あらすじ
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小学4年のゆうすけは、佐渡島にある小さなお寺の一人息子。お寺の子なんてイヤだと思っていたが、父を亡くして心をとざしている少女、みゆきと関わる中で、だんだん気持ちが変わっていき・・・。 生きている自分たちが亡くなった方のことを心にとどめ、思い出をわかちあうことの大切さ。そして、人と人とがつながりあうことの素晴らしさが感じられる物語。
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Posted by ブクログ
佐渡出身の作者さんときたら、佐渡出身者としては読まねばならん。しかも舞台が生まれた町、長坂登って中学行ってた身ときたら、ね。児童向けだけど大人が読んでも爽やかな気分になれるし、佐渡の空気が物語をきちんと支えてて、なんとも暖かい気持ちにさせてくれる。
Posted by ブクログ
竹内裕輔は、万福寺の跡取り息子。お坊さんになるための子ども向けの勉強会に参加するために坊主頭にされて、2学期のはじめにみんなにからかわれた。
裕輔は、お寺のことも手伝いもするし、檀家さんたちにもきちんと挨拶をしたり、頑張っている。けれど、本当はお寺を継ぐより、大好きな漫画家になりたいのだ。
お寺に生まれたばっかりに、山奥まで、やたらと長い通学路を一人で歩かなくてはならないし、お寺の手伝いは大変だし、朝のおつとめとかも大変。お寺の息子ということでのプレッシャーもある。
2学期、席替えで隣の席になった美雪は、1年前にお父さんが亡くなってからほとんどしゃべらなくなった女の子だ。
でも、美雪はノートに漫画の絵を描いてるのを見つけて、裕輔は美雪に話しかけたい。
佐渡島の自然の中、お寺の子どもの毎日、悩み、成長が描かれた物語。