竹内政明のレビュー一覧
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・なんでもいいから書いてみる。そうすることで、自分の考えがまとまってくる
・コラムの冒頭だけを読んで先の展開を予想する
・「すごく悪いこをした犯人の弁護士になったら、自分はどうするか」という思考実験をする
・どうすればよい短文が書けるようになるか。「削る練習」しかない
・「これは誰に読んでもらうのか」を意識する
・時間を置いて自分が書いた文章を読み直す。「あのへんはどう書いたっけな」と細かな表現については忘れるくらい時間を空けてから読み直す
・文章修練のために名文を書き写す。一字一句を追うことで、自分が今までいかに手抜きをしていたかが分かる
・失敗談は、その書き手や話し手が、その失敗について、 -
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ジャーナリストの池上氏と、読売新聞1面の編集手帳を担当する竹内氏による対談本。文章を書くコツやノウハウが満載されている。
文章技法を説明するのではなく、二人が思うところを語り合う形式を取る。その分、どこを重要視するかは読み手に任されてしまうが、頭には残りやすいと感じた。私は文章をまとめる事が苦手なので、「自分が理解していることを書く」「まず要素を書き出す」「書き出しを大切にする」「必要な部品は探しに行く」という基本的な点が腑に落ちた。
一方で、いい言葉を取り入れたり、名文を読んだりする事で、より綿密な推敲に繋がるという。まだその域は見えないが、いずれ役立てたい。 -
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「書く」という行為についての新聞人と放送人の対談。対談というところがこの新書を本質的なものにしていると思いました。ふつう「話す」は相手があって成立するもの、「書く」は一人で行う作業、と思いがちですが、実はそうじゃない。ペンなりキーボードなり自分の内側にあるものを文字として外側に出す、そいう外在化された自分と対話する行為が「書く」ということ。だから「書く力」とは「一回、文字にした自分と対談する力」、そう言っていると感じました。だから人はついつい実物以上な自分としての名文にこだわるのかな、あるいはかっこ悪い自分に会いたくないから書くことを遠ざけたりするのかな、とか。この本の二人の達人は、自慢っぽい
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「書く力 私たちはこうして文章を磨いた」(池上彰 竹内政明)
元NHK記者で、今やテレビなどでおなじみの池上彰さんと、読売新聞朝刊一面コラム執筆者である竹内政明さんが繰り広げる、ズバリ文章術に関する対談集です。
著名なお二人の対談ですから、これが面白くないはずがありません。特に竹内政明が執筆しているコラム「編集手帳」は、名文中の名文と呼ばれています(私も大ファンの一人です)
私も物を書くのが本業ではありませんが、メールを書いたり、随時発信する展開事項など文章を作成する機会は意外と多く、本書はとても参考になる1冊です。
特に意識しているのが、ダラダラと長くならず、できる限り短く、でも伝えたいこ -
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池上彰氏と竹内政明氏による文章術の対談。
「いわゆる『名文』を書くノウハウのようなものにはしたくない」と、「はじめに」に書かれているように文章術のノウハウ集ではない。
対談は池上氏が巧みに話をリード。竹内氏から文章術の「秘密」を引き出したものになっている。主に竹内氏が読売新聞のコラム「編集手帳」をどのように書いたかのネタばらしである。
竹内氏の話を聞いた後に、池上氏も自分の考えを述べている。池上氏の言っていることは「伝える力」と「伝える力2」で書かれていることと同じだったため既視感があった。
内容自体は難しくなく、誰でも読めるが、文章作成に関しては上級者向けの内容である。うまいコラムを書 -
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ネタバレ「天声人語」「春秋」、ときどき「産経抄」。
新聞一面コラムは日々目にするが、読売の「編集手帳」は、その中でも一番読んでないものだった。それでも、本書に編まれた120編のなかに、1つ2つは目にしたことがあるものもあり、それなりに名文の誉れのコラムだったのかと。
著者のコラム担当期間が2001~2017年。平成が終わろうという年に、その後半の世相を省みることが出来て、なかなかの読後感。
とはいえ、日本の新聞のコラムの作法というか、展開は、あまり好きではない。導入部分で、季節の話題、故事や詩歌を引いたかと思うと、終わりは世相や政権批判、今の社会に物申すなど、序と結が、どうにも結びついてない