崗田屋愉一のレビュー一覧

  • MUJIN 無尽(13)

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    ネタバレ

    将軍に限らず忠誠心なんてものは絶えて久しい日本において、ここまで斬り込んでリアルに描く気迫と言うか、執念と言うか、情熱はどこから湧くのであろう。武士として戦うのはこういう感じだろうという戦闘シーンに加えて、武士として生きてた人の当時の心境はこうだっただろうなとなんの違和感も無いし、変な陶酔とか耽美な感じも無い。ただ凄まじい。

    義を個人に捧げちゃうのは危険な行為なのに、昔っから好きよな。
    そう育てられたら他に価値観も無いのに、逃げられたとなっては堪らないよな。
    どう折り合うんだろう伊庭の旦那。

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    2025年07月19日
  • ひらひら

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    若き日の国芳を描いた『大江戸国芳 よしづくし』と併せて旧版『ひらひら』も愛読していたが、つい最近リライト版が出ていたことを知り、さらに北斎を描いた短編もおまけについていると聞いて即、購入。
    勢いのある旧版、描写の細かいリライト版どちらも甲乙つけ難く、要はどちらもいい。
    ラストについては旧版を読んだ時はほろり、とさせられたくらいだったのが、リライト版では号泣する伝八にこちらも涙腺が決壊。
    年を取ると涙もろくなっちまってイヤだねぇ。

    国芳師匠とその一門がとにかく痛快で格好いいのはもちろん、国芳の親友にしてパトロン、名参謀役にして裏ボス的存在の遠州屋佐吉さんにシビれます。

    おまけの「北斎最後の日

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    2025年06月27日
  • MUJIN 無尽(13)

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    ネタバレ

    とうとう鳥羽伏見の戦い開戦。
    切ない、徳川慶喜は逃げちゃうし、けが人までおいて逃げるたぁ、どういう了見でぇ! と言葉が悪くなる私です。(元々、慶喜が苦手だし)

    そして、沖田さんの痩せ衰えた姿が描かれているのも初めて見ましたよ。画力があればこそですね、さすがに驚きましたが。
    これからまだまだ困難な道が続くのがわかっているだけに続きが待ち遠しいと思いつつ、八郎のことが心配でならぬ私です。

    0
    2025年06月04日
  • 雲霧仁左衛門 (8)

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    火盗が出し抜かれるが、一歩進む、一巻。

    先が気になって原作読み返したくなるけど
    我慢して数年。もう、我慢も限界か?次見かけたら買いそう。

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    2025年04月29日
  • ひらひら

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    新装版出るまでに色々あったのですね。
    旧版も読んだはずだけど、またしみじみと良い話でした。
    そして、ペンネームが変わっていることに、読み終えてから気づきました(笑)

    絵柄であ!と思って買ったので、ペンネーム変わってることに気が付きませんでした。

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    2024年04月07日
  • 雲霧仁左衛門 (5)

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    カッコイイ~。漏れ出る引きで終わる。
    原作読んでるのに、雲霧仁左衛門の冷徹さに身震いし、六之助の決意に心撃たれる。

    その描きっぷりは、ガンダムUCの福井の筆と同じ。憧れと尊敬を自分の表現に載せて世に問うて居る感じ。「私の好きな作家ってこんなにすごいんだよ!!」愛溢れる。

    0
    2022年12月05日
  • 雲霧仁左衛門 (1)

    購入済み

    面白い。

    もともと時代物が好きなので手にとってみた。すごくおもしろい。
    ものすごく格好いい。ドラマでもやっていたけど、マンガの方が好きだなぁ。
    続刊が待ち遠しすぎる作品です。

    #カッコいい #ドキドキハラハラ

    1
    2021年12月28日
  • 雲霧仁左衛門 (3)

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    いやぁ、面白い。
    作者の原作者(池波正太郎)への憧れているところと俺の好きなところが合致してるのかな。
    色の出方がとても原作に即している感じがして、お気に入り。

    まぁ、原作未読でも十二分に楽しめると思われる。

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    2021年03月07日
  • 大江戸国芳よしづくし

    購入済み

    最高の人情もの時代劇!!

    読むだけで江戸時代にタイムスリップしたような気分!
    浮世絵師・歌川国芳がくすぶっているところからブレイクへの道のりが艶やかに描かれています。
    さらに人情話も織り交ぜられて、思わずホロリ。
    国芳と一緒に住んでいる猫ちゃん達のノビノビした姿にも癒されます。

    0
    2020年07月23日
  • 大江戸国芳よしづくし

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    鼠小僧のお話からラストにかけて、男気に感動し目頭が熱くなりました…。
    丸っと一冊、大好きな国芳さんのお話で、大変楽しく読ませていただきました!

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    2019年09月10日
  • 大江戸国芳よしづくし

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    SNSの日記で紹介されていて、あまりに面白そうなお勧め分に早速購入してみたところ、全くお勧めにたがわず面白かった。ちょうど先日「挑む浮世絵 国芳から芳年へ」を観に行ったところでもあったので、作中に登場する人物や絵から展示で観た絵が思い出された。国芳と周りの人物を描いているのですが、話しが面白いうえに、登場人物が皆、格好よく、粋で、色気、艶がある。絵柄が非常に美しく、じっくり眺めたくなる絵。でも面白くて先が読みたくて、一読目は先へ先へと、あっという間に読み進めてしまいました。

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    2019年03月08日
  • 大江戸国芳よしづくし

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    『ひらひら』に続いて、国芳師匠と猫たちにまた会えた♪
    是非シリーズ化して、生まれてから亡くなるまで全部描いてほしいなぁ。

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    2017年05月22日
  • 大江戸国芳よしづくし

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    201704/わー!!!これはすごい!さすが岡田屋鉄蔵(って改名されたのね)!!!この登場人物達、このエピソード群、1巻で終わらせるにはあまりにも勿体ないというかもっともっと読みたい!!!何度もすぐ再読してしまう、これほんといい!!!

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    2017年04月29日
  • 堤鯛之進 包丁録 極楽長屋編

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    包丁を研ぐ行商人の鯛之進、たまたま遭遇した辻斬りで、少年を保護することになる。なぜ、少年がこのような事件に巻き込まれたか、危険な状況かも。

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    2023年02月25日
  • 堤鯛之進 包丁録 江戸料理編

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    グルメ/時代劇もの。7割は料理に関する内容で、残り3割は硬派な時代劇。買ったときは気づけなかったが、本巻は2巻目だったようだ。

    江戸時代の長屋が舞台になっており、その当時は庶民的かもしれないが、今の時代の人間からすると少し手間がかかっている料理が色々と取り上げられる。
    雪鍋とか、味噌豆腐とか、味の想像はつくが、実際には食べたことのない料理が色々出てくるうえ、さぞ旨いように食べるので、まぁ腹が減る。大根の林巻なんてのは初めて知ったが、手が込んでいるし、大根を蒸したことなんてないなと思った。

    本筋の話もまだ転がる余地はありそうな雰囲気なので、そっちの展開もどうなるか期待している。

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    2021年09月08日
  • 大江戸国芳よしづくし

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    以前にも描いている題材ね。お好きなようで国芳。買い損ねてたんだけど見つけたので購入。
    好きな歌にもある「無理矢理生きるのが男」って言う、生き様、情熱を描いた一作。昭和の時代小説を読んだ気分。

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    2017年07月12日
  • 大江戸国芳よしづくし

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    ネタバレ

    浮世絵師という画力がないと成り立たないテーマであるが、きちんと説得力のある画に感嘆しました。
    後半は鼠小僧の物語になっており、欲を言えばもう少し国芳の成長譚を読みたかった。
    一巻で完結しているのは、打ち切りなのだろうか。

    浮世絵の世界・歴史を勉強したくなった。

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    2022年04月17日