藤木美奈子のレビュー一覧

  • 親のことが嫌いじゃないのに「なんかイヤだな」と思ったときに読む本

    Posted by ブクログ

    親子関係のみならず、あらゆる対人関係において応用が効きそうな内容だと感じた。
    以下、自分用要約メモ。

    第1章
    ・親の考えと自分の考えは全く関係ない、違う考えを持つことは何もおかしくない。相手と考えが合わないことを感じ取ってしまうと「なんかイヤ」という感情が生まれ、マイナスな行動に現れる
    =認知行動的アプローチ(人は何を考えるかによって気持ちが変化する。行動、体調は気持ちの影響で変化する。)

    ・心のメンテナンス方法
    「なんかイヤ」「モヤモヤ」を感じたら
    →「今何を考えてたのか」自分の考え方を点検し、嫌な気持ちにさせた部分を見つける。親(他者)の考え方などが混ざっていたら切り離して考える
    →モヤモヤする考え方を「楽になる考え方」に変える。短く、ほっとする「楽になる言葉」を見つける※楽になる言葉は1つではない。これらをお守りとして持っておくと予防にもなる
    →「楽になる言葉」を一日に何度も呟いたり、紙に書いたり、貼って眺めたり、近い意味の歌詞の曲を聴くなどして脳に上書きする。=定着ワーク(新しい思考を習慣化する大切な練習)

    ・虐待と「なんかイヤ」の線引きは難しいが、重要なのは「自身がどう感じるか、何を思うか」

    ・自分以外の人が暴力、暴言を向けられる場面を目にするだけでも脳は傷つき、大人になってから「育ちの傷」として主に人間関係の部分で問題が現れる。(人との交流が不安、遠慮しすぎる、顔色を気にしすぎる、ちょっとしたことでキレる……)つまり、傷つきやすい人間になる。

    ・普段我慢ばかりしている人は「なんかイヤ」の感覚を見過ごさないこと。それは心が発している重要なサイン。

    ・マイナスな感情を「自分のせい」と無理に納得していると何度も同じような体験をすることになる。これは「直ってないよ」という心のメッセージ。それでも我慢を続けるとどんどん体調や精神面にマイナスな影響が現れる。そのために「定着ワーク」を覚えよう。

    ・傷つかないための3ステップ
    ①親からの圧力に気づく
    自分の問題に気付けば8割は治ったと同じ。
    圧力の裏には様々な思い込み、決めつけがある。(親がその親から受けた「育ちの傷」の可能性も)
    だが、親の期待、心配、不安、プライドなどは自分の気持ちと関係ない。切り離す。
    ②自分を認める(心を守る)
    親と違う「本当の自分の気持ちは何か」を探し、自分を受け入れる。「本当はこうしたい」「本当はこうならいいのに」など。自分を責める思考は全て取り払う。親と一緒じゃない、願い通りでないのは別の人間だから当たり前。別の人間として自立しつつもお互いに平和に共存して生きる準備を始めよう。
    ③流されない
    親はあなたの「なんかイヤ」に気付いてない可能性がある。自分の気持ちを伝える練習をする。(頭の中でも、声に出してもOK)大事なのは親に「分かってもらおうとしないこと」。ただ伝えるだけでいい。もし伝えられなくても「ラクになる言葉」の定着ワークをやって、自分の心だけは流されないようにする。


    第2章から4章は具体例とそれに対する3ステップ(先述)の紹介。

    特に自分に該当するなぁ、と思ったケースを抜き出す。

    ・いつまでも子供扱いされる
    ①親からの圧力に気付く
    親の深層心理には「一人ぼっちになりたくない」という気持ちがある(親自身に自覚が無い事が多い)
    ②自分を認める(心を守る)
    親を少し上から目線で眺めてみる。「子供が成長するのが怖いんだな」「子供が離れていかないか心配なんだな」
    そして、あなたの心の成長を態度で示す。「親任せにしていたこと(家事など)を自分でやる」「感情優先でなく冷静に話す」「相手の気持ちも考えてみる」大人として扱われるには、自分から大人としての態度を示すのが効果的
    ③流されない
    「子供扱いはイヤ」「自分はもう親に何でもやってもらう年齢ではない」「大抵の事は自分で出来る」この3つを冷静に伝える。親に「理解させる」のではなく「伝える」のが目的。その後ギクシャクしたとしても最低限の会話をして、あなた自身は普段通りの暮らしを続けよう。
    「ラクになる言葉」
    「私の心はもう大人」「大人として振舞ってみよう」「自分でできるから平気」



    第5章
    ・自分なりに工夫して、できることはやったのに、うまくいかない。自分を責める「イヤな思考」が繰り返し襲ってくる=「自動思考」

    ・出口を見つけるための「自動思考」を頭の外に出すワーク
    ①自分の思いを書く
    頭に浮かぶことを素直にどんどん書いて歌詞かする
    ②書き終わったら音読する
    「自動思考」を客観視するため
    読み上げながら「私は悪くない」「なんでそう思うの?」など別の考えが浮かぶはず。それは自分を責める感情的な考えに対する、「冷静な反論」
    ③「冷静な反論」もしっかり書き留める
    ④誰かに意見を聞いてみる
    おかしいのは自分なのかどうか確かめるため
    信頼している人なら誰でもOK、相手の意見が「冷静な反論」と同じならそれが「正解」
    だんだん「自動思考」が信用できなくなってくるはず

    ・一時的な「自動思考」に振り回されて判断を間違えないよう、「迷ったらすぐ確認」この習慣が心の健康を守る。

    ・もう1つ取り組めるのはしっかりと人に相談すること。誰に相談するかが大切。話しやすさ<頼れる人、経験豊富な人
    先生など社会的役割があり、あなたに何らかの責任がある大人がいい
    大切な話なので遠慮せず時間を作ってもらおう。思ったことを率直に話そう。「うまく話せるか」や話の順序などは気にしなくてOK。

    ・相手に「こんな言葉を返して欲しい」と期待しすぎるのはNG。がっかりしてしまう可能性がある。「誰かに自分の話をじっくり聞いてもらった」という体験自体が大事。相手のうなずきやシンプルな共感のみでも心は癒されるはず。

    ・もしその相談が役に立たなかったら、すぐ別の人に相談。行動を続けることが何らかの解決に繋がる。「話すべきじゃなかった」とあなたが後悔する必要は無い。ちゃんとSOSを出せたのは人間として正しい行為。

    ・窓口を利用するのも手。緊急時は特に。

    0
    2025年10月21日
  • 親のことが嫌いじゃないのに「なんかイヤだな」と思ったときに読む本

    Posted by ブクログ

    事例と対処法が簡潔明瞭に記されていて、学びが多い一冊でした。イラストも可愛らしくて読みやすく、親に関連する生き辛さを感じている学生さんにこそ読んで欲しいと思いました。

    0
    2025年06月12日
  • 親の支配 脱出マニュアル 心を傷つける家族から自由になるための本

    Posted by ブクログ

    大小あるけど
    子どもが非行に走るとか、自分を大事にできないとか、犯罪行為をしてしまうとか 

    は

    根本には家庭環境があるのではないかと思った

    親が悪いと言うのは簡単だけど
    その親も被害者だったりするからややこしい

    ある程度の年になれば
    親に期待せずに、自分の足で生きていこうと思える位になれたらいいなと思う
    そこを自分なんてとかになってしまうのかもしれないし
    そこを切り替えて思えるのは育ちがよかったからなのかもしれないと思うとまたうーんってなるけど
    うまく周りの人がフォローできたらいいと思う

    著者のように
    当事者から助ける立場になれる人もいるから
    まずは誰かを頼って立ち直って、助けられる人になっていけば優しい社会が回っていくのではないかなと思う
    もちろん加害者である親のケアもできる人が現れたらいいなと思う

    0
    2024年12月01日
  • ストーカー・夏美

    Posted by ブクログ

    気になって一気よみー

    なよなよしてる主人公やのに
    周りの女の人がほっとかへんねんなぁ
    まあ優しいのは優しいか?

    弟妹の為に働いて仕送りとかは
    しっかりしてるけど女性関係は流されすぎ〜

    0
    2024年08月27日
  • 親のことが嫌いじゃないのに「なんかイヤだな」と思ったときに読む本

    Posted by ブクログ

    ネタバレ


    親との関係性に病んだ人が読むための本を何冊か読みましたが、かえって辛い気持ちになることも多少はありました。

    しかし、この本は、なんか違うな、という違和感や、かえって辛くなる感情になる記載はありませんでした。

    今、私は大人になり親が異常だと気がつくことができましたが、10代の頃の私にこの本を渡したいです。

    意見を言うことも、辛いと思うことも何一つ許されませんでしたが、この本にはさまざまななヒントが書いてあります。

    ・虐待の線引きは難しい。「子どもがどう感じるか」が大切
    ①なんか嫌、を受け止める
    ②親にわかってもらおうとしないこと。伝えるだけでいい。
    ③親にただ伝えて、その結果親が考えを変えるかどうかはどっちでもいい
    ④やってみて、合わなくてもいい。やってみたことが大切
    ⑤親の悪口は聞かなくていい。言いはじめたら逃げていい。「またはじまった〜退散退散〜」などふざけて逃げるのもポイント

    自分が親になった時にも読みたい本
    子供だけじゃなく、親にも読んでほしい

    0
    2023年10月19日
  • 親に壊された心の治し方 「育ちの傷」を癒やす方法がわかる本

    Posted by ブクログ

    状況出来事-->認知考え方-->感情気分気持ち-->結果行動

    認知、考えかたが否定的なものである場合、感情、気分、気持ち、はそれに引きzられて否定的なものとなる。その影響を受けて、結果行動も否定的なものになる。
    ですから、結果行動を肯定的なものにしたい場合は、感情を変えようとするのではなく、認知、考え方を肯定的なものに変える必要がある。

    どうせまた傷つけられるにちがいない。これは認知の歪み。先読みの誤り。これが行動を諦めさせ、動けなくしてしまうので、人生は変わらない。

    0
    2022年02月13日
  • 親に壊された心の治し方 「育ちの傷」を癒やす方法がわかる本

    Posted by ブクログ

    認知行動療法とそれをさらに即効性のあるものにしたプログラムの紹介。そのプログラムの誕生の背景にある筆者自身の体験。プログラムの効果と現実的な限界。いずれも説得力があり、またわかりやすい内容でした。

    0
    2021年12月23日
  • 親に壊された心の治し方 「育ちの傷」を癒やす方法がわかる本

    Posted by ブクログ

    直接暴力を振るわれなくとも、目の前でDVのシーンを見せられたり、夫婦の問題を一方の親が子どもに泣きながら話したり、味方に引き込むように私は間違っていないよね、正しいよねと話された子どもは、間違いなく被害者だ。
    このようなDV、モラハラの親が子どもに悪影響を与え、子の心を壊す行動の記述がこの本には具体的に書かれている。
    精神的に未熟な親の元に生まれてしまった著者が、呪縛を解いて解放され、自分の人生をコントロールしていく半生が赤裸々に書かれている。
    「このような思いをした人にしかわからない…DVを受けていた時間、アレはなんだったんだろう?」
    DV、面前DVを経験をした人は皆、私にこのように言うろう。

    0
    2019年01月22日
  • 親に壊された心の治し方 「育ちの傷」を癒やす方法がわかる本

    Posted by ブクログ

    「自分の人生をコントロールできる」という言葉が大変印象的だった。
    傷を抱えている人の原因、現状、これからによく立ち向かってSEP(Self-Esteem Program)、認知行動的アプローチによってより生きやすい環境へ導いていく過程が素晴らしいと感じた。

    0
    2018年07月12日
  • 親に壊された心の治し方 「育ちの傷」を癒やす方法がわかる本

    Posted by ブクログ

    何か問題を抱えている人や生きづらいと悩んでいる人はなんらかのクセのようなものを持っていて、それが幼少期に親の影響でついたクセだとわかった。どんな小さなクセであっても成長とともにいびつになり、やがて破滅へと追い込む可能性もある。色んなカウンセリングの本を読んだが、この本が一番ストンと落ちた気がした。

    0
    2017年11月10日
  • 親に壊された心の治し方 「育ちの傷」を癒やす方法がわかる本

    Posted by ブクログ

    なかなか良い本です。うちはこの本に出てくる酷い親達ほどではなかったけれど、生きづらさの原因がお袋にあると気がついたのは40才前後でした。こういう良書がたくさん出版されているということで、少しは良い時代になってきたのかもしれません。

    0
    2017年10月16日
  • 親の支配 脱出マニュアル 心を傷つける家族から自由になるための本

    Posted by ブクログ

    認知の修正、実践したい。
    「いい歳してまだ親にこだわってるの?」
    まさに自分がそうだったから、安心をもらえた。

    0
    2025年12月30日
  • 親の支配 脱出マニュアル 心を傷つける家族から自由になるための本

    Posted by ブクログ

    他人から見ると良いところが沢山ある人でも、
    自尊感情がないことで、生きづらさを感じているような人がいる。

    認知の歪みは、過去の経験からくるもので、自動的に感情に訴えてくるため、自分はどういう認知の歪みがあるかを認識することが大事。

    認識した上で、リフレーミングによって、言葉を再洗脳すれば瞬間的に思い出させる認知の歪みもいい認知に変わってくる。

    0
    2023年08月25日
  • 親に壊された心の治し方 「育ちの傷」を癒やす方法がわかる本

    Posted by ブクログ

    当事者がこれまでの人生で獲得できなかった発達や成長の過程を見出し、その経験を積む機会を提供することがSEPというプログラム。

    0
    2021年08月04日
  • ストーカー・夏美

    Posted by ブクログ

    読み終える頃、涙が出てきた。
    深くは語れない。上手く伝えられない。

    人間は脆くて儚い。
    でも、尊くて愛しい。
    だからこそ、人は人を求める。

    主人公シュウが持ってる親としての愛情を、当たり前のように失っている人もいる。上手く愛せなくて、もどかしくて、心も身体も傷つけることしか出来ない人が、この世界にはたくさんいる。

    そんな人たちだって、本当は苦しいのかな。

    主人公シュウは、ただ幼いユリとサクラの強く繋がれた手を離したくなかっただけ。二人のその気持ちを大事にして、これから二人と楽しく過ごせればいいだけ。

    本当は、それが親としての一番大切な気持ちなのかな。

    なんて、、、結婚も出産も経験してないから、親になった時の気持ちを想像するしか出来ないけど。

    シュウとユリとサクラ、みんなが幸せに笑えるといいな。

    読み終えた後、遊園地デートの話を自分で考えて楽しい気持ちになった。ユリとサクラが、キャイキャイしてそう。

    0
    2018年01月30日
  • 親のことが嫌いじゃないのに「なんかイヤだな」と思ったときに読む本

    Posted by ブクログ

    親に対する「なんかイヤだな」という気持ちをどうすればいいかについての様々な方法。親からの圧力に気付き、自分を認めて心を守る。自分の考え方を点検し、ラクになる考え方に切り替える。

    親に心を壊されてからより、壊される前に対応ができれば、はるかにベター。子どもにとって重要な本だと思います。でも、そのレベルに境界線があるわけじゃないのが難しいです。

    0
    2023年05月04日
  • 親のことが嫌いじゃないのに「なんかイヤだな」と思ったときに読む本

    Posted by ブクログ

    個人的には文章が色付き強調されているのは好きではないのですが内容は良かったです。自分の心を守る方法が書かれていました。他人に囚われず自分を大事にしたいですね。

    0
    2023年03月26日
  • 親の支配 脱出マニュアル 心を傷つける家族から自由になるための本

    Posted by ブクログ

    具体例としてのエピソードは目を通していないが、著者の主張には所々に感じ入る文章、表現が多かった。
    特に、自己肯定感が低いと感じている自分にとっては、第4章は非常に参考になったと思う。

    0
    2022年04月08日
  • 親に壊された心の治し方 「育ちの傷」を癒やす方法がわかる本

    Posted by ブクログ

    幼少期に養育者からDV被害などを受けた方々の事例と、著者考案の自尊感情回復プログラム「SEP」の紹介、一部ワークシートもあって事例とともに参考になりました。
    認知行動療法がベースになっています。

    0
    2021年08月03日
  • ストーカー・夏美

    Posted by ブクログ

    好意を寄せてくれている女性がいる。
    だから部屋に転がり込み、彼氏になり…だったのに。

    子供までできて、愛情を注いでいる主人公。
    けれど妻たる彼女は? という状態。
    さくさくと話は進むので、読みやすかったです。

    親にどう育てられてきたか、どう育ててほしかったか。
    あの時、自分に何が欲しかったのか。
    そんな事が分かっていれば、こうならなかったかも?
    とはいえ、生き方を固定してしまったら
    もうこうなるしかないかと。

    しかし、向き合うにも話をするにも
    辛いだろう性格の彼女、でした。

    0
    2019年01月29日