イルセ・サンのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
自分が内向的なので、自分にあったやり方を学ぶため、購読。
まず、巻頭の敏感度、内向度チェックで、自分がやはり敏感で、内向的だという結果が分かった。
ただ、敏感度はそれほど高くなかった。特定の刺激、例えば音などについて、より深く調べられるツールがあれば、高い敏感度が出るかもしれない。
全体を通して思ったことは、
我々には環境や他者に対して、行動の選択肢があるということを思い出すべきだ、ということ。
私の個人的な経験と知識から、MBTIが、やはりユングの研究に基づいているので、本書の扱う内向/外向を包含した、より包括的なツールであり、生きていく上で有効だと思う。
以下、共感した、参考となる記載。
・内向的な人は、経験したことや他の人と話したことについて深く考えるために、1人になる時間ご必要。
・ユングによれば、外的因子によって性格が変わると、後で非常に神経過敏になる。その治癒は、個人の資質と自然に合致するよう、その人の資質を伸ばすことによってのみ可能。
・会話など、他者とのコミュニケーションにおいて、外向的な人を前提とした暗黙のルールがある。それなら、内向的な人前提のルールもあっていい。例えば、
集中している人の邪魔をするのは厳禁。
大事なことがないかぎり、静寂を破ってはならない。
など。
-
Posted by ブクログ
世の中の5人に1人はHSPと言われる敏感な人だといいます。
疲れやすく、怒ることを嫌い、
競争社会に向いていないと思っているような人たちですね、簡単にいうと。
そんなHSPの人であり、
牧師やセラピストなどとして活動する著者による、
敏感な人の味方になる本です。
HSPの人は、自分は間違っているんじゃないか、などと
自身をせめてしまいがち。
そうじゃないこと、そしてもっと気楽に生きる術を教えてくれます。
興味深かったところをふたつみっつ。
まずは、これですね。
自尊心が低いと自分に過度な要求を課して努力をするようになるという。
だけどそうやっている間、満たされることはなく、延々と努力は続く。
一方で、自尊心が高ければ努力なんてしない。
ありのままの自分でいいからだ。
どちらにせよ、人からの評価や人から愛されるか否かが基準なんだ。
幸せでいたいなら、バカでいろということになりますかねえ。
人生ってそういう裏腹なものの両方をいったりきたり
あくせくするのがほんとうみたいなところがあるように思っています。
割り切りたいし、
「割り切った方がいい」と
苦しみから逃れることを説いたような本書には出てくるけれど、
苦しみはあって当然なんじゃないのかな。
そこのところは、ちょっとまだ異を唱えたいところです。
まあ、人によりけりなんでしょうけども。
次はこれです。
<恥じていることや隠したいことが多いと、
会話をするのは難しくなります。
秘密を守ることにエネルギーを使うため、
言葉がすらすらとでてこなくなるのです。>
僕はこれで大変だったんですよ。
しゃべらなくなりますよね。
それに加えて、意味のあることを喋らないといけない、
失礼だし馬鹿にされるみたいに思ったから余計に喋れなくなった。
隠しごとを通すことを選んだ代償として、孤独になっていったのでした。
30歳くらいまでこういう傾向だったと思う。
くだらないこと喋っててもいいじゃん、って罪悪感なく思えるまでですね。
でも、この本を読んでいると、
いわゆる本のとおりのケースにとどまらずに
あがいたり勇気を出したりして克服しているとろもあるようで、
他人からみえないところで戦ってきた人生だったなあと感じるのでした。
僕は「静かにアグレッシブ」みたいなところはあるようだ。
最後に、これは、本書に書いてあったことと僕の思索のハイブリッドなんだけれど、
それはこういうことになります。
夢を追い、成功しないのならばもう終わり。
オール・オア・ナッシングである。
そういう見方をして、
うまくいかなかった人を直接的にでも間接的にでも断罪する人は多く、
本人ですらそうだったりする。
もしかして日本人は特にそうなのではと思いもするのだけれど、
それってね、人としての成熟度が非常に低い行為なんだ。
夢を追う最中の自分というものは、
理想の自分とかけ離れていて自尊心が低い。
酔っているときもあるけれど、
自分ってダメだなあと思うこともしきりだ。
そして夢をあきらめるとき、
辛い思いをして最後には自分を受け入れる。
その心的作業を経て、
それまで認めてこなかった自分と和解することになる。
自分はダメなやつだったなあ、ということを受け入れること。
そう、自分はダメなんだと認識することで、
それまで突き放していた自分と肌が触れ合う。
厄介者レベルとすら思える自分を受け入れることは、自尊心を回復させます。
それまでより自分を愛することにもなる。
それって素晴らしい過程じゃないですか。
だから、夢を手に入れることだけに関して言えば、
オール・オア・ナッシングかもしれないけれど、
人生にしてみればそんなことはないのです。
自分へのほろ苦さとともに慈愛をも手に入れる人は多いでしょう。
だから、そういう人を見る成熟した人は、
きっとほのかに微笑んで彼を見やるのですよ。
巻頭にHSP診断簡易テストがあるのですが、
僕もその傾向があるようでした。
まあ、そうでしょうね。
だからこの本のよさもよくわかりました。 -
Posted by ブクログ
内向型、外向型人間がいるというのは以前読んだ本で知ったのだが、こちらはさらにHSP(敏感な人)という新たな切り口について説明されている。
HSP=内向型という訳ではないが、重なる部分が多いのはよくわかる。しかし、その多くが欠点と言うより特徴であるから、それをどう活かし、それとどう折り合いをつけていくかを章ごとにわけて丁寧に説明してある。
無駄な説明もなくシンプルな分、解りやすくて読み易い。
…と思ったら、この人は学究の徒などではなく、前身は牧師さんと言う変わり種!
なるほど、自身の体験の考察からスタートしただけに説得力がある。
共感できることもあり参考になった。 -
Posted by ブクログ
自分の内面に向きながら読むからか、エネルギーの消耗が激しかった。
読んだ時の心身の状態もあったかもしれないが。
この本は慣れない環境で数時間経過すると1人の時間が欲しくてたまらなくなるし、動けなくなるほどしんどいぞ?と感じたことをきっかけに手に取った。
これまでは「別に匂いにも音にもそんなに敏感じゃないからHSPではないはず」と思って生きてきた。
しかし私が苦しんでいることがたくさん出てくる感覚があり、こういう敏感さもあるのかと知れた。
読みながら苦しかったが、最後の章は自己受容するためのメッセージで溢れていて泣きそうになった。
楽に生きるための考え方を1つ、手に入れた。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ【要点・まとめ・感想】
■恥と罪悪感の違い
《恥とは?》
⇒自分に存在に対して感じるもの
・「愛されていない」「間違っている」という感情。
・謝っても意味が無い。
《罪悪感とは?》
⇒自分の行動に対して感じること
・謝ることで軽減される。
・どうにかできる。
■恥を曝け出すことは大切(暴露療法)
だけど、曝け出す相手は見極める。
■親が子供に波長を合わせてこそ、いい大人に成長できる。
(私は親に波長を合わせて貰うどころか、合わせるのに必死だった)
■ジャッジしたがる保護者の元に生まれると「自分は悪い(罪悪感/恥)」と感じやすくなる。
悪い例/Aは良いけど、Bはダメ!
(Bしかダメ!それができないなんておかしい!間違ってる!)
理想例/Aも良いけど、Bもいいね!
■自己愛を鍛えるのは、筋トレと似ている。
日々練習、鍛錬!
■子供の頃から恥を欠かされることに慣れていると、大人になって恥を欠かされても(そういう言動を取られても)、気付きにくくなってしまう。
■愛情に飢えた人が、いきなり大きな愛情を注がれても受け入れきれない。
それは、まるで保護されたばかりの犬や猫が一度にたくさんのご飯を食べさせられるようなもの。
(緊張や長い間、少量しかご飯を食べない生活に慣れているから)
章ごとに「恥を癒すワーク」があります!
できそうなものから実践してみようと思います(*ˊ˘ˋ*)
表紙の「たえ」さんのイラストがキレイだと思いました。このイラストじゃなきゃ手に取らなかったと思います!
-
Posted by ブクログ
うすうす気づいていたが、この本を読んで確信。
わたしはとても敏感な人である。
・寒さや隙間風に弱い
・ストレスがあるとすぐ病気になる
・小さい音が気になる(隣の部屋の足音とか話し声)
・匂いに敏感で苦手
・1人の時間が必要
・すぐに疲れてしまう
・一緒にいる人を楽しませなくてはならない
・自分はなんて退屈で陰鬱な人間なんだ
・努力しないと愛されない
これがHSP の特性と知って、心が軽くなった。
私は心が弱いわけでも、頭がおかしいわけでもない。
人より敏感なだけなんだ。
もちろんこれ以外にも項目もあって、あてはまらないこともある。
作者がデンマークの方なので文化の違いで参考にならないこともある。
それでも読んでよかったと思えた。
HSP ではない人が読んだら理解し難いのかもしれない。
と、思ってしまうのもHSP の思考なんであろう。
自分自身との和解
なかなか困難だな。 -
Posted by ブクログ
ネタバレこの本にあるように、若い頃は自分の過敏さや限界を分らず苦労してきました。
鬱になったりいろいろいろいろしてきて、散々自分と向き合って、自分の性質がわかってきたので、いまは断ることもできるし、大人数のところにはいかないし、1人の時間がなにより大事で周りもそれをわかってくれて(友人に「あの人は、人が増えたらふらっといなくなるから気にしないでいいよ」と周りに説明されてたのには笑いました)
マイペースに楽に生きていますが、そうだったなー、こんなことあったなー…とか思いながら読みました。
納得できるところが多い本でした。
内容メモ
・内向的な人はたわいもない雑談には緊張しますが、共通の話題を持つ相手と一対一もしくは少人数で深い会話をする際には喜んで加わります。
・音や光、いろんなものに敏感
・自分の価値に懐疑的な人が多い
HSPは自分の育った環境で理想的とされる行動規範から逸脱してきました。それゆえに、優秀でいようとする。
自分は退屈で陰鬱な人間。人を楽しませられない。トイレに隠れる。自己批判。ほかの人みたいに私もできなくてはならない。…
・罪悪感と羞恥心に苛まれる。
羞恥心は自分に根本的な欠陥があるという感情であり、特に満たされない子供時代を送った人は、羞恥心が芽生えやすくなります。
・怒りをうまく放出できない
・HSPの人はたまった不満を解消したいと思ってる人の吐口になりやすく、そのせいでエネルギーを使い果たされる。聞き役になることが多いHSPにとって、相手の言葉に耳を傾けるのであれば自分の言葉も相手にちゃんと聴いてもらうこと。
・自分自身と和解する。