近田文弘のレビュー一覧

  • 桜の樹木学

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    第1章 サクラの分類学
    第2章 サクラの植物学
    第3章 人と桜

    日本の野生種・15種・三亜属
    サクラ亜属
     花托筒は長く、花は集散花序か散形花序に付き、少数。
     落葉樹。いわゆるサクラ。
    エゾノウワミズザクラ亜属
     花托筒は短く、花は総状花序に多数付く。落葉樹。
    バクチノキ亜属
     花托筒は短く、花は総状花序に多数付く。常緑樹。

    桜餅
    徳川吉宗が享保2年(1717年)江戸の隅田川沿いに桜を植えさせました。その年隅田川の左岸にある長命寺の寺男山本新六が落葉を醤油樽で塩漬けにし餅に巻いて売り出したのが関東風の始まりとされます。
    関西風は別名を道明寺という。大阪南河内の尼寺で作った乾飯が有名だった

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    2022年03月18日
  • 桜の樹木学

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    ネタバレ

    タイトルに引っかかったが、実は今年の桜の本の中で一番硬派だった。分類学は楽しめるようになるのに素養が必要なお愉しみであろうということも分かった。老後の趣味にはいいかもしれ兄。

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    2018年03月20日
  • 桜の樹木学

    購入済み

    前半は、形態偏重で読むのが辛い

     冒頭から半分過ぎまで、形態の記述偏重で、結構読むのが辛かった。冒頭から半分過ぎまでの記述も、目に付く桜の木と思われるものを、同定しようとするなら、結構役立つ。「これは桜か否か」「桜としたら、何か?」「同定出来ない(交雑種?)だとしても、何と何の交雑種の可能性が高いか?」を同定しようとするなら、好適な本。が、そんな事まで、私は考えていないので、読むのが辛かった次第。

     が、それ(p.124)以降(枝垂れ桜~)は、論理が納得出来るものだったし、類書では、あんまり記述される事の無い部分(樹皮とか、材としての特質とか、根とか)で楽しめた。また、人文的な分野の記述は、薄いものの独自の視点があり、

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    2023年03月19日