【感想・ネタバレ】月の名前のレビュー

あらすじ

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累計11万部のロングセラーシリーズ『風の名前』『雨の名前』『花の名前』(小学館刊)に続く待望の第4集!
わたしたち日本人の豊かな感性は多くの月の名称を作りました。
立待月、有明月、十三夜、月の船、花残月、月天心、二十六夜待……。
詩人・高橋順子が繊細な感性で月の名称400語についてつづり、写真家・佐藤秀明が写真150点で月の多様な姿をあらわします。
高橋順子による詩とエッセイ20篇のほか、月が詠まれた古今の短歌と俳句107首・句も収録しています。
付録は「50年分の中秋の名月の日付早見表」と「秋の月・新暦早見表」。

「街を照らす月は、人びとを見守っているように見えるし、野山の上の月は、孤独に耐えよ、とさとしてくれる。海の上の満月は夢のようだ」(本文より)。
毎日、月を眺めたくなる本です。

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Posted by ブクログ

月の呼び名がこんなにあるとは恐れ入ります……
最初から読んでいくのも、さくいんから気になる月の名前の頁にいくのも愉しい。

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2019年11月19日

Posted by ブクログ

満月とか三日月とかはよく使っていますが、十六夜、立待月、居待月、臥待月、月は名前を変え、人々に愛されてきたことがよくわかります。
月にまつわる話、エッセイ、そして、句や短歌など、とても楽しめます

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2013年10月05日

Posted by ブクログ

こんなにも月の表現があるのかと気づかせてくれる1冊。改めて表現力の希薄さを痛感した。素敵な写真とあわせ、月の魅力をたっぷりと味わえる本でした。

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2013年04月18日

Posted by ブクログ

美しい月の写真、月に関するさまざまな言葉、そして詩歌。
読み物としてとても面白かった。

月は暦に関わるだけではなく、人に例えられたり、女性のバイオリズムに例えられることも。

気がつけば空に浮かぶ銀の皿。
古来より親しまれたり、神格化されていた月は、季節によっても、天候によっても、さまざまな姿に変わる。
改めてその多様な変化の様子を、言葉から感じることができた。
語源や竹取物語との絡みなど、ちょっとしたエッセイとしても楽しめた。

言葉を眺めるだけで、その凛とした美しさを心に浮かべることができる。

同じ月でも見方が変われば言葉も変わり、昔の人の発想と、言葉の美しさに惚れ惚れとした。
寝待ち月とか、立ち待ち月とか、月と人の関係を表したような言葉が好き。

以前同じシリーズを買って読んだことがあるが、前のシリーズも読み直したくなった。

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2020年10月11日

Posted by ブクログ

月の名前のほかに、月を題材にした俳句や和歌、著者による詩とエッセイ、美しい写真が散りばめられた本。

特に印象深かったのは、「有明月」。
国語の授業で習った和歌では、決まり文句のように頻出する上、恋人への恨みがましさや別れの切なさが歌われるので、うんざりしていた。
しかし今改めて解説を読むと、心に沁みる。異名の数をとっても群を抜いており、古代の人が特別な想いを託してきた言葉だとわかる。
月の名前は、月そのものの美しさや季節の風物詩から名付けられたものが多いようだが、「有明月」は、月の姿よりも人の心情の方に思いが至る。

ちなみに、2017年の中秋の名月は、10月4日(水)とのこと。

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2017年07月23日

Posted by ブクログ

題名からしてまさに探していた本に出会ったと思った。古くから我々の文化に深く根ざしている月の情景。和歌や俳句などで数多く読まれている。そんな文学的表現を一同に集めて本にしたのがこれ。でも実際に手に取ってみると、食べ放題バイキングに行った感じで食傷気味。言葉の羅列みたいな感じで充分に風情を味わえなかった。想像を絶する労力で集めたであろう表現の数々なのだが、残念!

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2020年12月16日

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