新井一二三のレビュー一覧

  • 台湾物語 ──「麗しの島」の過去・現在・未来

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    台湾旅行を考えている。
    「はじめに」で「あなたのために書かれた本です。」とあったので手に取った。 
    私より若干年上かと思われる著者によって記された台湾の歴史には、特に政治家については私もリアルタイムでニュースで耳にしていた名前が多く見られるのに、台湾と日本、台湾と中国の関係性についてはいかに自分が無知であるかを思い知らされた。
    第四章と第七章では、旅行へのモチベーションが高まった。
    行く前にこの本と出会えてよかった!

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    2025年08月04日
  • 台湾物語 ──「麗しの島」の過去・現在・未来

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    過去に台湾旅行で訪れた際、蒋介石に因む施設を案内され、台湾の歴史について全く無知なまま旅行していたことに気付いた。
    海外旅行をしていると、台湾人はいつも親切にしてくれるし、台湾のことが好きだという自覚も持っている。
    でも、知っているのはテレビに映る台北や、民進党政権の動静程度

    台湾の歴史やアイデンティティ、風俗や文化について知りたいと思い、手にとった。

    驚くようなエピソードや発見に満ちた書で、興味のあるトピックだけ流し読みするつもりが、全文精読してしまった。
    最終章は紀行文という構成で、工夫が凝らされているし、何より筆者の台湾への愛情が感じられた。

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    2025年03月25日
  • 青椒肉絲の絲、麻婆豆腐の麻 ――中国語の口福

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    めちゃくちゃ面白かった!!!
    もちろん本のタイトルからも分かるように、言語から見た料理の解説、料理自体の作り方、歴史、習慣、言語なども面白いし、留学されていた時の思い出なども面白い。
    中国は広いし私の人生では本場の味は食べきれないだろうな…と思いつつも、明日拉条子作ってみようかなという気持ちになりました。

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    2024年03月23日
  • 青椒肉絲の絲、麻婆豆腐の麻 ――中国語の口福

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    中華料理を漢字から解説するありそうでなかった一冊。数多くの料理名を材料、調理法、味付けなどから語る。
    写真があったらなお良かった。

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    2024年03月17日
  • 青椒肉絲の絲、麻婆豆腐の麻 ――中国語の口福

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    「中国語と中華料理の間には切っても切れない関係がある」
    そう著者が書いている。
    読んでいると、材料、材料の切り方、調理の仕方、なるほどなるほど!料理名からそれがどんなものか分かるんだ。おもしろい。

    台湾好きな父もきっと気に入っただろうな。

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    2024年02月10日
  • 中国語は楽しい ――華語から世界を眺める

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    21世紀に入り、中国は大きな変化を経験したと言っていいだろう。私が子供の頃にならったBRICsという枠組みはもはやメディアで聞かなくなり、中国は経済成長中の一国から世界の覇権を握る経済大国になりつつある。著者である新井一二三氏の中国語概説書としての前著"中国語はおもしろい"が刊行されたのが確か2004年であるから、21年に刊行された本書はおよそ17年ぶりの概説書となる。その間に中国のみならず氏も環境が変化したようで、05年から明治大理工学部で中国語の弁をとっているようだ。私自身もその1人だったので身に沁みてわかるのだが、理工系の学生にとって第二外国語というのは大学入学と共に

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    2023年08月02日
  • 台湾物語 ──「麗しの島」の過去・現在・未来

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    台湾入門の一冊として、また、旅行前に持っておいたほうがよい基礎的な知識が、歴史政治文化地域地理と多岐に渡りわかりやすくバイアスがない視点で網羅されているため得やすく、トラベルガイドとしてもわくわくする良書。
    以前は台北と台北以外という区別しかなかったこと、
    台南の文化的ステータス、台南は台湾のボストンと言われていること、とか読み物としても、歴史を踏まえての多民族社会(国家と簡単にいえないもどかしさ)日本人にもフレンドリーと簡単に誤解を含む言説がよく聞かれるが様々な関係性の中で多様な人々と社会形成せざるを得なかった共生社会が台湾のベースでありフレンドリーは日本人のみにではなく、また、他者新参者へ

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    2023年06月10日
  • 台湾物語 ──「麗しの島」の過去・現在・未来

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    台湾の歴史、地理を複眼的な視点から書かれた良作。親日一辺倒ではない台湾の現在を知るのに最適。

    台湾旅行のお供に是非。台湾でも多くの著作のあるという筆者。台湾の過去から現在まで、決して親日だけではない、日本では報道されない事情も含め台湾という国を多面的に描いた作品。

    筆者の台湾愛と客観的な記述のバランスが良い。

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    2022年07月14日
  • 中国語は楽しい ――華語から世界を眺める

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    マンネリ中国語学習者の気持ちに寄り添ってくれるような本でした。少しでも日常にいかせたら楽しい!それで十分!そんな前向きになる本でした!ありがとう作者!

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    2021年07月01日
  • 中国語は楽しい ――華語から世界を眺める

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    中国語に関する概説を世界のあらゆる場所から説いた本。台湾の台湾語と香港の広東語の対比が興味深かった。

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    2021年04月12日
  • 台湾物語 ──「麗しの島」の過去・現在・未来

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    もとからそこにいた人の生活の上を様々なものがとおりすぎる
    オランダ、中国、日本、アメリカもやってきた
    混じり合うのは面白いけど、強制されると悲劇
    著者が実際に聞いた話し、見たものをいろ紹介してくれるので移り変わりが見えるようで面白い

    この土地が経験したことを活かして、違うもの同士が、奪い合うのでなく豊かに混じりあうといい

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    2020年11月02日
  • 台湾物語 ──「麗しの島」の過去・現在・未来

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    最近台北を訪問して台湾びいきになった欲目も入っているかも知れないが、台湾の歴史、民族、風俗を過不足なくまとめた良本。

    著者が「叙情的な評論」を狙ったというのがよくわかる。

    ゆっくり時間をかけて台湾1週旅行をしてみたい。

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    2020年02月08日
  • 中国語はおもしろい

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    日本人の自分にとって、日本語、英語にプラスして中国語を学ぶことで世界がもっと広がるのが実感できた本。
    中国語の発音は快楽であると。中国人観光客の会話がうるさい、というメディア報道とは全然違う、と思った。
    言語だけでなく、中国人の生活習慣や思考についても知れて、これまで驚いた中国人の言動の背景に思いを馳せている。

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    2016年06月26日
  • 中国語はおもしろい

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    中国語を勉強してみたいな、と思っていたのですが、タイトルからして何がおもしろいのか?が知りたくて購入。
    少々読みにくい箇所もあったような気がするが、語学についてだけでなく、歴史やら中国の人の言葉からくる発想の違い、文化、食事etcと情報が満載で、とても良い本でした。
    自分の知りたかった中国ってどんな国でどんな人たちがいるの?って気持ちにすんなり答えてくれるような気がしました。
    著者の中国語大好き~という気持ちと、様々経験が描かれているので、とても楽しめます。

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    2011年04月27日
  • 青椒肉絲の絲、麻婆豆腐の麻 ――中国語の口福

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    皆がよく知る中国料理の名前の由来、中国語圏の料理そのものの紹介。に、まつわる蘊蓄あれこれ。
    約十年前に薬膳に興味をもち、みっちりと知識ぶち込んだあの頃に読んでたら今よりさらに気持ちが盛り上がったかも、という位わりと豊富な内容。
    ワタシ個人として本作を読んでスッキリしたのは、

    担担麺の“担”

    が何かが解明したことかな。
    「たんたん」って響きとゴマのまったりこっくりした感じからして、材料の何某かが関係してるのかと想像していたのだけど、ぜんっぜん!違いました。

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    2025年03月11日
  • 青椒肉絲の絲、麻婆豆腐の麻 ――中国語の口福

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    作者の方が北京で外食を始めた時期が、たぶん自分と重なっているような印象。
    そのせいかとても楽しく読めた。

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    2024年07月11日
  • 中国語は楽しい ――華語から世界を眺める

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    現在明治大学で中国語を教えていらっしゃり、以前は香港、台湾、北京、上海などの新聞や雑誌に中国語のエッセイや評論を書いたりしていらした著者。
    著者の「中国語って本当に楽しい!」に溢れた著書で、同じように中国語の魅力に取り憑かれた私も楽しく嬉しく読みました。

    私が中国語を学び始めたきっかけは「キングダム」と「三国志」。
    昔の中国の人たちはどんなふうに会話していたんだろう。今と同じような中国語かな?
    そしてすっかり中国語の響きが大好きになってしまいました。
    私は今中国人の先生に中国語(普通語)を習い、台湾人の先生に台湾華語を習っています。キリッとしてかっこいい普通語も好きだし、優しくて歌うような台

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    2024年03月10日
  • 台湾物語 ──「麗しの島」の過去・現在・未来

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    新井さんが中国語文学でいう「雑文」—叙情性を備えた評論文を指す—を目指しているとおっしゃっているように、台湾の歴史、言葉、神さま、建築、地名などのテーマがとってもわかりやすく心にすっと入ってきます。
    台湾の過去・現在・未来。
    いろんなバックグラウンドを持つ人達がいて、日本がかかわる悲しい歴史もあって、私なんかが軽々しく思いを述べることはとてもできないけれど、台湾について深く思い、考えることができ、ますます台湾が好きになりました。

    最後の台湾一周の旅がとても素敵で、私もいつかゆっくり時間をかけて「環島」-台湾一周- をしたいな。

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    2024年02月29日
  • 青椒肉絲の絲、麻婆豆腐の麻 ――中国語の口福

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    中国料理大好き、町中華大好き、中華街大好きな私にはわくわくや「へえ〜」がいっぱいでした!
    日本でどれだけ本場の中国料理といっても、海外で和食を食べるようなものだから、きっと全然違うんだろうな。
    いつか中国に行ってその土地で育った食材、その土地で作られた調味料を使ったごはんが食べたいな

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    2024年02月21日
  • 中国語はおもしろい

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    世に溢れる中華料理や発展して未来都市になったような中国の諸都市に魅了され、中国語を学ぼうと思い立つはいいが何度も挫折している。大概は日本語とあまりにも違う音韻体系に壁があり、文法まで辿り着かない。ならばモチベーションを上げるしかないと、ド直球なタイトルの本書を手に取ってみることにした。一体中国語の何が面白いのか、と意気込んで頁をめくっていくとなんのことはない。新井女史が中国語に恋焦がれて焦がし尽くした女性だっただけのことだった。
    本書は三章構成になっており、第一章では自分の経験を交えながら中国語の成り立ちや背景情報を、第二章では簡単な中国語の例文を見ながら勉強法などを、そして第三章では中華文化

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    2023年07月21日