高田由紀子のレビュー一覧

  • ビター・ステップ

    Posted by ブクログ

    家族の絆って本当にすごいなって思いました。おばあちゃんと皆で一緒に暮らしていくのはおばあちゃんにとってどれだけの救いであるか…と考えると本当に感動しました。

    0
    2024年07月31日
  • 君だけのシネマ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    すごく心に残る話だった。
    母親の言うことを聞かされ続けてきた史織が、父と共に祖母の家に行き、ゆったりと過ごしていく物語。
    最初の母親はすごく恐怖だった。なんであんなに史織に執着してるんだろう。史織の進路さえ自由に史織自身が選ぶことも許されない。窮屈でたまらないだろうと思う。
    でも、史織の祖母、さっこちゃんのところに行ってから、史織は心を休ませる場所ができた。さっこちゃんの夢、佐渡島で島にシネマを作ることを応援しながら、クラス間で孤立している藤原さんと話したりしてゆったりと、そして少しだけ恋愛もする。自分ごとのようにほっとした。母の電話の内容にはゾッとしたけれど、史織のような子供は私の身近にいる

    0
    2023年06月26日
  • スイマー

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     航、龍之介、信司、海人の四人が紡ぐ青春水泳小説でした。水泳を嫌になっていた航が、新潟県への引っ越しを機に新たな仲間と出会い、変わっていく過程がしっかりと書かれていた作品だったと思います。
     仲間と交流を深めていくにつれて、仲間たちが抱える家庭の事情や水泳にかける思いの強さを知って、人間的に成長していく航の姿を追うことができてとても楽しい読書時間でした。
     努力する意味は他人から与えられるものじゃなく、自分の手で見つけていくものだと気付いてからの航は、周りに気を遣える優しい子になりました。航の一つ一つの成長を見る度に、胸が熱くなって心が温まる想いがしました。
     とても良かったです。

    0
    2023年06月20日
  • オン・ステージ!(2) 邪悪な影に気をつけろ!?【試し読み】

    購入済み

    闘うヒロイン

    主人公の本領が一気に発揮されるフラグの作品だといえます。今回の対戦相手となる裏演劇部のメンツたちは、結構ずる賢いようなイメージがあります。そんな彼らの思うがままにはさせまいとする主人公は、他人に助けを求めたりせずに本当の演劇部の強さを示そうとがんばります。また、努力というのは必要不可欠だと思いました。

    #シュール #ドキドキハラハラ

    0
    2022年08月01日
  • オン・ステージ!(3) アブナイ夏合宿とラスト・コンクール!【試し読み】

    購入済み

    描写にこだわりがある作品

    一般的な青春コミックにメインに主人公とヒロインの恋愛を重きにして他の要素はほどほどの描写に抑える、という特徴があるのですが、むしろこの作品では東條とひかりの恋愛模様に加えて大会練習や生き霊など、様々な要素が紙面を割いており、途中までは読者の視点もそれにあわせてあっちこっちに広がっていく傾向があります。ですが話の主軸はブレることなく、終盤ではきっちりとまとめているので、良い印象でした。

    #胸キュン #アツい #深い

    0
    2022年07月01日
  • スイマー

    Posted by ブクログ

    引っ越しする前の東京でのスイミングは、ただただ自分だけが早くなれればいいだけの少し、残念な水泳だったけど、ドリームブルーに来たら、みんなで水泳に取り組むことはとても良いことなんだと分かった。

    0
    2021年06月14日
  • スイマー

    Posted by ブクログ

    青春だ。最後はうるっときた。みんなでつないでいくっていいなぁ。1人で勝つのはすごいけど、みんなで勝つのは強い。泳ぎたくなった。

    0
    2021年01月21日
  • ビター・ステップ

    Posted by ブクログ

    病気で変わってしまったおばあちゃんとの生活が始まる。
    みんなの焦燥、よくなったり悪くなったりの繰り返し。そんな中、救われるのは友達との関係でした。

    0
    2018年12月18日
  • 君だけのシネマ

    Posted by ブクログ

    佐渡に小さい映画館を作ったおばあちゃんのもとで暮らす史織。かわっている友達、頼りになる少年。出会いや手伝いの中で自分の居場所を見つけていく。さわやかでした。

    0
    2018年12月18日
  • 金色の羽でとべ

    Posted by ブクログ

    佐渡島にひとつしかない小学生のバレーボールクラブで、バレーボールが大好きな少年が、仲間と成長していく物語。子供が読んだ後に読みました。佐渡出身の作者、高田由紀子さんが描く作品は、少年少女の心の微妙な動きが、ありありと伝わってきて、大人でもしっかり楽しめる(母校の佐渡高校が出てきたのも、佐渡出身者にはたまらない)。子供もおもしろいと一気読みしていました。次も楽しみです。

    0
    2023年05月12日
  • スイマー

    Posted by ブクログ

    都会で挫折を味わった小6の航が佐渡で仲間を得て変わっていく。
    よくありそうなストーリーも、両親の仕事の問題などもからめてそこそこ読み応えのある内容になっている。

    ほぼ一文ごとの改行なので、厚さの割には読みやすいはず。

    スポーツものの好きな子におすすめ。

    0
    2021年05月24日
  • 青いスタートライン

    Posted by ブクログ

    プールで25mしか泳げなかった僕が、佐渡の海での1キロメートルの遠泳大会にでる。不安は一杯だけど、泳いだ先に何かが見えそうだから。

    0
    2021年05月12日
  • スイマー

    Posted by ブクログ

    泳ぐことを通して固く結ばれる仲間同士の絆に胸が熱くなる物語。

    イラストも躍動感があり物語の効果大!

    ありがちといえばありがちな内容なのだけれど、スポーツ好きな人だったら必ずハマること間違いなし‼︎

    0
    2021年04月03日
  • スイマー

    Posted by ブクログ

    佐渡に転校した航は、やめたはずの水泳に、熱く誘われる。個性豊かな仲間たちとの日々が生き生きとしていて、厚い本ながらどんどん読める。

    0
    2020年12月28日
  • ビター・ステップ

    Posted by ブクログ

    自分の現状を受け入れるのって、きっと想像以上に大変。介護する家族にも嫌だと思う気持ちがあるのは当然だと、宣言していて好感。前向きなラストもいい。

    0
    2020年10月10日
  • スイマー

    Posted by ブクログ

    自分たちなりの形の友情を育てる小6のスイマーのお話。無理な展開はあまり無く、嫌な人も出てこないのですっきり。
    主要登場人物は中学生かと思うぐらいしっかり者の、良く考える子供たちです。
    スイミングの魅力と地方の暮らし、周りの大人が素敵に描かれていて、ほっこり。

    0
    2020年09月08日
  • ビター・ステップ

    Posted by ブクログ

    ムスメに薦められて読んだ一冊。
    年を取るにつれ自分の殻は固くなるのに、
    周りに自分を委ねなければならないことが増えていく。それって、プライド傷つくし、ひどく惨めになることに違いないだろうと思う。
    「元どおりになることだけが大切なことじゃない」277p
    子どもだけじゃなく、どんなに老いてからでも、成長するには苦味を伴う。
    (感情移入が小5の主人公ではなく、完全に祖母。笑)

    0
    2020年03月25日
  • ビター・ステップ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    しんみり来るお話でした。
    やっぱり大変ですよね、介護って…。
    私の家族が介護関係の人なので、余計に切なさ(?)を感じました。
    あと、登場人物たちが可愛い!
    あと、茶色の文字も可愛い!

    0
    2020年03月10日
  • 青いスタートライン

    Posted by ブクログ

    夏休みを佐渡でおばあちゃんと過ごすことになった主人公の小学五年生の男の子が、遠泳大会に出たいと口に出したことから始まったひと夏の物語。今回も佐渡の景色がありありと浮かんでくるような描写が、佐渡出身者にはたまらない(もちろんそうでない大多数の皆さんもそれぞれの夏の思い出がありありと思い浮かべられるでしょう)。
    特に今回は相川が主な舞台なので、あ、ここは達者(たっしゃ)か、姫津(ひめづ)のあたりかな、とか、連想できて楽しいこと楽しいこと(まぁ、そこは佐渡出身者の特権ということで)。
    物語は小学生高学年向けとなっていたけど、大人でもしっかりくすりと笑えて、しっとり泣けて、じんわり感動できるかと。子供

    0
    2019年07月01日
  • 君だけのシネマ

    Posted by ブクログ

    佐渡出身者には、特に読んでてジンジン来ると思います。特に私は相川の街中出身なので、物語に書いてある風景は、すべて目に思い浮かびます。夏も、冬の風の寒さといった季節の匂いも。お話自体はアラフィフのおっさんが読むには瑞々しく眩しいほどですが、さわやかな詩を読んでいるようで(といっても詩を読む習慣はないですが。。)、気持ちのいい文章ですね。佐渡の方言も、知らない人が読んでも程よくわかるよう自然に書かれていて、感心します。佐渡出身の方はもちろん、多くの方に読んでほしい作品です。

    0
    2018年09月06日