山崎三郎のレビュー一覧

  • 大阪がすごい ――歩いて集めたなにわの底力

    Posted by ブクログ

    大阪の歴史的背景から現代の地図を読み解ける。大阪のことに詳しくなれること間違いなしなので、お勧めできる

    0
    2024年05月06日
  • 大阪がすごい ――歩いて集めたなにわの底力

    Posted by ブクログ

    大阪の歴史として、1600年ほど前まで枚方から八尾あたりまで海だったことや、中世の堀川の整備により水運に支えられた一大経済都市が形成されたこと、堺を中心に南部の方が栄えていたこと、明治以降は紡績業を中心に工業都市としても巨大になり一時は東京をも凌ぐ大大阪であったこと、JR(旧国鉄)も整備したのは私鉄だったこと などが興味深く語られており、大阪への愛着がわく内容だった。
    著者の大阪愛は、天王寺や新世界がディープな場所でなくなってきていることを憂う(逆に釜ケ崎地区や京橋や飛田は今でもディープ)ところにも表れている。

    0
    2025年05月04日
  • 大阪がすごい ――歩いて集めたなにわの底力

    Posted by ブクログ

    2025.04.27
    大阪に親近感を持っているので、とても楽しく読めた。大阪というか関西に限らずその土地や人に親しみを覚えることを分けるものってなんなのだろうと全然本書のテーマとは違うことを読後に考えた。

    0
    2025年04月27日
  • 大阪がすごい ――歩いて集めたなにわの底力

    Posted by ブクログ

    ウン十年大阪に住んでても知らんこといっぱいやし、知ってる場所が出てきたら嬉しいし、再発見も楽しかったです。

    0
    2025年02月02日
  • 大阪がすごい ――歩いて集めたなにわの底力

    Posted by ブクログ

    歩き回って、あらためて見えた大阪の底力。異論はありますが、納得の300頁、よく歩きました。

    柏原生まれ、藤井寺に42年、河内長野も14年目になった私は、高校・大学も大阪で、大阪から出たことが無く、ラン&ウォークしか興味が無いので、暗峠も天王寺七坂も、百舌鳥・古市古墳群も、磯長古墳群も竹内街道も、みんな走りました。

    古地図や錦絵、古写真が秀逸です。

    0
    2024年06月21日
  • 消えゆく横丁 ──平成酒場始末記

    Posted by ブクログ

    いわゆる横丁と言われる街中の酒場を、80年代から呑み歩いた著者による取材。

    横丁の由来は様々だ。戦前の商店街が飲み屋街になった所、青線と言われた私娼街から横丁に発展した所、屋台の禁止令から集約移転して出来上がった横丁、様々なドラマがある。

    決して広いとは言えないエリアに、ぎっしりと集まったお店。狭小な店内、そこには人と人のふれあいであったり、びっくりするぐらい安いお店、名物女将、今にも崩れ落ちそうなバラック。酔客を引き寄せてやまない魅力がある。

    しかし時代の変化とともに、横丁は消えつつある。老朽化による防火的な問題、生活の変化により若者が酒を飲まなくなってきた問題、夜サラリーマンの一杯が

    0
    2021年07月18日
  • 消えゆく横丁 ──平成酒場始末記

    Posted by ブクログ

    横丁レッドデータブック。首都圏だけでも人生横丁、百軒店、彦左小路、丸三横丁、今川小路、神田小路、四十五番街、五間堀長屋、呑んべ横丁、下北沢駅前食品市場、大井新地、三原橋地下街、さくら新道、リバーサイドおでん屋台街、花月園競輪場・川崎競輪場…知っている横丁、知らなかった横丁、消えたこと知らなかった横丁、著者とカメラマンの肝臓で記録した横丁の墓碑銘です。しかし、そのどれも戦後に生まれたひとときの幻なのかもしれません。最近、強く思うのは日本の社会は戦中派が消えて「戦争を知らない子供たち」だけになった時にきっと大きく変わるんだろうな…ということ。たぶんどんなに幼い時でも戦争を知っている世代が日本の平和

    0
    2019年10月29日
  • 偽史と奇書が描くトンデモ日本史

    Posted by ブクログ

     日本は文字の国、というのを実感。歴史を曲げる、作る、偽る。すべて本(出版)という言葉の魔術によるものか。
     このような行為が昔からあったこと、近代にもあったこと(田中上奏文、江戸しぐさ)を見るにつけ日本人は変わらない…と感じる。

    0
    2017年03月07日
  • 大阪がすごい ――歩いて集めたなにわの底力

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    <目次>
    第1章  水の都の高低差
    第2章  なにわヒストリア
    第3章  「商都・大阪」興亡史
    第4章  私鉄の王国
    第5章  キタとミナミ、そしてディープサウス
    第6章  未来都市・大阪

    <内容>
    大阪の町を知るための入門書としては適しているのかも知れない。ただ筆者が歴史の専門家や地理の専門家では無いところが弱い。この本を書くために方々歩き回ったようだが、そのあたりがあまり目立たないのが残念。「ブラタモリ」的なものを狙うのなら、もうちょっとニッチに掘り込まないと…

    0
    2024年05月18日
  • 消えゆく横丁 ──平成酒場始末記

    Posted by ブクログ

    藤木TDC、イシワタ・フミアキ、山崎三郎『消えゆく横丁 平成酒場始末記』ちくま文庫。

    文庫書き下ろし。

    消えゆく昭和、そして平成。時代はうつろい、赤提灯や電飾看板に彩られた横丁酒場は消えてゆく。全国各地の小さな街の片隅にあった怪しげな横丁……

    大都会の東京や大阪の横丁酒場ばかり紹介する内容は期待とは異なり、文章よりも時代を切り取ったような写真の方が断然良かった。消えゆく地方都市の貴重な横丁酒場をもう少し紹介して欲しかった。

    本体価格920円
    ★★★

    0
    2019年05月17日
  • 偽史と奇書が描くトンデモ日本史

    Posted by ブクログ

    「伝奇もの」は古代から連綿と書かれてきているということ。昔の人が「これホント」と書いてるからといって無邪気に信用してはいけない。現在の架空戦記小説も、遠い将来には史実として教科書に載ったり、多くの信者・研究者を獲得する偽書になり得る。全否定も全肯定もせずに歴史的な位置づけを探る、学者の地道な検証に敬意。
    「江戸しぐさ」もぶち込んでくるあたり、監修者の味。

    0
    2017年04月02日