高田創の作品一覧
「高田創」の「金融市場の勝者―銀行・ファンド・企業、複線化する金融」「金融社会主義」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
「世界国債暴落」というややセンセーショナルなタイトルだが、中身は真面目で丁寧な世界国債の現状分析になっている。ギリシアの実質デフォルトや世界的に財政赤字が拡大している環境のなかで、日本や世界の国債市場をどうみればよいかが書かれており、非常にタイムリーな出版だと思う。
個人的には第7章の「ソブリン格付けは信じられるのか」がおもしろかった。ムーディーズの「ソブリン格付け」の考え方が分かりやすく整理してある。簡単に言うと、(1)利払い能力、'(2)借り換え能力、'(3)財政均衡能力。それを踏まえて「バランスシート調整下のソブリン格付けの考え方」が述べられている。
2002
Posted by ブクログ
日本の財政は危機的状況にあるものの、そう簡単には国債が暴落するようなことにはならないという趣旨の本。一斉にキャピタルフライトが起こり、短期間で金利が数pt上昇というようなシナリオは対外経常収支が赤字で国外債権者がマジョリティの発展途上国型のインフレだという。日本の場合は、暴落リスクは否定しないものの、租税負担率が先進国では30%台中盤以降が当たり前である中で、依然23%程度であり、国の資産を差し引いた超過債務部分をまかなうにはこれを28%に上昇させると帳消しにできるということ、すなわち増税余地の現在価値が暗に織り込まれているということから、依然として国債が買われているのである。要するに、日本国