死なないための暴力論(インターナショナル新書)

死なないための暴力論(インターナショナル新書)

ビジネス・実用
913円 (税込)

4pt

「暴力反対」とはよく聞くけれど、じつは世の中は暴力にあふれている。国は警察という暴力装置を持っており、問答無用で私たちから徴税する(そして増税する)。資本主義は、私たちを搾取し、格差を生み出す。家父長制は男性優位・女性劣位のシステムをつくりあげる。一方で、こうした暴力に対抗して、民主化や差別の撤廃などを成し遂げてきたのも、また暴力である。世の中にあふれる暴力には、否定すべきものと、肯定せざるをえないものがあるのだ。思考停止の「暴力反対」から抜け出し、世界の思想・運動から倫理的な力のあり方を学ぶ。

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死なないための暴力論(インターナショナル新書) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    「極・中道」(エキストリーム・センター)という言葉を聞いて、この本に辿り着いた。
    よかった。
    ヒエラルキーの上からの暴力は断固否定されるべきだが、下からの暴力は抵抗のためだからダメとは言えない。そりゃそうだ!
    権力者を批判してはいけない風潮って、いったい何言ってんのって感じだ。

    「各人はその能力に応じて、各人はその必要に応じて!」(マルクス『ゴータ綱領批判』より)

    0
    2025年12月08日

    Posted by ブクログ

    「非暴力」という言葉になんとなくモヤモヤしてたので読んだ。
    非暴力と言われているガンジーや、キング牧師もその一面として非暴力があり、完全非暴力ではないことを知った。もちろん暴力は避けて通ることが望ましいのだが、じぶんの命を守るためには権力に対して戦術的に暴力をちらつかせることは肯定できると思った

    0
    2025年07月04日

    Posted by ブクログ

    人を傷つける気はさらさらないが、権威やヒエラルキー的な構造には常に疑いの目を向けていたい。それは、自分にとって正当な暴力になり得るかもしれない。

    0
    2024年08月01日

    Posted by ブクログ

    面白くタメになった。人文系知識やニュースで知っている程度の世界情勢の知識だったが、解説もわかりやすく、硬くない読みやすい文体ですらすら読めた。(ネット記事の雰囲気に近いので疲れていても読めた)

    侵略や破壊、征服のための暴力ではなく自分達の生活を守る為の暴力を認めよう。
    既存のヒエラルキーに沿った組織ではなく、人種、性別、国籍、年齢…などあらゆる人々が連帯することで抵抗し続けることができる。(この辺はフェミニズムとも重なる)
    インターセクショナルが重要とされている理由か〜と思った。

    本書で紹介されている抵抗の実践は自分の実生活でそのまま実践するのはハードルが高いが、マインドとしてちょっとした親切を毎日積み重ねていくことが始めていきたい。

    0
    2026年10月21日

    Posted by ブクログ

    2024.7.21
    国家権力は暴力
    徴税、警察
    暴力はいけない。→何なのか?
    2023年税収は過去1
    強制接 摂食と言う暴力

    0
    2024年11月02日

    Posted by ブクログ

    めちゃくちゃ面白いじゃん!
    所謂僕らが想像する『暴力』とは分けて考えておいた方が良いけど,思想として,ワクワクするじゃないか!Rockだねぇ!
    そして,所謂正統派のcommunismって,Anarchismとすごく近いところにいるんだなぁって言うかそうだと思ってたの,Anarchismだったんじゃん?と.
    ソ連や中国の「共産党」という名のクソみたいな紛い物の悪魔にとんでもないクソイメージを世界中にばら撒かれて,アメリカはじめ資本主義のクソ野郎共に拡大再生産され続けた結果,今や見る影もない,死に体の,いや,お前はすでに死んでいる状態のcommunismは,地べたのAnarchismに変装して生き続けているってことなのかねぇ?
    誰かに手を差し伸べること,差し伸べざるを得ない心,それこそが社会の「基本」であるって考えたら,もっと人は繋がれるし,闘えるんじゃないかと,そんな清々しいまでの青臭い情熱が蘇ったりして,久しぶりにスカッとした気分で眠れるわ!

    0
    2024年10月02日

    Posted by ブクログ

    アナキズムの入門書としてまとまっていると思いました。
    やっぱりグレーバーの影響力って大きいですね。亡くなったのがとても残念。
    まずは誰のために「働いている」のかってところを再考すべきだと思うのですが、皆さんあんまり疑問を持っておられないようで・・ 資本主義は生き残りのためにますます一極集中に邁進し、人々に負債を押しつけて搾取を続けていくのでしょう。子ども食堂のような相互扶助のシステムを評価しているようなふりをしながら、それらがコミュニティーセンターとして機能するようになれば潰しにかかるかもしれません。いかにして地方に分散した拠点を作るか、ですかね。

    0
    2024年04月06日

    Posted by ブクログ

    暴力反対!
    非暴力以外は認めない!と短絡的に考えてしまう方は、プーチンのウクライナ侵攻を止めるために、国家と国民を差し出せば良いと考えているのだろうか?

    暴力とは何か?
    一般論として、いまは腕力により他者に害をなすことだけが暴力だと考えている人は少ないと思う。
    でも、短絡的に暴力は良くないと考える人は多いような気がする。
    プーチンの侵攻に対して闘う武力の行使は、暴力なのか?
    イスラエルのガザ侵攻は、暴力なのか?
    国による国民財産の強制的な剥奪(税ともいう)はどうか?など、現実問題として人類の歴史の中で綿々と続く暴力について、歴史、過去の議論を踏まえ考察する。
    暴力反対と安易に考える人は、暴力とは何かをまず考えるべきだと思う。

    0
    2024年04月04日

    Posted by ブクログ

    どこかの書評で見たのと、帯のコメントに惹かれて。暴力と聞くと、反射的に”反対!”って思い浮かんでしまうクチなので、書店で見たときはちょっと敬遠してしまったんだけど、そういう短絡的な判断は良くないな、と改めて。当たり前なんだけど、暴力全般を是としている訳もなく、理不尽なハラスメント的力に対して、最低限の力は必要だよな、って話。両方向を”暴力”で表してしまうから分かりづらいのであって、上からの”暴”力に対し、下からは”防”力とでも記せば、意義が分かりやすくて良いのかも。今書きながら思いついたんだけど、なかなかのナイスアイデアだな、これ。

    0
    2024年03月27日

    Posted by ブクログ

    歴史を見ればわかるとおり、暴力なしには我々の権利や自由は手に入らなかった。
    サパティスタ民族解放軍、ロジャヴァ革命については勉強になった。

    0
    2025年12月27日

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