川野泰周のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
マインドフルネスで悩みをクリアにしたあとはやる気を出すための「モメンタム」が必要、どうやってこのモメンタムを作り出すかについて、ひたすら実例が書かれた本。
知ってる知識も多かったけど、精神論だけではなく具体的な行動が沢山書かれているのが面白いと思った。どちらかといえばマインドフルネスだとおもうけど、個人的には「一口だけめっちゃ集中して食べる」、「10分だけスマホを置いて散歩する」などが良さそうとおもった。
また、著名なアスリートも、やる気を出すための言葉を自分でストックしている、とあり、意識的にモメンタムを作り出すことは重要なのだと実感した。
カジュアルな本なのに著者は精神科医で住職でもあると -
Posted by ブクログ
「TTNU」
寝たはずなのに疲れがとれない。やることは山積みなのに目の前の仕事に集中できない。なんてことはないだろうか?(1回やってみたかった書き出し)
情報過多にマルチタスク、人間関係など、現代人は脳ばかり酷使し脳疲労がたまっているようだ。
精神科医で禅僧でもある川野さんが薦めるのは足裏の感覚に意識を向け歩く「マインドフルネスウォーキング」だ。それを行うことで意識を「今ここ」に向け「思考のさまよい」(自分の感じ方だと「脳の無駄遣い」)が減少する。
この「脳の無駄遣い」はDMN(デフォルトモードネットワーク)というらしい。これは脳のアイドリング状態で、多くのエネルギーを消費する。
そんな -
Posted by ブクログ
肉体的な疲れとは違い、睡眠や休息ではすっきり取れない「脳の疲れ」。現代人が陥りがちな疲れへの対処法を、精神科医で禅僧でもある著者が説く書籍。
疲れは3種類に分類できる。まず、「体の疲れ」と「脳の疲れ」に大別でき、そして、脳の疲れは「心の疲れ」と「マルチタスクによる疲れ」に分けられる。
心の疲れは、ネガティブな感情を持つことで生じる。人には生きていく中で、必ずネガティブな感情と向き合う時が訪れる。その時、大切なのは、その感情を持つことを拒否しないこと。苦しみは、自分の考えに「禁止」を与えた時にはじまる。
自分を責めたり、悩んだりしていると気づいた時は、それを意識化(見える化)するとよい。そ -
Posted by ブクログ
ストレスの多くは人間関係によるもの。
人間関係は「対人軸」ではなく、「自分軸」で考え、「捉え方」と「コミュニケーション技術」で解決していく。
色々学んでいるが、またちょっとしたことにイラっとしてしまった。このイライラを回避するためには、なぜ、自分がイラッとしたのか自分の感情に着目して、言語化して整理してみようと思う。
頭ではわかるが実践はまだまだ。読書記録をつけながら、そのイライラを長引かせず、切り離せる
ようにしようと思えた。学び続けることが大事だと思う。
「受容性」とは、自分のこと、他の人のこと、今の状況をあるがままに認められること。「ま、いいか」と受け流す力でもある。
「今、この瞬間 -
Posted by ブクログ
前半はマインドフルネスの理解を助けるが、後半はありきたりな仕事論と心理のメカニズムがほとんどで、特段目新しいものはない。
マインドフルネスとは状態のこと。今、この瞬間に集中する状態。
科学的に実験を繰り返し、能力開発や心理療法として欧米で人気になった。Googleの研修であるsearch inside yourselfは非常に有名。
マインドフルネス=瞑想ではなく、マインドフルネスな状態を目指すかんたんな方法が瞑想。
マインドフルネスを目指そうとしないでよい、そんなことをしたら自分には向いていないと挫折する。効能も実感しようとしなくて良い。定義や状態にとらわれなければ、いつか辿り着く境地のよ