イルセ・サンのレビュー一覧
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【感想】
毒親育ち×HSPの私には大変学びの多い1冊でした( °꒳° )
【要点・まとめ】
・大人が受け止められない心の負担(悩み、苦しみ)を子供が受け止めるのは更なる負担、恐怖になる。子供に苦しみを打ち明けない。
・親と上手く関係を築けるかどうかは、子供にとって死活問題。
・内的自己防衛→恐ろしい感情、思考、願望から自分を守るもの(HSPはこれが弱い)
▫問題から目を逸らす(過食、睡眠、娯楽など)
▫必要以上のポジティブ思考
※内的自己防衛が強いと対人自己防衛をあまりする必要はない
・対人自己防衛→他者から自分を守るもの
・愛の関係を築くと喜びと共に悲しみを伴う
▫愛する人を -
Posted by ブクログ
これ実は読むのは二回目。20代の頃は、これを読んでも自分がHSPとは全く思わなかった。
割と忙しくいろんなところへ顔を出していたし、内向的は内向的だけど(内向的とは内側に向かって何かを構築する人、内面世界に興味がある人のこと)、そんなに敏感な人だとも思っていなかったから。人よりちょっと気がつくかもしれないがまぁそんなもんだと思っていた。我が家には私よりも体が弱くて、感覚が鋭敏な人(母)がいるのでこの人よりは断然私は鈍感な部類に入る。そう思っていた。ただし生きにくい感覚はずっとあり、なんなのかなぁと思っていた。30代になり、改めてこのHSPなるものが注目された時、職場の同僚から、「あなたは絶対H -
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Posted by ブクログ
自分がHSPとか繊細さんなどのカテゴリーに入ると思ってなかったし、そのカテゴリーに入っている事にも抵抗があったけど、やっぱり共感できる事が多かったし納得するところが多かった。今は自覚出来てこの本から学んだことを出来る範囲でやっていきたいと思っています。なにより安心感が得られた。
語り口も優しく、内容も解りやすいです。ただ、国の文化の違いの部分もあって共感しにくいところもあるので、星4つとしました。
ですが、何か周りと合わせると疲れるなど少しでもそうかな?と思うなら是非読んでほしいです。また、周りにそんな人がいるなぁと言う方にも理解するのにこの本はとてもオススメです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ翻訳された文章なので読みにくい部分はあったが、説明と具体的な事例を繰り返す構成だったので理解しやすかった。
この本を読むまでは精神的な意味での自己防衛は不健全なものだと思っていたのだが、幼少期には最適な対処法であることが多いのだという。
子供はまだ心も弱いし、本当の自分を抑えて養育者などに従って依存していないと生きていけないからだ。
しかし、大人になってもそのまま同じ防衛戦略を自動的に発動してしまうのは人間関係や自分自身の理解の妨げになってしまうので取り除いたりコントロールできるようにならなければいけないということだった。
自己防衛をするようになる原因は、悲しみや苦しみなどの感情を受け止 -
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Posted by ブクログ
HSP(Highly Sensitive person): 度合い90点
※60点以上がこの症状傾向にある
能力① 一度に多くの情報を吸収できる
能力②音や匂いなどの繊細な違いも察知できる
能力③ゆっくり、深く高く的に考えられる
能力③とても慎重で、危機管理能力が高い
能力④共感力が高く、気配りが上手
能力⑤誠実で、責任感がある
→”あなたは全ての世界に対して、責任を取ることはできません。あなたが責任を取るということは、その人の責任を肩代わりするということ。その人が自分で責任を取って誤りを解決するチャンスを奪うようなもの。だから、自分に責任を感じないで、相手に任せなさい!”
※自尊心が低いか -
Posted by ブクログ
ネタバレ・交友関係は狭いけれど深い
・競争や諍いは苦手だからしない
・ゆっくりだけど深く考える
帯の言葉を見て「これって私のこと?」と思い手に取った。本書巻頭のチェックテストをするとやはりHSP(とても敏感な人)の可能性があるらしい。自身もHSPだという著者の言葉が、ゆっくりと染み込んでいくのを読んでいて感じた。
まずは自分を知ることから。必要以上に自分を責めず、自分を知り、受け止めてあげる。
私は人に注意するのが苦手で、怒りが生まれてもどう怒っていいのか分からなくなるときがある。受け止めて流したり、相手に何も言わずに見捨てたり、距離を置いたりしてきた。本当は伝えたい。思いを言葉にしたい。
自分の -
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なぜこんなに音・におい・相手の表情が“気になってしかたがない”のか?「交友関係は狭いけれど深い」「競争や諍いは苦手だからしない」「ゆっくりだけど深く考える」…5人に1人が該当するHSP(とても敏感な人)が生きづらい世の中を“敏感さを武器”に強く生き抜くヒント。
HSPの人が自尊心を高めるために有効とされる方法に、「自分を認めてあげること」というのがあるが、何をすれば良いのか、ぼんやりとしていた。本書では、実際にHSPの人たちが「具体的にどうしたら、何が変わっていったのか」という体験談が随所に紹介されているので、とてもイメージしやすかった。
最後に紹介されていた「HSPのためのアイデアリスト」 -
Posted by ブクログ
無意識に自己防衛をしていたことで、
自分を壁の中へ閉じ込めていたのかもしれない。
自己防衛は本来、危機的状況を
回避するために必要。
だけど、
不必要な自己防衛をし続けていると、
自分自身の内面に潜む真の感情に気づくことが
できず、深い人間関係を築くことが困難になる。
その結果、苦しみ、それを避けるために
再び不要な自己防衛をしてしまう。
人生における悲しみに真剣に向き合うと、
不必要な自己防衛をする必要がなくなり、
ありのままの自分を愛すことにつながる。
それは、同時に
かけがえのない人間関係をつくる。
また、大人になった私たちは、両親を理想視
するのではなく、より現実的な視点でとらえ -
Posted by ブクログ
他人と一定の心理的距離を保ち、親密な関係を避けることで、自分を守ろうとする「回避性」傾向のある人へと、メンタリストDaiGoさんが勧めていた本。
解決に繋がる具体的行動が明示されているわけではないため、「解決策」を求めて読むと、読後にモヤモヤ感が残る。
しかし「親密な関係を避ける」そこにどのような自己防衛機制が絡むのか、本質部分について、十分に解説されている。自身の過去、あるいは親との関係性等と向き合うきっかけが得られ、そこに間接的な解決の糸口が見えるだろう。
個人的には「悲しみ」という感情がポジティブに表現されていたことが驚きであり、新たな発見であった。
比較的薄く、1ページ当たり文字 -
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Posted by ブクログ
自分が内向的なので、自分にあったやり方を学ぶため、購読。
まず、巻頭の敏感度、内向度チェックで、自分がやはり敏感で、内向的だという結果が分かった。
ただ、敏感度はそれほど高くなかった。特定の刺激、例えば音などについて、より深く調べられるツールがあれば、高い敏感度が出るかもしれない。
全体を通して思ったことは、
我々には環境や他者に対して、行動の選択肢があるということを思い出すべきだ、ということ。
私の個人的な経験と知識から、MBTIが、やはりユングの研究に基づいているので、本書の扱う内向/外向を包含した、より包括的なツールであり、生きていく上で有効だと思う。
以下、共感した、参考となる