あらすじ
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【選べ―――よりよく殺人が学べる先生を。】
やさしい先生と私の秘密の補習授業。科目は“殺人”。殺人鬼1人、教え子1人の授業だった。今までは。殺人の家庭教師を名乗る男・スズの登場により、二人だけの補習授業にある変化が…。「きっと君は家庭教師(ぼく)を必要とします」知識だけじゃ物足りない。殺人の「すべて」を教えてください、先生。殺人鬼の先生×復讐を誓う生徒のダークラブ。
(C)2018 Sharoh Hanten
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Posted by ブクログ
この『先生のやさしい殺し方』も、巻を重ねていくごとに、面白さが深まっていく漫画の一つ
しかし、面白さと一緒に、残忍性や残虐性、ついでに、出血量も増しているので、その手の表現に対する耐性が低い漫画読みが振り落とされていくのも事実
私は、まだ大丈夫だが、死に通じる数字である(4)はどうか、そこが微妙ではある
普通には生きられない、殺人が生き方、生き様、生き甲斐である、人でなしばかりが登場する、陰惨なストーリーの中でも、佐藤先生とリコが紡ぐ、切ない恋愛は際立っている
作品の系統が物騒なので、割と誤解されがちかもしれないが、反転先生は、結構、中身が詰まっているラブコメが描ける、恋愛モノが得意な漫画家だろう
ラブコメに必須な展開と言えば、主役らの気持ちの擦れ違いと、三角関係を作る、個性の強いライバルの参戦
前巻で登場した、家庭教死のスズは、やはり、危険な男だった
しかし、そんなスズに、リコの気持ちが傾いてしまったのは、佐藤先生が、自分の気持ちを有耶無耶にして、しっかりと、教え子に伝えていなかったから
確かに、二人は朱い糸で繋がっていて、相死相愛かも知れないが、だからこそ、気持ちは言葉にしなきゃ伝わらない
一応は、佐藤先生の方が大人なんだから、迷いやすい年齢のリコが不安に駆られないよう、気を遣ってあげなきゃ
どうして、佐藤先生は、リコに殺人鬼へトドメを刺す役目を担わせないのか
その理由が、この(3)では明らかになる
受け取り方は人それぞれだろうが、とことん、佐藤先生はリコに甘く、ベタ惚れで、彼女が一番に大事なんだな、と思える理由だった
大抵の人は、佐藤先生の考え方に、一定の理解と納得を示せるんじゃないだろうか
一つのピンチを、スズのおかげで乗り越えられたバカップルは、これから、どうなっていくのか。実に、今後が楽しみだ
現時点で、特に文句はないのだが、(4)は特装版が出ないかな、と期待はしている
個人的には、ストラップやコースターよりも、書き下ろしのイラストや漫画が収録されている、もしくは、反転先生と親交のある漫画家からの寄稿を纏めた小冊子の方がテンションは上がる
親交があるかは分からんが、西川秀明先生に佐藤先生を描いて欲しい
小冊子が難しいなら、缶バッジかなぁ。それなら、普段使いのリュックサックに付けて、反転先生のファンだって事をアピールが出来るし
この台詞を引用に選んだのは、二人のバカップルっぷりが全開だなぁ、と感じたので
「・・・・・・課外授業で、殺人鬼に止めを刺さない代わりに、もっと、手伝いをさせてください。最高の殺し方で、佐藤先生を―――殺せるように」
「・・・・・・・・・わかったよ。お前の‟初めて″は―――俺だけのものだ」
「優しくしてください・・・先生」(byリコ、佐藤先生)