初瀬礼のレビュー一覧

  • 報道協定

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    面白かった。
    身代金を要求する幼児誘拐事件の禍根から14年後、再び起こった身代金幼児誘拐を閑職に追いやられていた諸橋孝一郎が調査していく。
    報道協定が警察とマスコミで如何に運用されるのか、その効果と弊害を人命に関わる誘拐事件の扱い方の違いで描いていく。
    この状況のなかで誘拐事件と犯人を調査していく諸橋の動きは、まさしくミステリーの王道的な興奮の連続であった。
    特に後半のたたみ込み方は秀逸であった。

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    2024年08月14日
  • 報道協定

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    これは面白かった。あまり話題になっていないと思うがなかなかの傑作。プロットが途中から読めてしまうが、まあそこは大きい問題ではない。人質事件の報道協定をめぐって蠢く記者たちの生態が非常に良く描けている。

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    2024年07月17日
  • 警察庁特命捜査官 水野乃亜 : 3 デビルズチョイス

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    警視庁特命捜査官 水野乃亜シリーズ3作目
    いやいや、ハラハラさせますね〜
    シリーズ3作、一気読みです!
    次も期待してますよ‼️

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    2022年10月20日
  • 警察庁特命捜査官 水野乃亜 ホークアイ

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    ノンストップ・アクションミステリー。
    大都会の殺到に立ち、逃亡中の手配犯を見つけ出す警視庁の見当たり班。

    そこに配属された若い女性キャリア・水野 乃亜。
    彼女は、見当たり班の面々には、決して話せない極秘使命を受けていた。

    『ホークアイ』と呼ばれる人工知能システム。防犯カメラなどの映像情報から、逃亡犯を探し出す画期的なAIシステム。
    そして、防犯カメラが無い地域では、捜査員が『ホルスの眼』と呼ばれるスマートグラス(サングラス)を付けて、映像情報をホークアイに送り出す。
    これらがあれば、見当たり班は不要になるのか?

    そして、そんな時、凶悪な国際テロリストが国内に潜入したとの極秘情報が入って来

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    2022年08月28日
  • 呪術

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    序盤からエンジン全開感のある、とにかくスリリングなサスペンス。思わず一気読みでした。
    アフリカの呪術師に狙われたアルビノの少女と、彼女を助ける日本人ツアーコンダクター。テロリストに襲撃されたりアルビノ狩りに遭ったり、手に汗を握るシーンの連続で息がつけません。にもかかわらず、案外あっさりと窮地脱出して舞台は日本へ。ってのでややあっけに取られたのですが。
    実はこの日本が近未来の日本であって、国際情勢がいろいろ物騒なほうに変わってる、という代物だったのでした。まだまだ去らない脅威。さらなる陰謀と呪術の正体。うわー、もうはらはらどきどきがまったく止まりません!
    現代の世の中で、こんな呪術だなんてまった

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    2018年07月09日
  • シスト

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    この本の前に、計画感染を読んだので、2作続けてパンデミック物となった。
    壮大なスケール感、非常に面白かった。
    実際こんなことが起こったら怖いわ。

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    2016年06月07日
  • 報道協定

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    様々な人物の視点から構成される話
    それぞれの人の言動から、真実を追うこととと命を守ることへの想いが伝わってきた。そして人間としての黒い部分も見えた気がした。

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    2025年07月15日
  • 報道協定

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    主人公が記者であれ社員であれ、事件が起きれば物語の主題は捜査であり犯人探しになる。真相は単純なものだったがそこに至るプロセスに読み応えがあったので、楽しめた。

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    2024年12月09日
  • 報道協定

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    初瀬礼さん著「報道協定」、初読みの作家さん。1ヶ月ほど前のYahooニュースでフジテレビの現役社員さんが本作品を執筆されたことを知り読んでみようと思い購読。

    今回の作品の面白い所が誘拐事件を報道協定を引かれたメディア側からの目線で描かれている所。犯人目線、被害者目線、警察目線ではなくメディア目線で描かれる事で事件に対して4視点からの展開がなされていた。
    作者がテレビ局の報道、情報番組のプロデューサーだったとの事で内容や物語に組み込まれた背景が凄くリアルに描かれている。

    物語は過去の幼児誘拐殺人事件との関連を匂わせつつ展開されていく。その過去の事件が今回の誘拐事件に深く絡み合い面白い物語展開

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    2024年09月15日
  • 報道協定

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    報道の在り方を問うミステリー。14年前と同じ手口の誘拐事件が発生する。その時取り交わされた各局の報道協定は1人のブログの記事によってあっと言う間にネットニュースになる。今回は同じ轍を踏まない様奔走する落ち目の記者が主人公。時々雑な文章になったりしたが、読み甲斐あった。

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    2024年09月01日
  • 報道協定

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    子どもの誘拐事件とその犯人を追う警察、そして報道関係者たち緊迫した場面だが事件の報道をどうするのか、記者は協定を結んで解決まで記者は自重するのか?記者の記者魂は?事件発生から緊迫の四日間の話。なかなか読むのに時間がかかってしまった。

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    2024年09月01日
  • 報道協定

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    テレビ局のベテラン記者を主人公にしたサスペンス、報道小説。
    ところどころ雑な書きぶりも目立つが、現代の社会状況下で報道協定を締結するような身代金誘拐事件が起きたら一体警察や新旧メディアなどステークホルダーがどうなるかという想像が割とリアルに感じられる点が面白い。

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    2024年08月22日
  • 報道協定

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    警察(刑事)の側からではなく、
    主にテレビの報道記者の視点から描かれる誘拐事件。
    14年前に発生した誘拐事件とリンクする。
    そこに「報道協定」が絡み、それぞれの行動を制限していく。
    ルールの中でギリギリの取材を敢行する記者たちの攻防や苦悩が
    生々しく描かれる。

    キャラクターにはリアリティがあり、
    後半は展開のテンポが上がる。
    映像化も意識したストーリーのようにも思えた。

    (以下、読んでいないとわかりにくいかもですが)
    「実は○○は□□でした」というのは、
    ちょっと「えっ!?」と思いましたが、
    よく読めば、しっかり伏線も張ってあるし。

    業界の裏話的な世界観も含めて、
    読み応えのある作品でし

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    2024年08月19日
  • 警察庁特命捜査官 水野乃亜 : 3 デビルズチョイス

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    最初はダラダラ、中盤〜終盤はイッキ読みしてしまう面白い展開、最後はう〜ん。
    でも、最終的には面白かった、という印象。

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    2023年06月14日
  • 警察庁特命捜査官 水野乃亜 : 2 モールハンター

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    警視庁特命捜査官 水野乃亜シリーズ2作目
    1作目と同じ流れでしたが、いいテンポで読めました。
    安定の面白さでした。

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    2022年10月17日
  • 感染シンドローム

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    ネタバレ

    ウイルスと認知症を関係付けているところが面白い。今、まさにコロナだし、認知症患者も400万人以上いるといわれてるし、社会問題真っただ中の話題だけど、まさかそれを繋げる要素があったのが凄いです。

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    2020年11月23日
  • 警察庁特命捜査官 水野乃亜 ホークアイ

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    まだまだ含みがある内容で終わりました。
    ミアタリ捜査という忍耐のいる職人のような部署と、有名なテロリストとの攻防はギャップがありました。
    警察内部の覇権争いや、ミアタリ捜査での心理描写など様々な側面が書かれており一気に読めました。

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    2020年09月16日
  • シスト

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    現在世界を席巻している新型コロナウイルス。これとは比べ物にならない致死率ほぼ100%の劇症出血性脳炎をめぐる話を日本人女性ジャーナリストを主人公に描く作品。

    新型コロナウイルスが蔓延している今の現状と中々に似ています。もちろん詳細は違います。こちらの方が遥かに凶悪ですし、陰謀もあります。

    まあ正直社会状況のリアルさ半分、陰謀論者にとってはおもしろいっていうのが評価ですかね。普通にお話は面白いし、読ませるものになっているので普通におすすめです。

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    2020年05月06日
  • 警察庁特命捜査官 水野乃亜 ホークアイ

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    刑事部捜査共助課にキャリアとして配属された水野乃亜.手配写真の顔を記憶して街頭で対象者を見つけ出す見当たり捜査に就くことになった.乃亜は高校生のとき、目の前で警察官の父が殺されたつらい過去を持っているが、アメリカの大学で学び志願して警察官となった.偶然、父殺害時に支援してくれた加藤警部補と同じ職場となり、指導してもらうことになった.見当たり捜査をAIの活用で効率的する構想で、アメリカからホークアイを導入して運用を始めた佐山捜査支援分析管理官.佐山は乃亜にその概要を知らせているが、当面はアナログ的な捜査をさせている.世界各国で爆弾テロを行ってきた犯人が日本に入国したとの情報を得て、佐山はホークア

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    2020年02月10日
  • シスト

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    新型劇症出血性脳炎パンデミックの恐怖とその裏に潜む国際的陰謀を描くサスペンス。まさしく息をもつかせぬ展開でぐいぐい読まされました。エンターテインメントとしての威力ももちろん、これがまるっきり絵空事で済むとは限らないのでは、というリアリティも感じられ、面白いのだけれどかなり怖い話かも。
    若年性認知症の進行に恐怖しながらも真相を突き止めようとするヒロイン・万里菜の姿が実にカッコよいです。美人じゃないとか、そんなのどうでもいい。とにかく素敵。そして彼女に好感を持つほどに、パンデミックの拡大に加えて彼女自身の病気の進行という二重のタイムリミットにはもうはらはらさせられどおし。これは読み始めたらやめられ

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    2018年07月26日