石原哲夫のレビュー一覧

  • 世界国債暴落 世界を蝕む日本化現象
    「世界国債暴落」というややセンセーショナルなタイトルだが、中身は真面目で丁寧な世界国債の現状分析になっている。ギリシアの実質デフォルトや世界的に財政赤字が拡大している環境のなかで、日本や世界の国債市場をどうみればよいかが書かれており、非常にタイムリーな出版だと思う。
     個人的には第7章の「ソブリン...続きを読む
  • 金融社会主義 クラッシュに続く混乱と清算の30年
    その前に高田さんの本を読んでいたのでつい購入。なんだかちょっとちんぷんかんぷんだったような気もする。
  • 金融社会主義 クラッシュに続く混乱と清算の30年
    2009年リーマン・ショック後の金融再生論
    マネーから実物への回帰を提案
    「商社機能」を新しいビジネスとして構想している
    2020年の現在 むしろ金融の肥大化が進む
    コロナ対策は金融緩和を更に進め、収束は全く見えない
    コロナ戦争の敗戦者がババを引き受けされる
  • 世界国債暴落 世界を蝕む日本化現象
    日本の財政は危機的状況にあるものの、そう簡単には国債が暴落するようなことにはならないという趣旨の本。一斉にキャピタルフライトが起こり、短期間で金利が数pt上昇というようなシナリオは対外経常収支が赤字で国外債権者がマジョリティの発展途上国型のインフレだという。日本の場合は、暴落リスクは否定しないものの...続きを読む