鈴木範久のレビュー一覧

  • 代表的日本人
    新渡戸稲造 「武士道」、岡倉天心 「茶の本」と並ぶ、内村鑑三の、「代表的日本人」
    その特徴は、欧米人に向けに、外国語でかかれたものを、和訳したものを改めて出版したものである。
    「代表的日本人」は、日清戦争中に、Japan and the Japanese の題で、公刊された書物の再販です。

    5名の...続きを読む
  • 代表的日本人
    今回3回目くらいかと思うが、本棚への登録がなかったので、また再読した。

    内村鑑三さんは、民衆の心をつかんで、民衆のために尽くした人をセレクトしているように思う。日本人には、こんな立派な人物がいるのだと、誇らしげに伝えようとしている。

    ここに選ばれた、西郷隆盛、上杉鷹山、中江藤樹、二宮尊徳、日蓮の...続きを読む
  • 代表的日本人
    内村鑑三先生が奔流のように押し寄せる西欧文化の中で、どのような日本人として生きるべきかを模索した書です。
  • 文語訳 新約聖書 詩篇付

    The Gospel of Luke
    ルカ伝福音書

    第二章
    『何故われを尋ねたるか、我はわが父の家に居るべきを知らぬか』

    第四章
    『「人の生くるはパンのみに由るにあらず」と録されたり』
    『「主なる汝の神を拝し、ただ之にのみ事ふべし」と録されたり』
    『「主なる汝の神を試むべからず」と云ひてあり』...続きを読む
  • 代表的日本人
    内村鑑三が英語で日本の文化・思想を西洋社会に紹介した名著
    西郷隆盛、上杉鷹山,二宮尊徳、中江藤樹、日蓮上人の5人が記されている。
  • 代表的日本人
    「同僚たちが立ち止まろうとしたところを、西郷は出発点とみなしていた」
    「その時できた膝のあざをそうっと眺めるのが常であった。これは尊師が私に残した警告である。これを見るたびに自分を省みて自己と民とに誠実であるかと問う戒めとしている。しかし、残念ながらあざは歳を取るごとに色薄れ、それに従い私の慎みも薄...続きを読む
  • 代表的日本人
    心の底にあって忘れかけていたものが掘り返される感覚を覚えた。日本人の勤勉性や誠実さは、後の国内情勢の中で都合よく利用された点は否めないが、今も心の底に残る美徳だと気付かされる。若い方が読んだらどういう感想を持つのか興味深い。
    「西洋」に対しての著者の、日本人の道徳心、利他的で謙譲な美意識を丁寧に説明...続きを読む
  • 代表的日本人
    内村鑑三によって明治44年にもともと英語で書かれたもの。
    西郷隆盛、上杉鷹山、二宮尊徳、中江藤樹、日蓮の5人を、標的日本人として外国に紹介している。本書は、英米やフランスなどの知識人の間で読まれたということである。

    5名は、道徳や公共心、揺ぎ無い信念などの精神をもって、私欲のためではなく国のために...続きを読む
  • 代表的日本人
    人物論。

    日本を代表する歴史の人物達。

    ・西郷隆盛
    ・上杉鷹山
    ・二宮尊徳
    ・中江藤樹
    ・日蓮

    日本人を代表する人物達の凄まじき、
    人間性に頭が下がる思い。

    日本には世界に誇れる人物が多くいた。
    世界の偉人の中でも傑出した真似できない日本ならではの特質を持った偉人達。

    これが日本文化を、育...続きを読む
  • 代表的日本人
    日本の歴史的名著の一つ。日本を代表する5人の偉人について、若干の著者の解釈や西洋との比較を交えながら描かれている。強い志や人間としての徳を持った人が歴史上で成し遂げてきたことを知ることができ、また、どんな考え方をしてどのように実行してきたかを知ることができ、勉強にもなる。その中には、事をなす前にまず...続きを読む
  • 代表的日本人
    内村鑑三先生が5人の代表的日本人を題材に日本人の道徳観を説いた本。外国人向けに日本の思想を紹介した内容であり、偏ったバイアスがないのが良く、日本人が客観的に日本を学ぶのに優れた本である。

    以下、中江藤樹より備忘しておきたい一文。
    ・“学者”とは、徳によって与えられる名であって、学識によるものではな...続きを読む
  • 代表的日本人
    5人のうち、気になる所から読んでみてもいいかもしれません。
    私が1番印象に残ったのは、二宮尊徳。正直二宮金次郎像のイメージしかなかった私ですが、この本で彼の精神や生き方を学び、像への見方が変わりました。笑
  • 代表的日本人
    新渡戸稲造の「武士道」、岡倉天心の「茶の本」と並ぶ内村鑑三が書いた、日本の文化や人物を西欧に紹介する著書。内村鑑三が書いた

    西郷隆盛、上杉鷹山、二宮尊徳、中江藤樹、日蓮上人の5人について描かれている。
  • 代表的日本人
    著者内村氏が、自身が諸外国に対し、日本人の代表として紹介したい人物を記した本。

    前情報なしに読んで、タイトルだけ見て、所謂日本人らしい日本人を書いた本かな、と思っていたので、想像とだいぶ違ったが面白かった。

    小学校で下手な道徳の授業を行うより、この本を読ませる方がよっぽどいいのではないかと思える...続きを読む
  • 代表的日本人
    英文1894年M27刊行1908年M41改番日本訳版。
    札幌農学校第二期生キリスト教に改宗著者が西洋から野蛮で無知との日本への偏見を覆す為に選んだ5人の賢者
    西郷隆盛(薩摩藩革命家)上杉鷹山(封建領主藩政改革者)
    二宮尊徳(小田原藩農業指導者)中江藤樹(西近江陽明学者)
    日蓮上人(安房小湊村法華経...続きを読む
  • 代表的日本人
    偉人たちは軸を持って生きている。
    それぞれの軸。
    自分に近い軸を見つけて、それを育てるヒントにしたい。
  • 代表的日本人
    ちょいトンデモ本だけど、上杉や中江はあまり知識なく勉強になった。すげーな 徳がすべて そのためには良い事を行い続ける…
  • 代表的日本人
    ついこのあいだ鈴木大拙の『禅と日本文化』も読んだ。こちらも、日本人が日本のことを紹介するために外国語で書いた書物を日本語訳したものである。
    江戸時代から戦前あたりまで連綿と続いてきた、いわゆる日本的な文化の底流にある精神に接するにあたって、戦後生まれのわれわれにとってはむしろこのようなアプローチから...続きを読む
  • 代表的日本人
    既に知っている人物、あまり知らなかった人物それぞれいますが、いずれも同じ日本人として誇りに思う人物像で描かれていた。今の世の中でこのように世界に誇れる人っているかな?と考えてしまった。上杉鷹山は本書をきっかけに、深堀したいと思った。
  • 代表的日本人
    欧米化の進む明治時代。西洋一辺倒ではなく、我が国にも世界に誇るべき精神性がある、と堂々と英語で世界に向けて発信された本書。”日本代表”に選ばれた5人の人物像を、生き生きと表現。まるで、内村自身が耳元でナレーションをしているかのような錯覚を受けるほど、感情が入っている文体。感銘を受ける。