ニール ドグラース タイソンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
作品紹介・あらすじ
宇宙で最も華々しく死ぬ方法は、ブラックホールに落ちること――
恐ろしく強い重力が人間の体に及ぼす想像を絶する影響とは?
人間が発した電波は宇宙のどこまで届いている?
地球外生命体が発見される可能性とは?
映画『タイタニック』と『コンタクト』の科学的な誤りとは?
『ナチュラル・ヒストリー』誌に掲載された、
人気天体物理学者タイソン博士による宇宙エッセーを厳選して収録。
壮大な宇宙が身近に感じられる一冊。
感想は上巻を読んだ時とほぼ同じ。
宇宙の謎について理解できたかは疑問だけれど、ユーモラスでシニカルで時に本気で怒りをぶつけて来る様は物理学云々を度外視しても読み物として面白 -
Posted by ブクログ
訳者後書きにあるように、薄い小冊子ながら知識の細切れというよりは著者のユーモアも交えながら天文学の歴史を感じることができた。
一貫して著者の念頭にあったのは
「地球でのふつうは宇宙でのふつうではない」
という言葉に集約できるだろう。
ただ、最終章には著者の想いが強く出てしまったのだろう。読んでいて非常に違和感を感じてしまった。
本書のタイトルが著者の想いであることから主旨としては良いのだが、これまでの宇宙スケールの話が極端に一個人のスケールにまで収束してしまい(書いてある内容は宇宙視点の話なのが皮肉である)、言い方は悪いが著者がアメリカ人気質が全面に出てしまった感が否めず、残念であった。 -
Posted by ブクログ
単行本『忙しすぎる人のための宇宙講座』から改題されたそうだけど、元のタイトルの方が良かったんじゃないか?しつこくつっこむなら「忙しい人のための」が。
確かに最後の部分は、価値観というか近視眼的なものの見方の変革を迫る感はあるけど、そこに辿り着くまでは、どうにもタイトルへの違和感がつきまとう。
このレベルの内容をさらっと理解できる人には、目新しいこと書いてるわけでもないし、この内容が人生変わるほど新しく感じる人は、多分内容を理解できない気がする。
あと、薄さから「このくらいなら読めるかも」と思うと、それなりに時間かかるかも。読みやすいことは読みやすいけど。