あらすじ
古代から要衝であり続ける大阪を調べまくりました。高低差の激しい地形、産業発展の歴史、ややこしい私鉄事情と沿線ごとの特徴、住民気質、キタやミナミなど街の成り立ちからディープサウスのスポットへ……。話のネタになるウンチクや雑学、古地図や錦絵、古写真も満載しました。「大阪って、こんなところだったんだ」「大阪には、そんな歴史もあるんだ」「大阪は、お笑いと粉もんだけじゃなかったんだ」と驚きもあるはず。歩き回って、あらためて見えた大阪の底力をご報告します。
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Posted by ブクログ
大阪の歴史として、1600年ほど前まで枚方から八尾あたりまで海だったことや、中世の堀川の整備により水運に支えられた一大経済都市が形成されたこと、堺を中心に南部の方が栄えていたこと、明治以降は紡績業を中心に工業都市としても巨大になり一時は東京をも凌ぐ大大阪であったこと、JR(旧国鉄)も整備したのは私鉄だったこと などが興味深く語られており、大阪への愛着がわく内容だった。
著者の大阪愛は、天王寺や新世界がディープな場所でなくなってきていることを憂う(逆に釜ケ崎地区や京橋や飛田は今でもディープ)ところにも表れている。
Posted by ブクログ
2025.04.27
大阪に親近感を持っているので、とても楽しく読めた。大阪というか関西に限らずその土地や人に親しみを覚えることを分けるものってなんなのだろうと全然本書のテーマとは違うことを読後に考えた。
Posted by ブクログ
歩き回って、あらためて見えた大阪の底力。異論はありますが、納得の300頁、よく歩きました。
柏原生まれ、藤井寺に42年、河内長野も14年目になった私は、高校・大学も大阪で、大阪から出たことが無く、ラン&ウォークしか興味が無いので、暗峠も天王寺七坂も、百舌鳥・古市古墳群も、磯長古墳群も竹内街道も、みんな走りました。
古地図や錦絵、古写真が秀逸です。