篠原信のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
序章「三国志に学ぶ理想のリーダー像」でのつかみが完璧で分厚い本ながら最後まで読んでみようという気になった。
部下は3年かけて育てるもので、育て方の手順をレクチャーする四章が一番ページ数が多い。
自分の場合部下はやっと仕事を覚える3年の区切りまでに雇い止めされる非正規の方ばっかり。自分もまた非正規上司...どこもかしこも新人教育の時間も予算もない。この不景気、どの企業や団体にもよくある状況。そんな時代からしてみれば「こんなんできたらやっとるわい!」と、余裕がない現場であるほどそのような感想を持たれる本になるのでしょう。
が、「部下を育てる余裕がないなら部下を持つべきではない」という読者のメッ -
Posted by ブクログ
ネタバレ本作も会社の同僚が貸してくれた一冊です。
以下、印象に残った事だけを備忘録として残す。
【「適切な思枠」と「破滅する思枠」】
労働者を「コスト」として捉えるのではなく消費者という「お客様」として捉えることで、資本主義は共産主義以上に豊かで比較的公平な社会を実現できた。
【視座を変える】ex.水
「数学」コップの大きさは200ml、水は100ml入っている。
「理科」水はH2O、コップの素材はケイ素。
「国語」水が喉をスルスルと通り抜け、体の火照りがおさまっていった。
「社会」水道局の管轄下にある2km先の浄水場では...。
「教科」という視座を変えるとこれだけ見え方が変わる。
【討議で