永森裕二のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
辻森惺、永森裕二『ゼニガタ 深夜0時の闇金居酒屋』竹書房文庫。
ピカレスク映画脚本のノベライズ。
たまに映画のノベライズ小説を読むが、大概の場合はハズレが多いのだが、これは予想に反してなかなか面白い。
地方の寂れた港町の路地裏で、銭形富男と静香の兄弟が切り盛りする居酒屋『銭形』。
この居酒屋には秘密があり、深夜0時からトサンの違法な高金利で営業する闇金業に姿を変えるのだ。金を貸す相手を見極め、徹底的に取り立てる銭形兄弟。そこに元ボクサーの八雲が加わる。
頭脳派の兄・富男と肉体派の弟・静香という設定は、たなか亜希夫の『軍鶏』に登場した『どぶ組』にも似ている。
キャバ嬢に半グレ、ヤクザ -
Posted by ブクログ
冴えない中年タクシー運転手とねことのハートフルなふれあい。下巻
第七章 きずな
第八章 かぞく
第九章 あこがれ
第十章 えんじょう
第十一章 あいぼう
第十二章 えがお
営業所には内緒でねこを連れての営業が板につき、営業成績もうなぎのぼりの勤に新たな試練が。
マンションの管理組合からのペット禁止のビラや、営業所にばれる危険が。
でも、もう家族として御子神さんと離れられなくなった勤及び間瀬垣一家は新たなスタートを切る。
最後はこうなると思ってましたが、動物と人とが解りあえることには賛同します。
自分ちのペットをいつまでも大事にしていきたいと思う作品です。 -
Posted by ブクログ
冴えない中年タクシー運転手とねことのハートフルなふれあい。上巻
第一章 みこがみ
第二章 かざあな
第三章 ぶらさがり
第四章 もうそう
第五章 つとむ
第六章 だいじょうぶ
元教師でタクシー運転手の間瀬垣勤は、今までの人生、消極的で、煩わしいことにはかかわらず、人に依存して生きていく毎日を送っていた。
稼ぎも少なく、嫁に小言を言われつつの毎日であったが、ある公園でねこの御子神さんに出会う。
御子神さんの生きるスタイルに、自分を替えようとする力が少し湧いてくる勤。
そして御子神さんを連れたねこタクシーが始まる。
猫が擬人化されたり、しゃべるなどの設定でないと -
Posted by ブクログ
元教師の冴えないタクシー運転手のおじさんが、たまたま出会った猫をタクシーに乗せて営業することでうまくいくようになったお話
でかい猫の御子神さん、可愛いんだろうなぁ
猫は小さくてもデブ猫でも可愛く見える不思議
まぁ、僕が犬派ではなく猫派だからか?
それはそうとして、ねこタクシー、実際問題として有りなのか、無しなのか
ネコカフェなんてものがあるんだから、まぁ許される範囲ではあるんだろうけど・・・
個人的には猫カフェもあんまり認めたくないものがある
以前、一回だけ猫カフェに行ったことがあるんだけど、そこにいる猫たちがどうも可哀想に見えたんだよね
不特定多数のお客さんに触られて、ぐったりしてる