死なないための暴力論(インターナショナル新書)

死なないための暴力論(インターナショナル新書)

913円 (税込)

4pt

4.0

「暴力反対」とはよく聞くけれど、じつは世の中は暴力にあふれている。国は警察という暴力装置を持っており、問答無用で私たちから徴税する(そして増税する)。資本主義は、私たちを搾取し、格差を生み出す。家父長制は男性優位・女性劣位のシステムをつくりあげる。一方で、こうした暴力に対抗して、民主化や差別の撤廃などを成し遂げてきたのも、また暴力である。世の中にあふれる暴力には、否定すべきものと、肯定せざるをえないものがあるのだ。思考停止の「暴力反対」から抜け出し、世界の思想・運動から倫理的な力のあり方を学ぶ。

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死なないための暴力論(インターナショナル新書) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年04月06日

    アナキズムの入門書としてまとまっていると思いました。
    やっぱりグレーバーの影響力って大きいですね。亡くなったのがとても残念。
    まずは誰のために「働いている」のかってところを再考すべきだと思うのですが、皆さんあんまり疑問を持っておられないようで・・ 資本主義は生き残りのためにますます一極集中に邁進し、...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年04月04日

    暴力反対!
    非暴力以外は認めない!と短絡的に考えてしまう方は、プーチンのウクライナ侵攻を止めるために、国家と国民を差し出せば良いと考えているのだろうか?

    暴力とは何か?
    一般論として、いまは腕力により他者に害をなすことだけが暴力だと考えている人は少ないと思う。
    でも、短絡的に暴力は良くないと考える...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年03月27日

    どこかの書評で見たのと、帯のコメントに惹かれて。暴力と聞くと、反射的に”反対!”って思い浮かんでしまうクチなので、書店で見たときはちょっと敬遠してしまったんだけど、そういう短絡的な判断は良くないな、と改めて。当たり前なんだけど、暴力全般を是としている訳もなく、理不尽なハラスメント的力に対して、最低限...続きを読む

    0

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