森元斎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ちょい軽めのバイブスで語られるアナキズム・アベンジャーズ(わたしはクロポトキン、ルクリュ推し)
世界がまたも軍事による緊張状態にある中、いまこそ読むべきタイミングだと思って手に取りました。プルードン、バクーニン、クロポトキン、ルクリュ、マフノ。これら19世紀から20世紀のアナキストたちがいかにして権威に反抗し、自律した社会をめざしたかを紹介した本です。聖人、暴れん坊、変わり者など各々のキャラクターも色とりどり、推し活できそうなほど役者が揃っています。
『アナキズム入門』というタイトルや、ちくま新書のレーベルイメージから感じるようなお硬さはまったくありません。とてもくだけた文体で読みやすか -
Posted by ブクログ
めちゃくちゃ面白いじゃん!
所謂僕らが想像する『暴力』とは分けて考えておいた方が良いけど,思想として,ワクワクするじゃないか!Rockだねぇ!
そして,所謂正統派のcommunismって,Anarchismとすごく近いところにいるんだなぁって言うかそうだと思ってたの,Anarchismだったんじゃん?と.
ソ連や中国の「共産党」という名のクソみたいな紛い物の悪魔にとんでもないクソイメージを世界中にばら撒かれて,アメリカはじめ資本主義のクソ野郎共に拡大再生産され続けた結果,今や見る影もない,死に体の,いや,お前はすでに死んでいる状態のcommunismは,地べたのAnarchismに変装して生き -
Posted by ブクログ
ネタバレ大変おもしろく読んだ。
端的に言って「否定すべき暴力と、肯定せざるを得ない暴力がある」というのが本書の主張である。
その通りだ。その通りであるのだが、ここには重要な前置きが必要である。それは主にヒエラルキーの話だ。ヒエラルキーの上からの暴力と、下からの暴力では、その意味合いはまったく異なる。
また、「国家対国家」というレイヤーにこの暴力論を当てはめるのも大変危険である。それはともすれば、軍拡競争につながるからだ。
著者の専門はアナキズム。そう言われれば、本書における暴力の目線がわかるだろう。権力への抵抗である。非暴力を貫いた先に民衆の破滅があるのなら、一時的に、限定的にでも暴力を扱う、ある -
Posted by ブクログ
アナキズムの入門書としてまとまっていると思いました。
やっぱりグレーバーの影響力って大きいですね。亡くなったのがとても残念。
まずは誰のために「働いている」のかってところを再考すべきだと思うのですが、皆さんあんまり疑問を持っておられないようで・・ 資本主義は生き残りのためにますます一極集中に邁進し、人々に負債を押しつけて搾取を続けていくのでしょう。子ども食堂のような相互扶助のシステムを評価しているようなふりをしながら、それらがコミュニティーセンターとして機能するようになれば潰しにかかるかもしれません。いかにして地方に分散した拠点を作るか、ですかね。 -
Posted by ブクログ
暴力反対!
非暴力以外は認めない!と短絡的に考えてしまう方は、プーチンのウクライナ侵攻を止めるために、国家と国民を差し出せば良いと考えているのだろうか?
暴力とは何か?
一般論として、いまは腕力により他者に害をなすことだけが暴力だと考えている人は少ないと思う。
でも、短絡的に暴力は良くないと考える人は多いような気がする。
プーチンの侵攻に対して闘う武力の行使は、暴力なのか?
イスラエルのガザ侵攻は、暴力なのか?
国による国民財産の強制的な剥奪(税ともいう)はどうか?など、現実問題として人類の歴史の中で綿々と続く暴力について、歴史、過去の議論を踏まえ考察する。
暴力反対と安易に考える人は、暴力