反転シャロウのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
この『先生のやさしい殺し方』も、巻を重ねていくごとに、面白さが深まっていく漫画の一つ
しかし、面白さと一緒に、残忍性や残虐性、ついでに、出血量も増しているので、その手の表現に対する耐性が低い漫画読みが振り落とされていくのも事実
私は、まだ大丈夫だが、死に通じる数字である(4)はどうか、そこが微妙ではある
普通には生きられない、殺人が生き方、生き様、生き甲斐である、人でなしばかりが登場する、陰惨なストーリーの中でも、佐藤先生とリコが紡ぐ、切ない恋愛は際立っている
作品の系統が物騒なので、割と誤解されがちかもしれないが、反転先生は、結構、中身が詰まっているラブコメが描ける、恋愛モノが得意な漫画家だろう
ラブコメに必須な展開と言えば、主役らの気持ちの擦れ違いと、三角関係を作る、個性の強いライバルの参戦
前巻で登場した、家庭教死のスズは、やはり、危険な男だった
しかし、そんなスズに、リコの気持ちが傾いてしまったのは、佐藤先生が、自分の気持ちを有耶無耶にして、しっかりと、教え子に伝えていなかったから
確かに、二人は朱い糸で繋がっていて、相死相愛かも知れないが、だからこそ、気持ちは言葉にしなきゃ伝わらない
一応は、佐藤先生の方が大人なんだから、迷いやすい年齢のリコが不安に駆られないよう、気を遣ってあげなきゃ
どうして、佐藤先生は、リコに殺人鬼へトドメを刺す役目を担わせないのか
その理由が、この(3)では明らかになる
受け取り方は人それぞれだろうが、とことん、佐藤先生はリコに甘く、ベタ惚れで、彼女が一番に大事なんだな、と思える理由だった
大抵の人は、佐藤先生の考え方に、一定の理解と納得を示せるんじゃないだろうか
一つのピンチを、スズのおかげで乗り越えられたバカップルは、これから、どうなっていくのか。実に、今後が楽しみだ
現時点で、特に文句はないのだが、(4)は特装版が出ないかな、と期待はしている
個人的には、ストラップやコースターよりも、書き下ろしのイラストや漫画が収録されている、もしくは、反転先生と親交のある漫画家からの寄稿を纏めた小冊子の方がテンションは上がる
親交があるかは分からんが、西川秀明先生に佐藤先生を描いて欲しい
小冊子が難しいなら、缶バッジかなぁ。それなら、普段使いのリュックサックに付けて、反転先生のファンだって事をアピールが出来るし
この台詞を引用に選んだのは、二人のバカップルっぷりが全開だなぁ、と感じたので
「・・・・・・課外授業で、殺人鬼に止めを刺さない代わりに、もっと、手伝いをさせてください。最高の殺し方で、佐藤先生を―――殺せるように」
「・・・・・・・・・わかったよ。お前の‟初めて″は―――俺だけのものだ」
「優しくしてください・・・先生」(byリコ、佐藤先生) -
Posted by ブクログ
今巻も、ゾクゾクさせられた
まだまだ、西川秀明先生の『職業・殺し屋』に届かないけど、よしむらかな先生の『ムルシエラゴ』と同じく、伸びしろがあるので、いつかは追いつけるだろうって確信はある
変化球ぎみなラブコメ要素、教師と女生徒の禁断の恋愛模様は、中々の強みじゃないだろうか
認知はされづらいかもしれないけど、私としても、イチャラブ系と言われるようになってほしい。まぁ、内容が内容なので、些か、厨二病めいた物言いになるが、「逝血ャ拉憮刑」だろうか
描写こそ、『職業・殺し屋』と『ムルシエラゴ』と比べて、マイルドなので、初心者向きとも言える
アクションシーンもキレがあり、軽い興奮も覚えられる
正義の味方が悪人を倒すのではなく、二流の悪人を超一流の純粋惡が一方的に惨殺する、そんな毒々しいものが好きな人は、存分に楽しめるのだが、この(2)は、先生に劣らぬほど、歪んだ性質の教育者が登場し、ますます、暗黒な血生臭さが強まっている
先生への復讐心が一時は揺らぎながらも、自分の本当の気持ちに気付いたリコは、その復讐心をピュアな恋心に併合させて、心機一転し、先生を殺す決意を固める。同時に、その時は自分も死のう、何も知らなかった幼い頃に、愚かな自分が彼と交わした約束を守るために、と
殺人鬼だからこそ、ルールを大切にするとも言えるが、先生、そんな約束を律儀に守っているって・・・・・・ロリコン疑惑を持たれても、文句は言えないのでは
まぁ、殺し愛たい二人が、相死葬愛になったのだから、ここは素直に祝福すべきか
けど、そんな二人の仲を引き裂こうとする輩もいるようで、二人の恋路は、往々にして厳しい道のりになりそうだ
あの人も、(3)では出番が増えそうだし、これから、ますます、目が離せないな
果たして、(3)では、どんな歪んだ信念に基づいて人の命を奪う下衆が登場し、リコの成長の糧となり、先生との恋物語に刺激を与えるエッセンスになるのか、楽しみだ
個人的には、美少女を石像に変えて愛でている、女性彫刻家が殺られてくれたらな、と期待している
この台詞を引用に選んだのは、スズの形容しがたいほどに真っ黒な悪意と狂気、そして、異常さが宿っており、鳥肌が立ってしまったので
彼の死に様は、何点になるのか、それとも、試験の前から不合格になるのか、どっちだろうな -
ネタバレ 購入済み
あぁ、やはり
期待以上に面白かった。
イケメンだけれども、そのもうひとつの笑顔のゲスさに心惹かれてやまない佐藤先生。
その佐藤先生に殺し方を学ぶヒロインの有栖リコとの関係。
正直、友達には読んでることをさとらせれないサイコパスな内容の本ではあるけれど。
もしバレてもやめられないであろう依存性のある漫画を久々に見つけたのも事実である。 -
Posted by ブクログ
相変わらず、反転シャロウ先生は、私のツボを押さえた漫画を描いてくれる
ごくごく“普通”の感性の持ち主からしたら、この『先生のやさしい殺し方』の内容は気持ち悪い、もしくは、グロテスクだ、と思うのだろうし、作者もファンも歪んでいる、と感じるのだろう
ただ、そんな些末な非難すら、全く気にならないくらい、この内容はグッと来る。見も蓋もない言い方をしていいなら、濡れてしまいそうだ
反転先生の作品は元より、西川秀明先生の『職業・殺し屋』や、よしむらかな先生の『ムエルシエラゴ』、松井優征先生の『魔人探偵脳噛ネウロ』と言った、ストーリーも描写も血生臭い作品が好きな漫画読みなら、間違いなく、魅入られてしまう名
イチャイチャって言葉が相応しいか、は別として、教師と女生徒のラブコメってのは、あながち間違っちゃいない気がする
少なくとも、ヒロインのリコの心には、人を殺す鬼への激しい怒り、良心の命を自分のスタンス通りに殺害した佐藤一郎に対する烈しい憎しみが、いっぱいまで詰まっている
だが、本人は素直に認めていないけど、その二つを心から押し出しかねない、特別な感情が芽吹き始めているのは、傍目から見れば、一目瞭然だ
これから、どんな展開になるのか、まるで読めないってのも、反転シャロウ先生の作品の特徴だが、この作品は特に、それが顕著だ
コイツになら殺されても良い、と思っている教師と、自分が殺したいから他の奴には殺されたくない女生徒の関係は、いつまで続き、その過程の中で、どのような変化を見せるのか
また、今後、どんなぶっ飛んだ個性の殺人鬼が登場するのか、そこも私的には期待している
この(1)で、佐藤に喰われた、半人前の殺人鬼は全員、男だったので、(2)では悪女の類が登場するのではないか、と楽しみだ
この台詞を引用に選んだのは、実に反転シャロウ先生らしく、なおかつ、このアブノーマルな作品の魅力を凝縮させているな、と感じたので。やっぱり、この『先生のやさしい殺し方』はラブコメなんだろうな。だって、こんな情熱的な告白をしているんだから。それに対する先生の返しにも、ピュアな喜びがあった -
ネタバレ 購入済み
グロテスクだけど面白い
少々グロテスクではありますが佐藤先生と
主人公の有栖ちゃんの関係がたまらなく好きです。恋愛要素もあるのでグロテスクなのが大丈夫で恋愛系が好きな方にはかなりオススメです。 -
Posted by ブクログ
あれ、この先生も、ペンネーム、ちょっとイジった?流行ってるのかね、ペンネームを変えるの
まぁ、作品の質を落とさないのであるなら、読み手としちゃ名前には、さほどこだわらない
これまでの作品とは、少しテイストも変わっている感じがしたな、この『犬神くんはツンだけどバレてる』
けど、ほのぼのとしていて、私は好きだ
どんなストーリーか、そう未読の漫画読みに聞かれたら、「タイトルそのまんま」と答えるしかない
主人公・犬神くんは、厳密に言えば妖怪やハーフではなく、犬神を祀っている名家の跡取りなのだが、その恩恵か、頭に犬耳、ケツから犬尾が生えており、それが顔や言葉よりも、如実に彼の感情と本音を表現してくれている
『実は私は』の朝陽も相当、ザルだが、彼も負けてない。隠し事が出来ないキャラが、現実でも漫画の中でも、周りのクラスメイトに愛されるってのはお約束。転校生としてやってきた犬神くんは、そんな分かりやすい性格で、すぐにクラスに馴染めている
そんな彼と親しくなっていく、ヒロイン・芽衣子、実はあまり犬が得意ではない。当然、犬属性の犬神くんが、それに黙っている訳がない
ツンツンとした態度で芽衣子に接しながらも、芽衣子の犬に対する苦手意識を払拭しようと努力する犬神くん、ほんと、良い奴
女子、しかも、ちょっと気になっている女子に触れるのは恥ずかしい、でも、男としての意地なのか、顔には出さないように努めてる、けど、耳と尻尾の動きでドキドキが丸分かり。けど、次第に、芽衣子に対する好意は、筋肉の下にカブトムシの甲殻でも入れているのかと思うくらい堅い顔にも出てきてしまっているようでw これから、二人の仲が、どう進展していくのか、楽しみだ
また、このもどかしいけど、甘ったるい空気を醸している犬神くんと芽衣子を取り巻く友人も個性的で、ストーリーに弾みを付けている。特に、犬LOVEの山門は良い奴だ。チャラそうに見えて、好きな相手に一途で、弱ってる人には優しく接する、ギャップ萌だ
どの回も好印象を抱けるが、個人的にキュンと来たのは、第5.5話「消去法で選んだだけだ」である。やっぱ、この二人、運命の赤い糸で繋がっている?きっと、犬神くんの方は、小指じゃなくて首輪に繋がってそうだがw 商売上手な、この店長さん、また、登場してほしいなぁ
この台詞を引用に選んだのは、犬神くんのカッコ良さを確認できるので。しくじった己のヘタれさを認め、素直に反省できる、イイ男の条件だ。この状況じゃ恥ずかしがっても仕方ない気はするけど、犬神くんは後悔した模様。つまり、そう言う事だろう。積極的に、気持ちを切り替えた犬神くんだが、今後、自分で口にした「友達」ってコトバが、彼の首を絞めないか、心配だ。なまじ、友達になった事で、自分の中の恋愛感情に気付くのが遅れるんじゃ。しかし、そのヤキモキも、これまた面白い -
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すごく可愛らしいなあ。ツンだけどバレているのなかなか好ポイントですね。ニマニマが止まりません。でも、ラストに驚きの事件があったけど、どうなるんだろう?
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ぐろい
かなりグロいですので要注意。イケメン先生と可愛い教え子二人の歪な関係に最初は興味をひかれませんでしたが、過去の出会いを見てほろっとしてしまいました。
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「男性のための助産師」っていうモノローグ、すごく心に残ります。男性側に立って出産をフォローするのってすごく大切だと思います。
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やっぱり、「俺にもできることだから」っていうのは、出産に際して男にできることは少ないけれど、助産師としてなら男にもできることがあるから全力を尽くしてやるってことなんですね。
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主人公の「俺にもできる仕事」っていうセリフ、どうとでも受け取れるけれど、出産はできないけど助けることはできるっていう意味なんだろうなって思います。