高田由紀子のレビュー一覧

  • スイマー

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    自分たちなりの形の友情を育てる小6のスイマーのお話。無理な展開はあまり無く、嫌な人も出てこないのですっきり。
    主要登場人物は中学生かと思うぐらいしっかり者の、良く考える子供たちです。
    スイミングの魅力と地方の暮らし、周りの大人が素敵に描かれていて、ほっこり。

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    2020年09月08日
  • ビター・ステップ

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    ムスメに薦められて読んだ一冊。
    年を取るにつれ自分の殻は固くなるのに、
    周りに自分を委ねなければならないことが増えていく。それって、プライド傷つくし、ひどく惨めになることに違いないだろうと思う。
    「元どおりになることだけが大切なことじゃない」277p
    子どもだけじゃなく、どんなに老いてからでも、成長するには苦味を伴う。
    (感情移入が小5の主人公ではなく、完全に祖母。笑)

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    2020年03月25日
  • ビター・ステップ

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    ネタバレ

    しんみり来るお話でした。
    やっぱり大変ですよね、介護って…。
    私の家族が介護関係の人なので、余計に切なさ(?)を感じました。
    あと、登場人物たちが可愛い!
    あと、茶色の文字も可愛い!

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    2020年03月10日
  • 青いスタートライン

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    夏休みを佐渡でおばあちゃんと過ごすことになった主人公の小学五年生の男の子が、遠泳大会に出たいと口に出したことから始まったひと夏の物語。今回も佐渡の景色がありありと浮かんでくるような描写が、佐渡出身者にはたまらない(もちろんそうでない大多数の皆さんもそれぞれの夏の思い出がありありと思い浮かべられるでしょう)。
    特に今回は相川が主な舞台なので、あ、ここは達者(たっしゃ)か、姫津(ひめづ)のあたりかな、とか、連想できて楽しいこと楽しいこと(まぁ、そこは佐渡出身者の特権ということで)。
    物語は小学生高学年向けとなっていたけど、大人でもしっかりくすりと笑えて、しっとり泣けて、じんわり感動できるかと。子供

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    2019年07月01日
  • 君だけのシネマ

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    佐渡出身者には、特に読んでてジンジン来ると思います。特に私は相川の街中出身なので、物語に書いてある風景は、すべて目に思い浮かびます。夏も、冬の風の寒さといった季節の匂いも。お話自体はアラフィフのおっさんが読むには瑞々しく眩しいほどですが、さわやかな詩を読んでいるようで(といっても詩を読む習慣はないですが。。)、気持ちのいい文章ですね。佐渡の方言も、知らない人が読んでも程よくわかるよう自然に書かれていて、感心します。佐渡出身の方はもちろん、多くの方に読んでほしい作品です。

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    2018年09月06日
  • まんぷく寺でまってます

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    佐渡出身の作者さんときたら、佐渡出身者としては読まねばならん。しかも舞台が生まれた町、長坂登って中学行ってた身ときたら、ね。児童向けだけど大人が読んでも爽やかな気分になれるし、佐渡の空気が物語をきちんと支えてて、なんとも暖かい気持ちにさせてくれる。

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    2021年07月03日
  • 君だけのシネマ

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    ネタバレ

    毒親(母親)に育てられた主人公が、2年間、父親の母(父方の祖母)が住んでいる島に移住し、過ごしていく中で段々と自分のしたいこと・やりたいことを言えるようになったり、主人公の父親が味方になってくれたりして毒親(母親)から少し卒業することができた物語だった。
    最近話題になっている毒親。
    子供に対してどのような声かけをして子供に害を与えるのか知りたかったため、この本を読んで勉強することができた。毒親本人も被害者である子供も、その親子関係が異常だということを知らないんだなということを改めて感じた。
    児童図書にしては内容が深いなと思った。

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    2023年04月02日
  • 青いスタートライン

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    小学5年生の颯太が、佐渡で1キロの遠泳に挑み成長していく物語。読みながら、頑張れ!と応援してしまいます。
    物語に大きな変化はなく、読みやすい1冊でした。

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    2023年03月21日
  • スイマー

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    水泳をめぐる、少年たちのお話。
    佐渡に引っ越してきた主人公の少年は、東京の強豪スイミングチームに所属していたものの、妬みと挫折を経験してスイミングをやめている。
    一方引っ越し先の佐渡には、今にも潰れそうな温水プールの施設と、「メドレーリレーに出場したいけれど、人が足りない」スイミングチームがあった。

    ありがちな展開だけれど、
    その中で描かれる友情と努力に挫折、
    努力しても届かない公共施設の問題などが
    すっきりと描かれて、読みやすい作品だと思います。

    実際問題として、
    存続が危ない公共施設なんて地方に行けばたくさんあるだろうし、そういう問題を身近に感じられるといいなあ。

    水の中の泳いでいる

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    2021年02月28日
  • ビター・ステップ

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    児童書だけど内容はなかなかシビア。
    私は完全に姑を介護するお母さんの立場で読んだ。産後育児が大変だった時期に、おばあちゃんが助けてくれたエピソードが泣ける。

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    2020年10月30日
  • 君だけのシネマ

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    私も映画が大好きで、タイトルにひかれて手にしました。
    実は、主人公の詩織ちゃんほど母を拒絶はしていないけど「心配だから」という呪文はほんとうに苦手。
    この本を読んで、その理由、そしてそこから解き放たれたと感じました。
    今は、疲れ切って、空っぽになっていても、ゆっくり自分のやりたいこと、自分の好きなことを見つけていこうと思えるお話でした。嬉しかった。

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    2019年04月05日
  • ビター・ステップ

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    介護の問題を真正面から描いている
    そうだよね、
    子供たちにとっても身近で深刻な問題
    こういう本も読んでほしいね
    みんなそれぞれ抱えつつ生きてるんだってこと知ってほしい

    ≪ ぶつかって かわっていくの だれだって ≫

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    2019年03月04日
  • 青いスタートライン

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    佐渡の遠泳大会に参加する少年の話。泳ぎを教えてくれる17歳のお兄さんが魅力的。話に大きなひねりはないが、泳いでいる気になれた。

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    2018年06月09日
  • まんぷく寺でまってます

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    ネタバレ

    竹内裕輔は、万福寺の跡取り息子。お坊さんになるための子ども向けの勉強会に参加するために坊主頭にされて、2学期のはじめにみんなにからかわれた。
    裕輔は、お寺のことも手伝いもするし、檀家さんたちにもきちんと挨拶をしたり、頑張っている。けれど、本当はお寺を継ぐより、大好きな漫画家になりたいのだ。
    お寺に生まれたばっかりに、山奥まで、やたらと長い通学路を一人で歩かなくてはならないし、お寺の手伝いは大変だし、朝のおつとめとかも大変。お寺の息子ということでのプレッシャーもある。

    2学期、席替えで隣の席になった美雪は、1年前にお父さんが亡くなってからほとんどしゃべらなくなった女の子だ。
    でも、美雪はノート

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    2017年11月26日