恩蔵直人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
マーケティングとはなにか?
を 幅広い知識をベースにしながら
マーケティングで 必要な言葉を とりあげて
詳しく説明する。
コトラーは 言葉に対する感性が優れている。
また 引用の仕方も絶妙である。
雰囲気としては 古典落語の域に達している。
その言葉を拾い上げることで
情景が 浮かび上がるような 劇的なシーンが
用意される。
いったい 彼は どこからこのような
ユーモアのセンスを身につけたのだろう。
教養人と言うべきかもしれない。
そして、マーケティングとは イノベーションと両輪となって、
企業の経営を支えることとなる。
つまり 経営する環境は 常に変化している。
その変化に柔軟に対応できる 組織体
こそが生き残ることが できる。
そのためのマーケティングは 部門の問題ではなく
組織体全体のものであり、
組織全体のものになって マケーティングは実践され
また 実践されることで マーケティングが いらなくなるのだ。
しかし、常に変化するから マケーティングは
永続的に 続いていくものだと思う。 -
Posted by ブクログ
■マーケティングコンセプト
自分が買い手だったらこのように売ってほしいと思う方法で、顧客にモノを売れ
A.広告:広告の目的は、顧客にソリューションや夢を売ることである。
B.ブランド:ブランドとは、広告だけでなく、スポンサーシップ、イベント、社会貢献活動など様々なツールの組み合わせによって総合的に築くものである。
C.競争優位:1 つの基本コンセプトの下に複数の優位性を組み合わせることで、持続的な競争優位を確立できる。
D.競合他社:競合他社には常に注意を払い、サービスなど「製品に付加されたもの」で差別化を図る。
E.創造性:品質や効率が差別化の決め手とならない今、卓越した「独自性、創造性」が勝利のカギとなる。
F.顧客:今は「顧客が主役」の時代である。競合他社以上の満足を与えないと、顧客は簡単に他へ乗り換える。
G.差別化:消費者が製品やブランドの違いに関心を持たない「非差別化市場」であっても、特徴的なブランド名、製品の外観などによって差別化は可能である。
H.集中とニッチ:「ニッチャー」が現れると、マス・マーケットが縮小する。その時は、ニッチ市場を攻略する。
I.景気後退期のマーケティング:コスト削減策としてマーケティング予算を削るのは本末転倒である。マーケティング予算を維持、増強してこそ、収益は増加する。
J販売促進:販売促進は、ブランド間の差異が極めて大きい製品市場で実施するのが効果的である。 -
Posted by ブクログ
#感想
体系だった内容ではないが、マーケティングの基礎的な概念について新たな示唆を与えてくれる一冊。
引用部分や心に残った言葉をメモに記録して読み進めていくのが良いと感じた。
#メモ
広告
「広告の結果引き起こされた行動よりも、広告に対する意見や記憶といった的外れな項目をわざわざ調べあげるようなリサーチが多いということだ」(スタン・ラップ / トーマス・コリンズ)
ブランド
「ブランドは冷蔵庫の貯蔵庫のようなものだ。信頼の重要性は、選択肢の多様化にともなって、ますます高まりつつある。消費者は単純な生活を送りたがっているのだ。」(ユニリーバ会長 ナイル・フィッツジェラルド)
競合他社
「新しい競争は工場で製造された製品間の競争ではなく、工場生産物に付与されたもの、すなわちパッケージングサービス、広告、顧客への助言、資金調達、配送の手配、保管など、人々が価値があるとみなすものの競争である」(セオドア・レビット)
顧客ニーズ
「われわれは市場に奉仕するのではない。われわれが市場を創造するのだ」(ソニー 盛田昭夫)
顧客志向
真に顧客志向となるためには、ブランドマネージャーではなく顧客マネージャーに管理を任せるべきである
カスタマーリレーションシップマネジメント
カスタマーリレーションマネジメント(CRM)に代わるものとして、カスタマーマネジメントオブリレーションシップ(CMR)を提唱している(ネウェル)
顧客
企業は、製品マーケティング中心主義から顧客所有中心主義へと見方を改める必要がある
顧客満足
「私たちのお客様が深く満足している理由、それは私たちが満足しないから」(ホンダ)
流通とチャネル
組織的なパートナー・リレーションシップ・マネジメント(PRM)を実現する必要がある
財務マーケティング
マーケティング・コントローラーを任命する(財務の専門家であると同時に、マーケティングプロセスとは何か、企業が勝つためには何が必要かを理解している)
マーケティングによって財務的リターンを増加させる方法は以下の2つ。
・マーケティング効率を高める(コスト削減をはかる)
・マーケティング効果を高める(生産性の高いマーケティングミックスを探求する)
成長戦略
「現在の市場シェアがわずか10%となるよう、市場を再定義せよ」(GE ジャック・ウェルチ)
無形資産
現在のバランスシートは企業の最も重要な役割資産(無形資産:ブランド価値、顧客ベースの価値、社員の価値、パートナーの価値、ナレッジや知的資本の価値)を反映していない
国際マーケティング
「顧客が目にするものは、全てローカルに。顧客が目にしないものは、すべてグローバルに。」(ロイヤル・アホールド)
ロイヤリティ
「ハインツのトマトケチャップを買いに来た主婦が、品切れだとわかった場合に、わざわざよその店まで買いに行ってくれるかどうか……私はこの厳しい基準によってブランド・ロイヤリティを測っている」(ハインツ トニー・オライリー)
マーケティング・リサーチ
「マーケット・リサーチは、企業のマーケティング・プロセスにおいて決定的な意味を持つ。だれであれ、何らかのリサーチを実施しないまま、マーケティング上の意思決定をするべきではない。そんなことをすれば、金と時間を大幅に浪費することになりかねないからだ。」
媒体
媒体の将来を担うのは、テレビ、ラジオといったブロードキャスティングではなく、対象者を絞ったナローキャスティングなのである
ポジショニング
「ポジショニングとは、製品のどこに置くかという話ではない。見込み客のマインドのなかに、どう位置づけるかという話である」
パブリック・リレーションズ
企業は広告に支出しすぎる一方で、PRには十分な資金を投じていない
リレーションシップ・マーケティング
リレーションシップ資本(顧客、社員、供給業者、流通業者、ディーラー、小売業者)を活用して、マーケティング戦略を考え、実行していく
市場細分化
市場細分化が不足している
セグメントを特定する方法は3つ
・デモグラフィック・グループ(例:35歳から50歳の女性)
・ニーズ・グループ(例:食料品の購入に費やす時間を減らしたい女性)
・行動グループ(例:ピーポットその他の宅配業者から食料品を購入している女性)
マーケティングの考え方と実践のトレンド
生産販売型マーケティングから感知反応型マーケティングへ
顧客獲得志向から顧客維持志向へ
市場シェアの追求から顧客シェアの追求へ(同じ顧客に購入してもらえる別の製品を発見すること)
マーケターの独白から顧客との対話へ
マス・マーケティングから個別マーケティングへ
資産の所有からブランドの所有へ
現実の市場におけるオペレーションから、サイバー空間におけるオペレーションへ
単一チャネル・マーケティングからマルチチャネル・マーケティングへ
製品中心マーケティングから顧客中心マーケティングへ
熱意
マーケターとして採用するべきは、人生に熱中できる人間に限るべきだ(サウスウエスト航空 ハーブ・ケレハー) -
Posted by ブクログ
前版同様、限られた紙幅の中に多くのトピックが盛り込まれているため、“広く浅く”という感は否めない。ただし、マーケティング論のエッセンスはしっかり押さえられているため、本書でエッセンスを掴み、個々のトピックはそれぞれの専門書で補えば良いだろう。裏を返せば、マーケティング論で学ぶべきものは非常に広いということである。
センサリー・マーケティングなど、前版から追加されたトピックもあるが、この版では日本企業の事例が増えている。前版ではアメリカ企業の事例が多く、しっかり来ないことも多かったが、日本企業の事例が増えたことで前版よりもかなり分かりやすくなっている。
なお、本書では消費者行動とマーケティング・リサーチが割愛されている。いずれも重要なテーマであるため、マーケティングを学ぶのであればこれらもきちんと学修する必要があるだろう。 -
Posted by ブクログ
ネタバレマーケティングの様々なコンセプト考え方についてまとめたもの。エッセンスがまとまっている良著。ただテクノロジーの進化により最新の部分は変わっているため、その点は認識しておく必要あり
<メモ>
・マーケターが目指すべきは顧客と長期にわたる互恵的関係を築くこと。事業の価値は顧客の生涯価値以上のものではありえない。
・マーケティングは1日あれば学べるが、使いこなすには一生かかること。
・顧客ロイヤリティが高まれば、広告費用は減少する。
満足した顧客は広告せずとも再購入してくれる。また、企業に変わって広告活動を行なってくれる。広告で来る人は安ければどこでも良い人が多かったりする。
・広告はテレビコマーシャルをはるかに超えたもの。ブランディング、パッケージング、推奨、広報活動、後援、顧客サービスまで含んだ活動。
・ブランドは広告、PR、スポンサーシップ、イベント、社会貢献活動、会員制組織、スポークパーソンなど様々なツールの組み合わせによって総合的に構築されていくもの。
・ブランドは広告するのではなく、体現すること。顧客にポジティブな経験を提供する社員の手で築かれるもの。
・企業にとって最も必要なことは生き生きとした起業家精神を持ち続けること。起業家精神を育む方法はいくつもあり、自由な発想を促す、優れたアイデアを褒賞する、提案制度を確立する。開発プロジェクトチームを作る、3ヶ月ごとに社員全員参加のアイデア自慢セッションを開くなどである。
・成長戦略として、現在参入している市場を再定義するという方法がある。ジャックウェルチは「現在の市場シェアがわずか10%になるよう市場を再定義せよ」と指示し、より大きな市場の中に自社を位置付けるようにした。
・イノベーション指標、投入後3年以内の製品の売上高が全売上高中に占める割合を示すもの。最低でも20%を確保すべき。
・リーダーになるためには人々と接する時間、機会を探し求める時間、ビジョンを描く時間、目標を設定する時間を増やさなければならない。
・最高経営責任者は企業の設計者でなければならない。最高執行責任者は設計された枠組みの中で資源を最大限に活用するエンジニアでなければならない。それぞれの務めを十分果たすためには優れたセールススキルが求められる。
・ビジネスリーダーの仕事は意味を創造すること。
ビジョンを描くとは見えないものを観ること。
社員や利害関係者を奮い立たせるような大いなる機会をありありと描き出す能力。
・3つのポジショニング。製品リーダーシップ、オペレーションの卓越性、カスタマーインティマシー(顧客との親密さ)
・5つのポジショニング可能領域 製品、価格、アクセス容易性、付加価値サービス、顧客の経験
優れた企業は5つのうち1つで支配的地位、別の1つは平均以上、残る3つは業界平均。