あらすじ
HSPは、愛すべき「能力」です。
□多角的な思考 □気配り上手
□誠実で責任感がある □想像力が豊か
世界的ベストセラー 世界24言語に翻訳!
自身もHSPの心理療法士によるHSP入門書
★「HSPチェックリスト」「HSPのためのアイデアリスト」付き
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もしかしたら、あなたもHSP?
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□毎日、1人でいる時間が必要
□勘が良く、嘘を見破るのが得意
□テレビで暴力シーンを観ると、何日も影響されてしまう
□空腹や寒さを感じると、そのことが頭から離れなくなる
□仕事中、監視されているとストレスを感じる
□美しい自然や芸術作品をみると、喜びで胸がいっぱいになる
※書籍内チェックリストより一部抜粋
●目次(一部抜粋)
第1章 鈍感な世界に生きる「敏感な人」とは
・5人に1人がHSP(とても敏感な人)
・HSPは生まれもった気質
・HSPの能力1 一度に多くの情報を吸収できる
・HSPの能力2 音やにおいなどの微細な違いも察知できる
・HSPの能力3 ゆっくり、深く多角的に考えられる
・HSPの能力4 とても慎重で、危機管理能力が高い
・HSPの能力5 共感力が高く、気配り上手
・HSPの能力6 誠実で、責任感がある
・HSPの能力7 想像力が豊かで、内的生活が充実している
・表面的にはHSPに見えない人もいる
・外向的なHSP・刺激を求めるHSP
・タイプ分けすることの利点と難点
第2章 「敏感な人」が抱えやすい心の問題
・HSPが抱えやすい心の問題1 自分自身に高度な要求をしてしまう
・HSPが抱えやすい心の問題2 罪悪感と羞恥心に苛まれてしまう
・HSPが抱えやすい心の問題3 恐怖心を感じ、憂鬱になりやすい
・HSPが抱えやすい心の問題4 怒りをうまく放出できない
第3章 「鈍感な人たち」とうまく付きあうには
・方法1 周囲の人に自分がHSPであることを伝える
・方法2 自分の限界点をはっきり伝えておく
・方法3 休憩や散会の時間を事前に約束しておく
・・・など11の方法をご紹介
第4章 「敏感な自分」とうまく付きあうには
・方法1 HSPの能力を楽しむ機会をつくる
・方法2 五感から過度に刺激を受けないための対策をとる
・方法3 過度な刺激を受けたら、じっと自分の内側に集中する
・・・など8の方法をご紹介
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
自分は人と違ってとても劣っているので、人より努力して普通の人にならなければならないと考えていました。人ができていることができない事に強いストレスを感じて生活していました。多くの人が集まる場では常に周りの会話が気になり、多くの内容が頭に流れ込んできて緊張状態にありました。人に望まれたこと、頼まれたことは全てできないといけないと思っていました。この本に出会って人より長けた能力があることを知りました。同じように悩んでいる人がいることを知りました。人に合わせることも大切ですが、自分の居心地がよいペースを保つことのほうが大切で、自分自身を俯瞰して「大丈夫だ。頑張っている。失敗した次の瞬間には前を向いて歩いている。」と声をかけ自分を大切にしてあげることや、過去の自分を肯定してあげることをして良いのだと知りました。
Posted by ブクログ
自分の繊細さや疲れやすさ、細かなことに動揺する、感情の起伏に疲れていたが、この本を読んで、そんな自分の要素も愛すべき点だということを認めようと思った。
元々そのように思っていたつもりだが、前は頭でわからせようとしていた感じだったのが、周りにも同じような感覚の人が多数いると安堵し、また自分をもっと理解して上手く付き合っていってあげたいなと思った感じ。
Posted by ブクログ
敏感な人は自己評価が低い
自分とは異なるタイプの行動が評価される文化で育った
量でなく質で評価する
敏感すぎることは人格を豊かにする
5人に1人がHSP
病気ではない
喜びを深く感じ、特別な才能を持つ
症状が出るのは、慣れない環境でサポートを得られなかったときと不安を感じた時
平穏な環境では他の人よりも幸福を感じやすい
ストレスフルな環境では、病気にかかりやすく、事故にあいやすい
人の感情に影響されやすい
生まれ持った性質が性格に影響を及ぼす
内面の動きと表にでてくるものは全く違う
人生についてより深く考え、静かで内省的な人間に成長する
ものごとを軽く受け止められない
自発的で衝動的の対極にいる
他人に迷惑をかけたときに後悔する
難点は常に不安を抱えてしまうこと
共感力が高く感情移入ができる
サービス業や人をサポートすることに身を置く
思いやりがあるがゆえ反応がゆっくりになり、言いたいことが言えない
意識と無意識を隔てる壁がうすい
恥じてることや隠したいことが多いと会話は難しくなる
守ることにエネルギーを使うため、言葉がすらすらと出てこなくなる
HSPが心を開く勇気を持つ方法は、ほかの敏感な人の話を聞くこと
認知療法を受けてみる
→恐怖心を和らげる
気分が悪くなったときはやることリストに手を付けてみると少し和らぐ
2通りの考え方
1.仕事であまり成功できなかったのは、どうしてだろう?
→自分の誤りにだ注目してしまう
2.どうしてホームレスにならずにすんだのだろう?
→自分の資質に注目している
感受性豊かな人はネガティブに考えやすい
物事を軽く受け止められない
個性の一つなのでそれはある意味賢明なこと
怒りの根底には、満たされなかった期待や欲求が潜んでいる。
怒っている人は基本的に苦しんでいる人
共感と愛を必要としている
望みに変える
〜するべきだったではなく、〜できたらよかったのに、〜だったらいいのに、〜してほしかった
HSPは適切な環境では上手くやっていける
HSPは下記が大好き
自然
クリエイイティブ
哲学的な考えをめぐらす時間
体に良いこと
→走る、ダンス、オイルてマッサージ、泳ぐ、お風呂か足湯、
知覚に快楽を与える
→いい香りの花、おいしいもの、好きな音楽
動物
日記かしか本をかく
芸術鑑賞、芸実作品をみる
深くて質の高い人間関係
まず間違いを犯した時のために、手紙を書く
自分が一番愛してる人が間違いを犯した時の手紙
送り先は自分にする
自分が間違いを犯した時に読む
自己愛が足りない
まず怒りがありその下に悲しみがある
HSPの最終目標は自己愛を高めること
インスピレーションを与えてくれる
本を読む
ラジオを聴く
劇場に行く
コンサートに行く
講演に行く
知恵を与えてくれる言葉を読みそのことについて哲学的に考える
外交的になるエネルギーを与えてくれる活動
誰かと充実した時間を過ごす
→マッサージ、お互いの存在を感じ合うこと
子供と過ごす
過度に刺激を受けた時にするのにおすすめ
良が、ピラティス、軽い運動
ジョギング、ウェイトトレーニング、サイクリング、アクアフィットネス
ダンス
音楽をかける
暑いお風呂、足湯
ろうそくをともして音楽聴きながらオイルマッサージ
自然の中で過ごす
植物を植える、お世話する
ハイキング
自然の中で食事
テイクアウトで公園で食べる
花束つくる
陶芸
猫と遊ぶ
馬をブラッシングする
犬の散歩
Posted by ブクログ
自分はHSPではないけど、当事者の著者の言葉によってその気持ちがよく分かる。
当事者でないカウンセラーはこんな誤った治療をする。なんていう事例もある。
また、多くの当事者の方の声が収録されていて参考になる。
HSPではない人のことを「鈍感な人」と表現する点も面白い。
Posted by ブクログ
4人以上の人付き合いが苦手、大勢のいる空間が苦手、1人で過ごすのが大好き、人から言われた言葉がずっと残ってる、すぐに言い返せない、すぐ疲れる、、自分自身生きづらいなぁこんな自分やだなぁと思うことが多く、もしかしたらHSP気質あるのかな?と思うようになり、手に取った取った本。
思い返せばずっと昔から友達と遊んだあとはめちゃくちゃ疲れてたなぁ。何時までって決めよう
頑張れば人と同じように過ごせるけど、その頑張りはめちゃくちゃ疲れる。自分も周りの人と同じように、同窓会を心から楽しみと思いたいし、4人以上での旅行に参加してみたい。なんですぐに疲れるんだろ?とずっとモヤモヤしてたけど、こーいうことだったのかな、と理解できた。
悪いことばっか目を向けてたけど、
些細なことでも幸せだと思えることや、1人で楽しめること、もっと自分の良いところを見つけてみよう。
フレーズ
他人と一緒にいられない自分に、何年もずっといら立たしく思ってきた人もいるでしょう。きっとそのような人のなかには、心のなかで不満を抱きながらもNOと言えずに神経の負担になる付きあいを自分自身に課してきた人も多くいるはずです。 自分の限界を受け入れたくなかったり、ほかの人と同じように自分もできるはずだと。
ほかの大半の人と同じように、タフでエネルギーに満ちあふれた人間になろうとするのはやめて、その代わりにとても敏感で感受性の強い自分を受け入れ、繊細な自分にぴったり合った人生設計をするのです。
Posted by ブクログ
人より考えてしまい、夜は睡眠もままならない日々をずっとずっと悩み生きて来ました。あらゆる環境で、人に「いい人」と言われる度、自尊心を大切にできました。それでも、いつだって最後は、人にうんざりし、あるいは心身を壊して駄目になり、それでも人の温もりに励まされ、感動し、自分に鞭打って千夜一夜していきました。
数多の自己啓発本(心理学・仏教的思考・ポジティブシンキング等)を読んでは実践、実践……実践?そんなことできた試しなどありません。
友人や家族、職場の人に決まって言われる言葉は「気にしすぎ」「気を遣いすぎ」でした。
それを言われる度に、余計に苦しくなりました。何故って、それを自分は最も頭では理解しているからです。それでも、他人を気にする思考で出来ているため、どうしようもないのです。
昨今、HSPという単語は耳にしていましたが、避けていました。「そんなものに逃げるな」という他人の言ってもしていない声が聞こえて怖かったんです。
この著者は、それを理解している。この本を手に取り読まれた方少なからず、自分と似た境遇であったり、辛い想いをしている人々は居たんだ!
そして、それに対するありきたりな言葉での押し売りではなく、寄り添って背中を押してくれている温もりが、ここに詰まっていました。
Posted by ブクログ
繊細な人を救ってくれる本。本書はHSP(=Highly Sensitive Person)の特徴を述べ、助言をしてくれます。私は、自分が敏感であることはもともと自覚しており、それと同時に、HSPのようなラベルがつけられることを恐れていました。「自分は、付き合いにくい面倒な人間である」と認めなければいけない気がして辛かったのです。しかし本書は、HSPとは素晴らしいメリットの裏返しなのだと教えてくれました。私はHSPだと心から納得でき、生きづらさがすっきりと説明されて、とても救われました。
Posted by ブクログ
最初のページのHSP自己診断で150だった。
HSPという言葉はSNSで知っていて、当てはまることが多いなと。そんな軽い感じだった。
本書を読んで、グッとくるものがあった。周りに溶け込むには…と試行錯誤して、強がったりサバサバしてみたり、ワイワイしたり。実はすごい辛かった。クタクタで2日ぐらい寝込んだときがあった。友達だけど、愚痴を言ったりし合うランチやお茶会や女子会…実は辛かった(笑)
「それでいいんだよ」って言ってくれるこの本は、ずっと本棚にあり続けて、辛くなったらまたページを開こう。
「鈍感力」という本を読んでもしっくりこなかったのは、私が敏感だったからなんだろう。
HSP。
小さい時から生きにくい自分。
でも、厳しい母の下、泣き言は許されず55までずっと人知れず悩んでいました。
それが!
これだ!これだから生きにくかったんだ、と納得。
心の整理がつき、生きる気力がでてきました。
状況はかわらないけど、気持ちは別人になりました。
340人のお客様がこれが役に立ったと考えています
Posted by ブクログ
なんとなくストレスを感じたり、頭がゴチャついた時に、5分だけ、適当な項目を読むと、スッキリします。なんとなく納得したり、しなかったり。合わない項目はスキップしてます。影響を受け過ぎないように真面目に真剣に読まないように、とだけ、気をつけてます。
Posted by ブクログ
これ実は読むのは二回目。20代の頃は、これを読んでも自分がHSPとは全く思わなかった。
割と忙しくいろんなところへ顔を出していたし、内向的は内向的だけど(内向的とは内側に向かって何かを構築する人、内面世界に興味がある人のこと)、そんなに敏感な人だとも思っていなかったから。人よりちょっと気がつくかもしれないがまぁそんなもんだと思っていた。我が家には私よりも体が弱くて、感覚が鋭敏な人(母)がいるのでこの人よりは断然私は鈍感な部類に入る。そう思っていた。ただし生きにくい感覚はずっとあり、なんなのかなぁと思っていた。30代になり、改めてこのHSPなるものが注目された時、職場の同僚から、「あなたは絶対HSP」と言われて、ええ?と思い、改めてテストしてみるとなるほど、それらしい。どのテストもみんなそれになる。もっというと、どうやら刺激追及型。なるほど。
この本の刺激追及タイプの文章に以下がある「片足でアクセルを踏み、もう一方の足でブレーキペダルを踏むのにちょっぴり似ています。」
この《アクセルとブレーキを同時に踏んでる》昔からよく言われた言葉だった。(苦笑)なるほどそういうことか、って感じ。
Posted by ブクログ
自分は人より少し繊細な部分や感じやすい部分があるなと感じていて、共感できる部分もあった。
自分はHSPの気質が少しあるのかも?と思ったら少し心が軽くなった。
「怒りが表面に現れることで、その下にあるものすべてが隠れてしまいます。すべてが怒りで充ち満ちてしまい、ほかのものが見えなくなるのです。」
この言葉は心に刺さった。
Posted by ブクログ
HSPを自覚しながらも、なんだか都合の良い免罪符を得るみたいでこの手の本は避けてた。
のに、装丁に惹かれて思わず手にとってしまった。
この一年自分なりにメンタルハックしてた内容が書かれていて背中を押された気分。
自分の限界を知り、HSPを強みに転換していこう。
Posted by ブクログ
昔から抱えてた人と違う、人といると疲れるというのが私だけじゃない、HSPの特性。人といると疲れる時は終わりの時間を決めたり、休憩させてもらったりすればいいんだと分かった。
Posted by ブクログ
結局私はHSPではないと思うけど、全く違うかと言われたら共感する部分も多い。
勢いだけではものごとを動かすモチベーションが下がってしまうなとか、個人へのフィードバックを廉に受けとめてしまうなとか。
この本を手にしたところで、気持ちとしては2割くらいはHSPなのかな。いい個性だと思いたい。
Posted by ブクログ
HSPと言う言葉は恥ずかしながら初めて知った。世の中に20%もの人が敏感に生きている。そして、外見ではそれとわからないから、無意識のうちに傷付けてしまっていたのかも知れない。敏感な人たちを傷付けない様な配慮を今後はして行こうと思った。
Posted by ブクログ
自分がHSPとか繊細さんなどのカテゴリーに入ると思ってなかったし、そのカテゴリーに入っている事にも抵抗があったけど、やっぱり共感できる事が多かったし納得するところが多かった。今は自覚出来てこの本から学んだことを出来る範囲でやっていきたいと思っています。なにより安心感が得られた。
語り口も優しく、内容も解りやすいです。ただ、国の文化の違いの部分もあって共感しにくいところもあるので、星4つとしました。
ですが、何か周りと合わせると疲れるなど少しでもそうかな?と思うなら是非読んでほしいです。また、周りにそんな人がいるなぁと言う方にも理解するのにこの本はとてもオススメです。
Posted by ブクログ
HSP Highly Sensitive Personとは?を知るのに良い本。
HSPの人が抱えがちな悩みとその対策について書いてある。筆者も書いているが、すべてが当てはまる人なんていない。自分が当てはまるとこだけ読み込んで、他は軽く読めばいい。
最大の価値はHSPと気付けること。140点満点で60点以上ならHSPの傾向があるという中、91点を取得。自己認識を正しくできたことに一番の価値がある。だって、「じゃあどうする?」という思考に進むことができるから。
Posted by ブクログ
HSP(Highly Sensitive person): 度合い90点
※60点以上がこの症状傾向にある
能力① 一度に多くの情報を吸収できる
能力②音や匂いなどの繊細な違いも察知できる
能力③ゆっくり、深く高く的に考えられる
能力③とても慎重で、危機管理能力が高い
能力④共感力が高く、気配りが上手
能力⑤誠実で、責任感がある
→”あなたは全ての世界に対して、責任を取ることはできません。あなたが責任を取るということは、その人の責任を肩代わりするということ。その人が自分で責任を取って誤りを解決するチャンスを奪うようなもの。だから、自分に責任を感じないで、相手に任せなさい!”
※自尊心が低いからこそ、優秀でいようとする
感想
・出会う人皆を幸せにしないといけない、元気な姿であるべきだっと考えがちで、窮屈に感じる時がある。しかし、鬱で通ってお話する看護師の方々は話を傾聴してくれて、変に元気な姿を見せなくてもいいと心が楽になる。無理に自分を演じるのはしなくていい
Posted by ブクログ
・交友関係は狭いけれど深い
・競争や諍いは苦手だからしない
・ゆっくりだけど深く考える
帯の言葉を見て「これって私のこと?」と思い手に取った。本書巻頭のチェックテストをするとやはりHSP(とても敏感な人)の可能性があるらしい。自身もHSPだという著者の言葉が、ゆっくりと染み込んでいくのを読んでいて感じた。
まずは自分を知ることから。必要以上に自分を責めず、自分を知り、受け止めてあげる。
私は人に注意するのが苦手で、怒りが生まれてもどう怒っていいのか分からなくなるときがある。受け止めて流したり、相手に何も言わずに見捨てたり、距離を置いたりしてきた。本当は伝えたい。思いを言葉にしたい。
自分の持ち味をいかすために、自分はこういう人なんだと周りに伝えて今ある場所を整えていくのも手だなと思った。
Posted by ブクログ
なぜこんなに音・におい・相手の表情が“気になってしかたがない”のか?「交友関係は狭いけれど深い」「競争や諍いは苦手だからしない」「ゆっくりだけど深く考える」…5人に1人が該当するHSP(とても敏感な人)が生きづらい世の中を“敏感さを武器”に強く生き抜くヒント。
HSPの人が自尊心を高めるために有効とされる方法に、「自分を認めてあげること」というのがあるが、何をすれば良いのか、ぼんやりとしていた。本書では、実際にHSPの人たちが「具体的にどうしたら、何が変わっていったのか」という体験談が随所に紹介されているので、とてもイメージしやすかった。
最後に紹介されていた「HSPのためのアイデアリスト」(喜びや心身の健康をもたらすもの)も、ぜひメモして、憂鬱になったときに読み返したい。
Posted by ブクログ
世の中の5人に1人はHSPと言われる敏感な人だといいます。
疲れやすく、怒ることを嫌い、
競争社会に向いていないと思っているような人たちですね、簡単にいうと。
そんなHSPの人であり、
牧師やセラピストなどとして活動する著者による、
敏感な人の味方になる本です。
HSPの人は、自分は間違っているんじゃないか、などと
自身をせめてしまいがち。
そうじゃないこと、そしてもっと気楽に生きる術を教えてくれます。
興味深かったところをふたつみっつ。
まずは、これですね。
自尊心が低いと自分に過度な要求を課して努力をするようになるという。
だけどそうやっている間、満たされることはなく、延々と努力は続く。
一方で、自尊心が高ければ努力なんてしない。
ありのままの自分でいいからだ。
どちらにせよ、人からの評価や人から愛されるか否かが基準なんだ。
幸せでいたいなら、バカでいろということになりますかねえ。
人生ってそういう裏腹なものの両方をいったりきたり
あくせくするのがほんとうみたいなところがあるように思っています。
割り切りたいし、
「割り切った方がいい」と
苦しみから逃れることを説いたような本書には出てくるけれど、
苦しみはあって当然なんじゃないのかな。
そこのところは、ちょっとまだ異を唱えたいところです。
まあ、人によりけりなんでしょうけども。
次はこれです。
<恥じていることや隠したいことが多いと、
会話をするのは難しくなります。
秘密を守ることにエネルギーを使うため、
言葉がすらすらとでてこなくなるのです。>
僕はこれで大変だったんですよ。
しゃべらなくなりますよね。
それに加えて、意味のあることを喋らないといけない、
失礼だし馬鹿にされるみたいに思ったから余計に喋れなくなった。
隠しごとを通すことを選んだ代償として、孤独になっていったのでした。
30歳くらいまでこういう傾向だったと思う。
くだらないこと喋っててもいいじゃん、って罪悪感なく思えるまでですね。
でも、この本を読んでいると、
いわゆる本のとおりのケースにとどまらずに
あがいたり勇気を出したりして克服しているとろもあるようで、
他人からみえないところで戦ってきた人生だったなあと感じるのでした。
僕は「静かにアグレッシブ」みたいなところはあるようだ。
最後に、これは、本書に書いてあったことと僕の思索のハイブリッドなんだけれど、
それはこういうことになります。
夢を追い、成功しないのならばもう終わり。
オール・オア・ナッシングである。
そういう見方をして、
うまくいかなかった人を直接的にでも間接的にでも断罪する人は多く、
本人ですらそうだったりする。
もしかして日本人は特にそうなのではと思いもするのだけれど、
それってね、人としての成熟度が非常に低い行為なんだ。
夢を追う最中の自分というものは、
理想の自分とかけ離れていて自尊心が低い。
酔っているときもあるけれど、
自分ってダメだなあと思うこともしきりだ。
そして夢をあきらめるとき、
辛い思いをして最後には自分を受け入れる。
その心的作業を経て、
それまで認めてこなかった自分と和解することになる。
自分はダメなやつだったなあ、ということを受け入れること。
そう、自分はダメなんだと認識することで、
それまで突き放していた自分と肌が触れ合う。
厄介者レベルとすら思える自分を受け入れることは、自尊心を回復させます。
それまでより自分を愛することにもなる。
それって素晴らしい過程じゃないですか。
だから、夢を手に入れることだけに関して言えば、
オール・オア・ナッシングかもしれないけれど、
人生にしてみればそんなことはないのです。
自分へのほろ苦さとともに慈愛をも手に入れる人は多いでしょう。
だから、そういう人を見る成熟した人は、
きっとほのかに微笑んで彼を見やるのですよ。
巻頭にHSP診断簡易テストがあるのですが、
僕もその傾向があるようでした。
まあ、そうでしょうね。
だからこの本のよさもよくわかりました。
Posted by ブクログ
まさに自分のことが書いてあるように思えた。
まず自分自身を大切に労ることが大事だと思った。
1日にたくさんの情報が目や耳から入ってくるため、夕方ごろにはだいぶ疲れてしまう。スキマ時間に自分時間をしっかり設けてリラックスやリフレッシュできる時間を作ろう。
自分の弱いところも全部受け止めて、向き合っていこう。
Posted by ブクログ
うすうす気づいていたが、この本を読んで確信。
わたしはとても敏感な人である。
・寒さや隙間風に弱い
・ストレスがあるとすぐ病気になる
・小さい音が気になる(隣の部屋の足音とか話し声)
・匂いに敏感で苦手
・1人の時間が必要
・すぐに疲れてしまう
・一緒にいる人を楽しませなくてはならない
・自分はなんて退屈で陰鬱な人間なんだ
・努力しないと愛されない
これがHSP の特性と知って、心が軽くなった。
私は心が弱いわけでも、頭がおかしいわけでもない。
人より敏感なだけなんだ。
もちろんこれ以外にも項目もあって、あてはまらないこともある。
作者がデンマークの方なので文化の違いで参考にならないこともある。
それでも読んでよかったと思えた。
HSP ではない人が読んだら理解し難いのかもしれない。
と、思ってしまうのもHSP の思考なんであろう。
自分自身との和解
なかなか困難だな。
Posted by ブクログ
多分自分はHSPで、そして頑張り屋でもあるので、エネルギーが尽きかけていてもそれを無視して頑張り続けてしまうが、もっと自分の欲求に従順に、疲れたらすぐ寝る、電車では目を瞑る、ホワイトノイズを聞くなど、出来ることを取り入れたい。
オーディブルで読んだが本を買って置いておいて読み直したい。
Posted by ブクログ
完璧主義は良く無いことや、周りを気にしすぎるのも良くないと感じたけど、色々な生きづらさを抱えている人に向けた本。自分にも当てはまるけど、解決法がちょっと当たり前のことしかないのは残念。
Posted by ブクログ
この本にあるように、若い頃は自分の過敏さや限界を分らず苦労してきました。
鬱になったりいろいろいろいろしてきて、散々自分と向き合って、自分の性質がわかってきたので、いまは断ることもできるし、大人数のところにはいかないし、1人の時間がなにより大事で周りもそれをわかってくれて(友人に「あの人は、人が増えたらふらっといなくなるから気にしないでいいよ」と周りに説明されてたのには笑いました)
マイペースに楽に生きていますが、そうだったなー、こんなことあったなー…とか思いながら読みました。
納得できるところが多い本でした。
内容メモ
・内向的な人はたわいもない雑談には緊張しますが、共通の話題を持つ相手と一対一もしくは少人数で深い会話をする際には喜んで加わります。
・音や光、いろんなものに敏感
・自分の価値に懐疑的な人が多い
HSPは自分の育った環境で理想的とされる行動規範から逸脱してきました。それゆえに、優秀でいようとする。
自分は退屈で陰鬱な人間。人を楽しませられない。トイレに隠れる。自己批判。ほかの人みたいに私もできなくてはならない。…
・罪悪感と羞恥心に苛まれる。
羞恥心は自分に根本的な欠陥があるという感情であり、特に満たされない子供時代を送った人は、羞恥心が芽生えやすくなります。
・怒りをうまく放出できない
・HSPの人はたまった不満を解消したいと思ってる人の吐口になりやすく、そのせいでエネルギーを使い果たされる。聞き役になることが多いHSPにとって、相手の言葉に耳を傾けるのであれば自分の言葉も相手にちゃんと聴いてもらうこと。
・自分自身と和解する。
Posted by ブクログ
最初に自分のHSP度を計る設問がある。これによるとかなりHSP度が高いことになったが、必ずしも共感できることばかりでもなかった。
もちろん、これは敏感度の目安であり、個人差も大きいうえに、これまでの社会経験や環境もおおきく影響するだろう。
ただ、「自分はどうして人と感じ方が違うのだろう?」という内向的な質問を持つ時点でかなり”内向型”なので、その延長で本書を読むことは参考になるかもしれない。
Posted by ブクログ
When we find someone who loses his or her mind, we should think that he/she felt frustrated because he/she can’t make others as he/she wishes. We don’t have to ask myself if we do something wrong to them.
共感できるところはあった
共感できるところ、なるほどと納得できるところがある反面、やはり海外の方の事例や言い回しが馴染みがなく、スッと入ってこないところもあった。
いろいろなパターンに分けて書いてあるので、とても読みやすかった。