ジョー ネスボのレビュー一覧

  • 真夜中の太陽

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    一人娘の命を救う為に罪を犯し、追われる身となった男。だが、男は周りに救われ妻を娶り幸せな道を歩むことに。人生、悪いことは続かない。その時が最悪だと考えれば努力次第で幸運が巡ってくると信じる事が大事だ。
    どん底を知れば、もう上しか道は無いのだ。人生の勝負事も同じ、「勝よりも負けることの方が多い。誰もが連敗を続けてやっと勝てるようになるんだ。大事なのは、自分がたくさん挑戦することのほうが上手くなるって事」

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    2022年02月15日
  • その雪と血を

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    殺し屋のかっこつけた話なのだが、舞台が1970年代のノルウェーってのが珍しい。ワケありの女とマフィアと不幸な生い立ちをクドクドと説明せずさらっと、でも印象に残る書き方で読みやすい。
    いいエンディングだったと思う。

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    2018年10月12日
  • 真夜中の太陽

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    『その雪と血を』と世界観を同じくする作品であり、一部の登場人物や組織が共通しているが、ストーリーとしては独立しているので、単発として読むことに何ら支障はない。

    舞台はノルウェー。少数民族サーミ人が暮らす北部。夏の間は真夜中でも日が沈まない極北の地。ダークなヴェールの内側で、暴力と愛と信仰が語られ、ストーリーはある種の緊張感を持ちながら意表をついた展開を見せる。

    『その雪と血を』にも通じる若干の緩さだったり抜け感はそのままに、見えない緊迫感の上でバランスを取ろうとする主人公の立ち位置が印象に残ったかな。さくっと読める死と再生と、そして<覚悟>の物語。

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    2018年09月08日
  • その雪と血を

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    ネタバレ

    北欧ノアールでオモロ作品とどこかで紹介されていたので手に取ってみた。
    想像してたのと全然ちゃう。まずそのボリューム、中編1作くらいしかないんじゃないかな?それくらい薄い本である。しかもポケミスなのに2段組みじゃなく1段組み。

    解説まで読んで納得。なるほど70年代のパルプノアールを意識して描いたならこの分量でも雰囲気出るわな。活字量は少なくても、非常に徹しきれない三流殺し屋のぎこちない生き様が見事に描かれている。これは小説の体を装った詩やな。エルロイや馳星周やウィンズロウが描こうとした世界と同じ冷たくて痛くて美しい世界。

    ミステリー要素もドンデン返しもあるんだが、この作品はそこを云々しても野

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    2018年05月30日
  • その雪と血を

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    あらすじを読むと殺し屋の禁断の恋のようにイメージしてしまうが、れっきとしたノワールです。そして拍子抜けするほど短い。

    主人公の一人称でストーリーは進む。この主人公、殺しの腕はいいが欠点も多々あるという人物。そのひとつである惚れっぽさから始まって途中でボタンを掛け違えたことから、一気に転げ落ちていく。緊迫の中の緩さだったり、壮絶な過去を背負った不器用さだったり、暴力一色なのだがどことなく抜け感があるという不思議な世界観。

    ラストは印象的。詩的で美しい。その時間、彼が脳裏に浮かべていた光景を思うと何も言えなくなる。短い頁数なのでその余白を活かして読後の余韻に浸るのがお勧め。終盤駆け足で読んだせ

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    2016年10月20日