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旅行先として人気の台湾。しかし、ガイドブックに載る情報以外のことは、実は日本ではあまり知られていない。歴史、ことば、神様、建築、地名、映画、そして台北、台中、台南などの町々……この一冊を読めば、知らなかったさまざまなことがよくわかる。台湾でも活躍する日本人作家が語る、この島と人びとの昨日・今日・明日の物語!
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Posted by ブクログ
台湾旅行を考えている。 「はじめに」で「あなたのために書かれた本です。」とあったので手に取った。 私より若干年上かと思われる著者によって記された台湾の歴史には、特に政治家については私もリアルタイムでニュースで耳にしていた名前が多く見られるのに、台湾と日本、台湾と中国の関係性についてはいかに自分が無...続きを読む知であるかを思い知らされた。 第四章と第七章では、旅行へのモチベーションが高まった。 行く前にこの本と出会えてよかった!
過去に台湾旅行で訪れた際、蒋介石に因む施設を案内され、台湾の歴史について全く無知なまま旅行していたことに気付いた。 海外旅行をしていると、台湾人はいつも親切にしてくれるし、台湾のことが好きだという自覚も持っている。 でも、知っているのはテレビに映る台北や、民進党政権の動静程度 台湾の歴史やアイデン...続きを読むティティ、風俗や文化について知りたいと思い、手にとった。 驚くようなエピソードや発見に満ちた書で、興味のあるトピックだけ流し読みするつもりが、全文精読してしまった。 最終章は紀行文という構成で、工夫が凝らされているし、何より筆者の台湾への愛情が感じられた。
台湾入門の一冊として、また、旅行前に持っておいたほうがよい基礎的な知識が、歴史政治文化地域地理と多岐に渡りわかりやすくバイアスがない視点で網羅されているため得やすく、トラベルガイドとしてもわくわくする良書。 以前は台北と台北以外という区別しかなかったこと、 台南の文化的ステータス、台南は台湾のボスト...続きを読むンと言われていること、とか読み物としても、歴史を踏まえての多民族社会(国家と簡単にいえないもどかしさ)日本人にもフレンドリーと簡単に誤解を含む言説がよく聞かれるが様々な関係性の中で多様な人々と社会形成せざるを得なかった共生社会が台湾のベースでありフレンドリーは日本人のみにではなく、また、他者新参者への接し方が、概ねフレンドリーではないこともしばしば見られる日本とは同じ島(国)でも異なるのだなと思う。そこには複雑苦難の歴史、道のりがある。 どの章も面白く示唆深い内容だが、最後の第七章映画と旅の物語、で、練習曲という映画を用いて、環島ブームが取り上げられ、鉄道で島をぐるりと回る旅を実際にされてガイドブックのように細かく乗り換えポイント駅前の景観からご当地グルメまで楽しく読める内容で、これは台湾旅行の深度あるガイドブックとしても素晴らしい。
台湾の歴史、地理を複眼的な視点から書かれた良作。親日一辺倒ではない台湾の現在を知るのに最適。 台湾旅行のお供に是非。台湾でも多くの著作のあるという筆者。台湾の過去から現在まで、決して親日だけではない、日本では報道されない事情も含め台湾という国を多面的に描いた作品。 筆者の台湾愛と客観的な記述のバ...続きを読むランスが良い。
もとからそこにいた人の生活の上を様々なものがとおりすぎる オランダ、中国、日本、アメリカもやってきた 混じり合うのは面白いけど、強制されると悲劇 著者が実際に聞いた話し、見たものをいろ紹介してくれるので移り変わりが見えるようで面白い この土地が経験したことを活かして、違うもの同士が、奪い合うのでな...続きを読むく豊かに混じりあうといい
最近台北を訪問して台湾びいきになった欲目も入っているかも知れないが、台湾の歴史、民族、風俗を過不足なくまとめた良本。 著者が「叙情的な評論」を狙ったというのがよくわかる。 ゆっくり時間をかけて台湾1週旅行をしてみたい。
新井さんが中国語文学でいう「雑文」—叙情性を備えた評論文を指す—を目指しているとおっしゃっているように、台湾の歴史、言葉、神さま、建築、地名などのテーマがとってもわかりやすく心にすっと入ってきます。 台湾の過去・現在・未来。 いろんなバックグラウンドを持つ人達がいて、日本がかかわる...続きを読む悲しい歴史もあって、私なんかが軽々しく思いを述べることはとてもできないけれど、台湾について深く思い、考えることができ、ますます台湾が好きになりました。 最後の台湾一周の旅がとても素敵で、私もいつかゆっくり時間をかけて「環島」-台湾一周- をしたいな。
歴史の解説や今の台湾の様子などがバランスよく書かれ、面白くてぐいぐいと読み進めてしまった。 これを読んでから台湾を訪れたら、一層楽しめるはず。
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