あらすじ
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小5の夏休みの終わり、あかりの家におばあちゃんがやってきた。明るく楽しい大阪人で、仕事もばりばりやってきたおばあちゃんとの生活を楽しみにしていたあかりだが、脳梗塞の後遺症で変わってしまったのを目の当たりにし……。 老い・変化という現実をつきつけられる怒涛の日々のなか、あかりに芽生える初めての感情――家族って、なに? ぶつかりあう家族が、ほろにがくもあたたかな一歩をふみだす、希望の物語。
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Posted by ブクログ
家族の絆って本当にすごいなって思いました。おばあちゃんと皆で一緒に暮らしていくのはおばあちゃんにとってどれだけの救いであるか…と考えると本当に感動しました。
Posted by ブクログ
病気で変わってしまったおばあちゃんとの生活が始まる。
みんなの焦燥、よくなったり悪くなったりの繰り返し。そんな中、救われるのは友達との関係でした。
Posted by ブクログ
児童書だけどいろいろな人に読んでほしい作品だなぁ。児童書のくくりでは最近おじいちゃんやおばあちゃんの介護というものを題材にしたものがちょこちょこ見受けられる。子供たちにとっても、介護というのは身近な出来事なのかも。私もおばあちゃんと同居していたことがあったのであかりの気持ちはわかる部分もある。
Posted by ブクログ
自分の現状を受け入れるのって、きっと想像以上に大変。介護する家族にも嫌だと思う気持ちがあるのは当然だと、宣言していて好感。前向きなラストもいい。
Posted by ブクログ
ムスメに薦められて読んだ一冊。
年を取るにつれ自分の殻は固くなるのに、
周りに自分を委ねなければならないことが増えていく。それって、プライド傷つくし、ひどく惨めになることに違いないだろうと思う。
「元どおりになることだけが大切なことじゃない」277p
子どもだけじゃなく、どんなに老いてからでも、成長するには苦味を伴う。
(感情移入が小5の主人公ではなく、完全に祖母。笑)
Posted by ブクログ
しんみり来るお話でした。
やっぱり大変ですよね、介護って…。
私の家族が介護関係の人なので、余計に切なさ(?)を感じました。
あと、登場人物たちが可愛い!
あと、茶色の文字も可愛い!
Posted by ブクログ
児童書だけど内容はなかなかシビア。
私は完全に姑を介護するお母さんの立場で読んだ。産後育児が大変だった時期に、おばあちゃんが助けてくれたエピソードが泣ける。