【感想・ネタバレ】ゼニガタ 深夜0時の闇金居酒屋のレビュー

あらすじ

枝豆ひとつ、5万円──
その居酒屋は、深夜0時から金貸しになる。
金への欲望と恐怖をリアルに描く闇金小説!

トサン→10日で3割の超暴利! チリも積もれば、限度額。

元ボクサー、キャバクラ嬢、半ぐれ、ヤクザ
金の魔力に取り憑かれたアウトローな連中たち。
返せるあてのない借金を抱え、最後の手段として居酒屋「銭形」を訪れた人々の運命は……
2018年5月26日公開の映画『ゼニガタ』原作小説!

居酒屋経営者の裏の顔は──超暴利な闇金業者。
〈あらすじ〉
錆びついた漁船が停泊するひなびた漁港。
路地裏の一角でひっそり営む居酒屋「銭形〈ゼニガタ〉」。
店主は銭形兄弟の富男(大谷亮平)と静香。
表向きは居酒屋だが、深夜0時から闇金業を始める。
トサン(10日で3割)という違法な高金利で金を貸し、苛烈な取立てで債務者を追い込むのが銭形兄弟のスタイル。
ある日、ボクサー崩れの男・八雲が「銭形」に入れてくれと申し出てくる……。
地方でくすぶるキャバクラ嬢や半ぐれ、ヤクザなど、金の魔力に取り憑かれたアウトローな連中たち。
返せるあてのない借金を抱え、最後の手段として居酒屋「銭形」を訪れた人々の運命を描く“闇金”ピカレスク小説。

主演・大谷亮平『逃げるは恥だが役に立つ』『奪い愛、冬』
映画『ゼニガタ』2018年5月26日(土)全国ロードショー

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Posted by ブクログ

辻森惺、永森裕二『ゼニガタ 深夜0時の闇金居酒屋』竹書房文庫。

ピカレスク映画脚本のノベライズ。

たまに映画のノベライズ小説を読むが、大概の場合はハズレが多いのだが、これは予想に反してなかなか面白い。

地方の寂れた港町の路地裏で、銭形富男と静香の兄弟が切り盛りする居酒屋『銭形』。

この居酒屋には秘密があり、深夜0時からトサンの違法な高金利で営業する闇金業に姿を変えるのだ。金を貸す相手を見極め、徹底的に取り立てる銭形兄弟。そこに元ボクサーの八雲が加わる。

頭脳派の兄・富男と肉体派の弟・静香という設定は、たなか亜希夫の『軍鶏』に登場した『どぶ組』にも似ている。

キャバ嬢に半グレ、ヤクザといったアウトローたちが一時の夢を見るために借金に手を染め、金の魔力に取り憑かれていく。

ところが、この銭形兄弟には意外な裏の姿があり……

本体価格750円(古本375円)
★★★★★

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2022年04月04日

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