宮下裕樹のレビュー一覧
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冷たき希望と烈火の絶望。人類が積み上げてきた力が見せつけられ、それを覆う暴虐性を見せる白皮の戦いが熱く描かれる第4巻でした。王の狂気もフルスロットル。
10蓮隊将の実力。今まで白皮との戦いは劣勢のなかリュウマという光を中心に戦うことがメインでしたが、ここにきて人類の総戦力が描かれました。1人1人がリュウマと遜色ない活躍で人類の敵である白皮をばったばった倒していきます。しかし、リュウマと違う点はすべては夢の都たるミズガルズを守るための動きであること。非道と取れる取捨選択を敢行し、だれかを蹴落としてでも生き残る。救うのではなく、守るためだけの存在がブシドーであることが今回もはっきりと描かれま -
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現代に蔓延る都市伝説をバタバタしながら解決する大島田満子率いる都市伝説研究会の面々。今巻は新キャラと満子と巴の過去も少し明かされたりしました。
貧乳VS巨乳。貧しい者は心も荒むと言わんばかりに満子は今回も宮下先生お得意の万年生理不順っぷりを見せつけます。それに対するはプロモーション抜群、性格も良しと満子の下僕である滝川も認めるヒロイン性を持っているクリスティーヌ春子。やっぱ貧乳と闘うのは巨乳と相場は決まっているんですうん。圧倒的に春子優位ですが、、生理不順キャラは弱みを見せるときは最萌ですから、満子の巴との過去で何があったのか知った時良い赤面顔見せてくれそうで楽しみです。
そこはかと -
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雅号がもたらすのは希望の光だけでなく、業も背負っている。繋いだ先が幸せでない未だ混沌とした世界でも戦い続ける人々を描いた第3巻。
雅号を背負う者が担う重荷。今回リュウマの雅号を受け継いだのは一度力が足らず負けてしまった男。器ではなくてもやり遂げた男がいたからこそ立ち上がったはずなのに、自分は誰かの希望にはなれなかった。リュウマの嫁となる少女に起こされた瞬間感じ取ってしまったんでしょう自分は英雄になれないことを。英雄とはなにか、リュウマの雅号を継ぐ者にかけられた重荷を凡人目線から伝えてくれる彼はこの物語において大変貴重な存在になると思います。最終的に彼がどうなるか非常に楽しみなところです。 -
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一巻でバラバラだった時系列が多少整理された。二巻を読んだら一巻を読みたくなること間違いなし。
内容的にはビッグボス編終了。旧リュウマが新リュウマを育てる展開はアツい。「金剛番長」で金剛が倒れて悪矢七が「僕が金剛番長になる」と言って立ち上がるシーンを見て、「このままマジで悪矢七が金剛番長を襲名したら神漫画だな」と考えたことを思い出した。
今後の展開だけど、「おまえもジンもどき(うろ覚え)」発言から鑑みるに、リュウマが次のリュウマを育成すると同様にジンもジンを育成してるのでは。そして、リュウマはひとりのリュウマを育成し戦うのに対し、ジンは大量の白皮を育成し戦っているところが対称的になっている。