスリラー。ベストセラー作家・森林麻美がブログで自死をほのめかし「私の死体を探してください」という文章を残して消息を絶つ。担当編集者の池上は新作原稿を手に入れるため麻美を探すが、その後も作家のブログは更新を続け、様々な秘密が次々に暴露されていく。衝撃的なブログの内容に翻弄されていく関係者たち。果たして麻美の目的は? そして麻美は本当に死んでいるのか?
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Posted by ブクログ
これは面白かった。続きが気になりはじめから最後まで楽しめた。結局は森林麻美の手のひらで転がされてる周りの人達に小気味良かったし、描いた通りの復讐が出来ている。しかし本当にゴミみたいな夫だった。
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Audibleにて。
あまりにもうまく行きすぎ、というのはありつつも、仕掛人が全く登場しないなかで、次々と新しい事実が明かになり、登場人物たちが踊らされるダイナミックな展開がエンタメとしてとても面白かった。
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ダークなサスペンスミステリ。
女性作家がブログにて自殺を仄めかす文章をアップし「私の死体を探してください」と書き込む。ヒモのような旦那、作家への憧れが拗れ旦那と不倫する編集者、子離れ出来ていない旦那の母親。さらには衝撃の内容がブログにアップされ注目を集めていく。
一気読みしたくらいに面白かった。登場人物の誰にも感情移入は出来ないが、章ごとに視点が変わるため飽きさせない。
オチも後引くような終わり方で良かった。久しぶりに電車を乗り過ごした。
Posted by ブクログ
面白かった!
ストーリーも面白かったが、死んだ作家が憎む事でしか人を愛せないのは何とも可哀想だった。
やっぱり幸せを親に教わらないと人は幸せを享受できないのか?と思った。
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初めてのパケ借り。
絵を見て気になって読んでみた。
殺されるのが、分かってて先々を見通した行動がすごくて怖かった。
この作者さんの本初めて読んだけど、好きだった
Posted by ブクログ
ライトな読み応えにも関わらず面白かった。
『方舟』をはじめて読んだ時、「こんなに鮮やかに⚪︎してくれるなら本望やろ…」と感じたものだが、この本にも似たような感想を持った。いや、むしろここまで意のままに他人を操れたらさぞかし
Posted by ブクログ
タイトルのインパクトでまず読んでみたくなりました。冒頭から「死体を探す」という奇妙な設定が提示されるけれど、それは単なるサスペンスの導入ではなく、登場人物たちの心の闇や社会の歪みを浮かび上がらせる装置になっています。
断片的に提示される情報が徐々につながっていく感じで、続きが気になって仕方ありませんでした!
謎が解けた瞬間、「うわー!すごい」と素直に思いました。
筆者の語り口はブラックユーモアと冷静な観察が入り混じっていて、暗い題材でも読ませる力があります。三島正隆の弱さやズレた倫理観にイラッとしつつも、男尊女卑とかうちの夫みたいだな…と苦笑いしながら読みました。
描写はきつすぎるほどではないけれど、死や孤独、欺瞞といった重めのテーマがしっかり扱われているので、軽い気持ちで読むと心に残るタイプの作品です。ミステリー好きはもちろん、人間ドラマをじっくり味わいたい人にもおすすめできます。
Posted by ブクログ
楽しかった!主人公の周囲のクズ人間たちがどう破滅するのかもワクワクしたし(笑)、過去の事件について明かされていくのもドキドキした。ハッピーエンドではないけど、とても納得感のある結末でした。
ただ、細かい部分だけど、きょうだい児の話は、そんなことある???って思っちゃった。同じ病気を持つ人のお姉さんのとても優しいエッセイを読んだばかりだったので、その病気に嫌なイメージがついたらかなしいなと思ってしまった。
Posted by ブクログ
著者の作品を初めて読みましたが面白かったです。
私の好きなタイプの作品を書く作家さんだと思いました。
湊かなえ作品が好きな人に刺さる気がします。
人物像が想像しやすく「うわ、いるいるこういう奴!」って気持ちにさせられます。
終盤の謎解きも良かったです。
個人的には最後は蛇足に感じました。麻美の独白で締めても良かったのではないかなぁ…と思いましたが、全体的にとても楽しめたのですごく好きな作品です!
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ベストセラー作家・森林麻美がブログで自死をほのめかし「私の死体を探してください」という文章を残して消息を絶つ。
担当編集者の池上は新作原稿を手に入れるため麻美を探すが、その後も作家のブログは更新を続け、様々な秘密が次々に暴露されていく。
衝撃的なブログの内容に翻弄されていく関係者たち。
果たして麻美の目的は?
そして麻美は本当に死んでいるのか?
Posted by ブクログ
2025.08.26
主人公の女性の生き様が今ひとつ腹におちなかった。だけどストーリーは面白く、結局、死体が出ないということは極めて関係者に大きな被害をもたらすということもしみじみと感じた。
今の世の中では「死んでいる」ことを証明できないと前に進まないことが結構ある。そして、その状態を復讐に活かすという発想の新しさがすてきだった。
Posted by ブクログ
突然ブログに「私の死体を探してください」と残し消息不明になった女性作家。
ブログが更新されるたびに様々な事実が明らかになる。
結末が予想できずどんどん先を読み進めてしまう。
出てくる人物全員クズすぎる…
Posted by ブクログ
あるベストセラー作家が行方不明になるが、本人のブログは予約投稿で更新されていき、作家の周りの人物の隠したかったことが暴露されていく。また、その作家が最後に残したとされる最新作を探して、編集者やその夫などがあちこちを探し回ることになる。
時限式の爆弾がいつ投下されるか分からない状態で話が進む。登場人物は何らかの悪意を抱えている人物ばかりだが、作家自体も悪意のために手間を惜しまない人物なのが魅力。それだけに10年積み重ねたことと、さっぱりしたその結末が少しかみ合ってないような気もして、他にも色々やりようはあったのではないかと思った。
個人的には白い鳥籠事件の発生後、4人の友達から予約投稿で最後の連絡が届くシーンが印象に残った。確かに自分もそうなったら間違いなくすべて読むとは思うが、それをなぞるように4人分の手紙を全部見せられるのか…などと思った。
Posted by ブクログ
サクッと読めてしまいました。
タイトルはそうなるのかーと思い読み終わりました。
だれかに感情移入できるとかの作品ではない。
鳥籠事件は涙が出た。
Posted by ブクログ
面白かったーーー!!!
登場人物嫌なやつが多くて、でもそいつらにダメージがじわじわ入って行く感じで序盤はスカッと系で良かった!
中盤、作中作が出てくるあたりで、作中作苦手民な私はウッてなったけど、その作中作も読み進めて行くうちに結末が気になって後半はほぼ一気読み!楽しかった!
Posted by ブクログ
星3と4で迷う、、
まず高校時代の話、白い鳥籠の五羽の鳥たちがとても好き
それ単体で読みたいくらい、面白かった。
でも、現在の登場人物が全員クズ過ぎてイライラする
あと、高校生時代の麻美とその後の麻美の人物像に違和感、、
友人を失って変わってしまったのは分かるけど、それでもしっくりこなかった
クズ旦那に殺される直前に言いたい事を言えて良かった。ちょっとだけスッキリ
Posted by ブクログ
※
複雑でもあるけれど、シンプルでもあった。
[白い鳥籠の五羽の鳥たち]
ここを起点にした話しであると同時に、
人間の気質は変わらないのだとも感じられた。
例え本人が画策したことであっても、
救いに欠けた苦い余韻。
Posted by ブクログ
麻美さん凄い。
執念とか生い立ちとか計画的な行動とか。
色々織り混ざって面白かった。
自分の死体を探してもらうという計画だけでも珍しい内容だけど、それに高校生時代の事件が絡んでくるとますます先が気になってしかたない。
Posted by ブクログ
私の死体を探してください。
著者:星月 渉
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あらすじ:
人気ミステリー作家・森林麻美が、突如自身のブログに「私の死体を探してください。」という意味深な言葉を残し、姿を消す。その後もブログは予約投稿という形で更新が続き、関係者の過去や秘密が次々と暴かれていく。義母、夫、担当編集者、かつての友人――麻美を知る者たちは、ブログの内容に翻弄され、次第にそれぞれの闇と向き合うことになる。果たして麻美の目的は何だったのか。そして彼女は本当に死んでいるのか? 欲望と復讐が渦巻く、現代型ノンストップスリラー。
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感想:
星月渉さんの作品を読むのは初めてでしたが、本作は非常に濃密かつ斬新な構成で、読み応えがありました。王道のミステリーとは異なり、SNSとブログという現代的なメディアを巧みに取り入れ、読者に対して直接問いかけてくるような臨場感がありました。
「私の死体を探してください。」というタイトル自体が強烈なフックであり、ただの遺書的な言葉ではなく、まるで読者や関係者への挑戦状のように感じられます。麻美が本当に死んでいるのかどうか、という謎のもとで進行する物語は、複数の視点が交錯しながら、真実と嘘、善意と悪意の境界を曖昧にしていきます。
特に印象的だったのは、麻美が自身のブログ内で小説『白い鳥籠の五羽の鳥たち』を同時連載しているという構造で、現実と虚構が入り混じり、読者としての立ち位置が何度も揺さぶられました。死体という言葉が単なる遺体を指すのではなく、麻美の過去や心、あるいは作家としての「死」を象徴しているという読み方ができ、タイトルと物語のテーマが深く結びついていることに気づかされます。
登場人物それぞれが抱える執着や依存、後悔や憧れが生々しく描かれており、それぞれの視点から麻美という人物像が少しずつ浮かび上がってくる構成も見事でした。とくにラストに向けての伏線回収と真相の明かされ方には、「ああ、そういうことだったのか」と読後にしばし呆然とさせられるほどの衝撃がありました。
読み終えたあと、「では、死体とは何だったのか?」と改めて問い直したくなる、そんな深い余韻を残す一冊でした。星月渉さんの他の作品もぜひ読んでみたいと思わせてくれる、鮮烈なデビュー作です。
Posted by ブクログ
見つからない死体にワクワクしていたのですが、そちらの結末だったとは。
創作サークルの代表に最後まで気づけなかった。
そういうことだったのか〜と、麻美の夫のクズぶりがさらに極まれり。
Posted by ブクログ
私の死体を探してくださいと言う
言葉を残し失踪した人気作家森林麻美。
読んでいてこちらもクズ旦那に
腹を立て、麻美は生きているのか?
と思いながら読み進めると何と
クズ旦那を成敗したのはいいが
登場人物達が皆ああなるとは‼︎
全て計算尽くの復讐は恐ろしい。