藤原帰一のレビュー一覧
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面白かった!
これを読んでしまったら,今までの自らの思考が全て陳腐化してしまって,政治や世界情勢の見え方が変わってしまった気すらするほどの面白さだった.
聞き手の一人が,我らがロックの達人「渋谷陽一」となれば,それはもう俄然読みすすめる手にも力が入ってしまうというもの.
右も左も,こういう座標軸で政...続きを読むPosted by ブクログ -
東大の藤原教授と石田さんが対談形式で「世界のニュースを『アベンジャーズ』を一本見るくらいの気持ち」でまとめられた一冊。
帯に書いてある「2時間でゼロからわかる世界情勢」のキャッチコピーに違わぬ素敵な内容だった。
何より驚いたのはお二人の博識っぷり。学力と違ったインテリジェンスを感じた。
誤解を恐れず...続きを読むPosted by ブクログ -
敬愛する藤原帰一先生のエッセイ集。
戦争と平和、道に迷った時は先生の著作に戻っています。
今作は、本当にありがたい一冊.
ありがとうございます。Posted by ブクログ -
戦争があったのは事実で、
その戦争で亡くなった人がいるのも事実。
人権侵害が行われたこともあったし、
大量破壊兵器が作られ、使われたこともあった。
それはいいとして。
この事実をどう記憶するのか、ということについては、
時代・地域によって様々だということを、この本は教えてくれる。
戦争観ほど、相...続きを読むPosted by ブクログ -
国際政治学における「正戦論」「現実主義」の違いと歴史的な変遷を説明するもの。
「絶対平和主義」と「相対主義」の違いと言い換えてもよいのだと思う。
正義のために悪を制御するために行われる戦争という、目的のためには手段を選ばぬやり方は、言ってみれば十字軍であって、そこで掲げられる「正義」が相対的なもので...続きを読むPosted by ブクログ -
まさにこのタイトル通り、「正しい戦争はあるのか」「喧嘩は許されないのになぜ戦争は許されるのか」というようなことを考えたい人には、うってつけの本である。Posted by ブクログ
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藤原 帰一さんは、日本の政治学者で、専門は国際政治学・比較政治学。朝日新聞夕刊に月一で「時事小言」が連載されており、以前から鋭い視点で国際情勢を捉えている方だなと思っていたが、その藤原さんの書籍で、しかもタイトルが『「正しい戦争」は本当にあるのか』と、今般ロシアがウクライナに侵攻・侵略している時勢に...続きを読むPosted by ブクログ
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すらすら読めた。戦争なんて起きないだろうと考えて生きてきたけど、よく考えると大戦は意外とこないだの話。世界が平和であることをただただ願う。Posted by ブクログ
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感想を書くのが非常にはばかられる本で
それぞれの場所での戦争の感じ方の
違い、そしてその後処理に関しての相違…
こう思うと本当に戦争は罪深い代物ですね。
罪深い、罪深すぎる。
でも、これは絶対に必要悪とはいいたくありません。
確かに人は欲に弱い、弱い生き物です。
だけれども、この欲だけはどうがん...続きを読むPosted by ブクログ