佐藤秀明のレビュー一覧

  • 犬といっしょにイカダ旅(たくさんのふしぎ2023年8月号)

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    カヌーイストの野田知佑氏が、ユーコン川をボーダーコリー2匹といっしょにイカダで下る。
    大自然の中を進んでいく様子が、写真と共に語られる。ああ、すごいなあと雄大な気持ちが沸き起こる。

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    2025年11月03日
  • 三島由紀夫 悲劇への欲動

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    前意味論的欲動という概念を掲げて、三島由紀夫の生涯をバランスよく捉えていると感じた。

    没後50年経っても三島が色褪せないどころかますます存在感が増している理由が、この本を読んでよくわかった。

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    2021年03月02日
  • 月の名前

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    月の呼び名がこんなにあるとは恐れ入ります……
    最初から読んでいくのも、さくいんから気になる月の名前の頁にいくのも愉しい。

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    2019年11月19日
  • 月の名前

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    満月とか三日月とかはよく使っていますが、十六夜、立待月、居待月、臥待月、月は名前を変え、人々に愛されてきたことがよくわかります。
    月にまつわる話、エッセイ、そして、句や短歌など、とても楽しめます

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    2013年10月05日
  • 月の名前

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    こんなにも月の表現があるのかと気づかせてくれる1冊。改めて表現力の希薄さを痛感した。素敵な写真とあわせ、月の魅力をたっぷりと味わえる本でした。

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    2013年04月18日
  • 雪の名前  ~まほろば歳時記~

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    素敵な言葉と写真が盛り沢山(*´∀`*)こんなに素敵な言葉を使いこなせれば、もっと素敵なんだろうけれど…(ヾノ・∀・`)ムリムリ こうやって本を眺めていると雪もイイけれど、暮らすとなると大変だ〜(-.-;)

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    2025年06月15日
  • 犬といっしょにイカダ旅(たくさんのふしぎ2023年8月号)

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    旅、というかもはや冒険…タイトルだけ見て、勝手に20代からせいぜい50代くらいの方だと思っていた。表紙の写真を見て、あれ…もっと上…?と思いつつペラペラめくって、読み終わってふしぎ新聞を読んでちょっと衝撃。

    犬と一緒にイカダに乗る野田さんは、この旅の時点で75歳。その野田さんにカヌーでくっついて行って、写真を撮ってこれを書いた佐藤さんは…1943年生まれ。え、80歳!?計算間違ってる??今、2023年であってるよね??と、若干混乱。自分の思い込みに反省。

    つい先日、『40代にとって大切な17のこと』を読んで、私にとって「これをやらないと死ねない」ってことが思い浮かばないな…と思っていたとこ

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    2023年11月23日
  • 犬といっしょにイカダ旅(たくさんのふしぎ2023年8月号)

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    ■感想
    壮大でした。
    こんな旅がしてみたいな〜、けど、絶対無理だな〜、というお話でした。

    野田さんがイカダでユーコン川を下るお話ですが、ユーコン川は全長3700キロということで、信濃川の約10倍。
    そんな旅では、様々な自然の動物が登場してきて、自然の壮大さを感じることができました。
    私も、「そろそろ旅にでよう!」と、そんな気持ちになりました。


    ■内容
    カヌーの名人、野田知佑さんが登場。
    野田さんは、カヌーの旅には必ず犬を連れて行く。犬とともにいると心が穏やかになるとのこと。

    そんな野田さんには夢があり、それは、大きなイカダでユーコン川を下るというもの。

    大きなイカダをみんなでつくって

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    2023年11月11日
  • 犬といっしょにイカダ旅(たくさんのふしぎ2023年8月号)

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    亡くなったカヌーイスト野田知佑さん、最後の(?)ユーコン川下りは仲間とつくったイカダ。お伴はボーダーコリーのアレックスとハナ。1ヶ月ほどかけた川下りに写真家の著者がカヌーで同行して撮った写真が素晴らしい。野田さんのご冥福を祈ります。

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    2023年08月05日
  • 犬といっしょにイカダ旅(たくさんのふしぎ2023年8月号)

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    昔カヌー本をたくさん読んだ野田さんがイカダでユーコンを下る話。色々思い出しながら読んだ。他の方の感想でお亡くなりになっていたことを知り、ショックを受けました。

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    2023年07月08日
  • 三島由紀夫 悲劇への欲動

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    一冊だけで理解したかったら、現代ではこの一冊。
     文筆以外にこれだけ色々な事に手を出したのは、自分への劣等感の現われか?
     昭和天皇が人間宣言をし、アメリカの配下に下ったことに憤慨し、天皇殺戮を計画するもかなわず、自衛隊決起を促して自死に至った。今後全集を読み解くのに必要な知識が得られた一冊。

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    2023年01月02日
  • 三島由紀夫 悲劇への欲動

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    三島由紀夫がなぜ自死に至ったのか
    その深い理由等に興味があった

    本著は、彼の作品の解説と三島自身のことについて主に書かれていた

    もっと他の本も読んでみようと思う

    知りたかったことは、よく分からなかったが、作品についてなかなか内容が濃く面白かった

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    2021年01月08日
  • 三島由紀夫 悲劇への欲動

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    著者・佐藤が言うように三島の行動の軌跡を「前意味論的欲動」を軸として描くことに成功しているかどうかはともかく、幅広い爪痕を文学と社会に残した三島のコンパクトな評伝として受け取ることができる。新書というコンパクトな形にこれだけの史料内容をよく収め得たな、とその編集力(編集者の力量かもしれないが)にまず感嘆する。

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    2020年12月30日
  • 三島由紀夫 悲劇への欲動

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    「三島由紀夫」という人物は、自分がこの世に生を受けた時には既に没しており、またある種の神格化が進んでいた。
    いかなる著作もその悲劇的最期と分かち難く結び付けられ、そのためか「難解」「国粋主義的」そういった印象を持っていた。市ヶ谷での顛末が大きくクローズアップされる以上、それはある程度は仕方あるまい。
    しかるに、本書においては各作品が出版された当時の受け止められ方や空気感、時代背景などが極力客観的に描写され、作品へのバイアスを解くと同時に人間・三島由紀夫を浮き彫りにしている。

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    2020年11月21日
  • 月の名前

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    美しい月の写真、月に関するさまざまな言葉、そして詩歌。
    読み物としてとても面白かった。

    月は暦に関わるだけではなく、人に例えられたり、女性のバイオリズムに例えられることも。

    気がつけば空に浮かぶ銀の皿。
    古来より親しまれたり、神格化されていた月は、季節によっても、天候によっても、さまざまな姿に変わる。
    改めてその多様な変化の様子を、言葉から感じることができた。
    語源や竹取物語との絡みなど、ちょっとしたエッセイとしても楽しめた。

    言葉を眺めるだけで、その凛とした美しさを心に浮かべることができる。

    同じ月でも見方が変われば言葉も変わり、昔の人の発想と、言葉の美しさに惚れ惚れとした。
    寝待ち

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    2020年10月11日
  • 月の名前

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    月の名前のほかに、月を題材にした俳句や和歌、著者による詩とエッセイ、美しい写真が散りばめられた本。

    特に印象深かったのは、「有明月」。
    国語の授業で習った和歌では、決まり文句のように頻出する上、恋人への恨みがましさや別れの切なさが歌われるので、うんざりしていた。
    しかし今改めて解説を読むと、心に沁みる。異名の数をとっても群を抜いており、古代の人が特別な想いを託してきた言葉だとわかる。
    月の名前は、月そのものの美しさや季節の風物詩から名付けられたものが多いようだが、「有明月」は、月の姿よりも人の心情の方に思いが至る。

    ちなみに、2017年の中秋の名月は、10月4日(水)とのこと。

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    2017年07月23日
  • 三島由紀夫 悲劇への欲動

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    一次資料・二次資料を元にした三島由紀夫評。

    作品というよりも、三島由紀夫その人の全てが身ぐるみ剥がされて見聞されるような印象を持った。

    辛いし恐ろしい。少しだけ憧れる。

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    2021年05月01日
  • 三島由紀夫 悲劇への欲動

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    著者の言う「前意味論的欲動」の概念がよく分からない。なぜわざわざそんな概念を立てねばならなかったのだろうか。引用する三島の言葉、「悲劇的なもの」「身を挺している」は、なるほど三島理解のキーワードになると思える。

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    2021年02月13日
  • 三島由紀夫 悲劇への欲動

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    やはり三島は痛い、可哀想なひと
    学生時代は熱狂したが、今は憐れにしか思わない
    輪廻転生にすがるのは最後の最後にしたい

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    2020年12月22日
  • 月の名前

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    題名からしてまさに探していた本に出会ったと思った。古くから我々の文化に深く根ざしている月の情景。和歌や俳句などで数多く読まれている。そんな文学的表現を一同に集めて本にしたのがこれ。でも実際に手に取ってみると、食べ放題バイキングに行った感じで食傷気味。言葉の羅列みたいな感じで充分に風情を味わえなかった。想像を絶する労力で集めたであろう表現の数々なのだが、残念!

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    2020年12月16日